アラ還の愚行記。

KANさんの訃報があった。
KANさんと言えば「愛は勝つ」に尽きるが、自分にもとても愛着のある曲だ。
平成初期、仕事で新潟に常駐していた際、その時によく飲んだIBM社員が「I は勝つ」ともじってカラオケで歌っていたのに共感して覚えた曲である。
詩もメロディーも気に入って、その後も自分のカラオケレパートリーにしたり、たまに思い出すとYouTubeでも拝聴していたこともあり、それを産んだミュージシャンの訃報は残念に思う。
自分より年上だと思っていたが、もしや同期かもということも知りちょっと驚いた。
癌か。まだ寿命には早すぎるし、心身ともに辛かったろうな。

チンペイの訃報から最近まで、自分がよく聞いたミュージシャンのそれが多い。
年代的に必然的なのだろうが、インパクトは大きく、やるせない思いがする。

年を重ねることは、体験も重ねることにも比例する。
人はそんなやるせなさを身近に感じることで、自身の順番に気づき悟るものなのか。
それは逆らえないことだろうから、せいぜい今を楽しんで暮らしていくしかない。