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Author:ゆーと ( Profile )

 ■ 2011/11/29 (火) Sacrifice


彼女は、今日も出社していなかった様子。
アデノウイルスが発症した。それが先々週の火曜日。
一般的な発症期間+大事を取っての隔離期間2日をおいても、
先週の祝日明けには回復してるはず。

先週の金曜日にメールが来た。
親子遠足で近くを通ったよと。
それでも、朝は嘔吐との闘いらしい。

総合的には、人避けの身なのだろうということはわかるが…
一連の事件の最初の出来事。僕の知らないところで何があったのだろう?
発端は、おそらくそこにある。
分け入ったところで、彼女が傷つくだけだろうという以上、手は出せないけど。

待つのか。それとも…
まだ世界の流転は気配すらも見せてはいないが…



12月になろうとしている。
僕は、この季節を独りで歩くべきなのだろう。
杭は、自ら背負わねばならない。そう。ゴルゴタまで。
いずれにせよ。咎は負われねばならないのだから。

迎えに出るよ。街に灯を燈す彼らの訪れを。


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 ■ 2011/11/24 (木) Destruction


職場で来年度以降の話が出た。
僕ともう1人を直接雇用の推薦に上げる予定だと。
社の方針が変わりつつあり、再来年度以降は非常に難しくなる。とも。

僕は困ってる。
現状では、僕が一番残すべきだと考えてる人が残れなくなる。
「それだと、僕自身は降りることも考えています。」
直属の上司にはそう告げた。上司は「それは困る」と言った。
僕が降りるということ。それは、そこを去るということと同義だから。

本来僕が徹底的に手腕を振るう状況にはするべきじゃない。
僕は回らなくなった場を回すために他所で得た武器を振り回しただけだ。
物事が回るよう上と戦ってまで力づくで画を描き通しただけだ。
ここの社風はそうじゃないだろう?

僕がどうするべきなのか。上がどうするのか。答えは闇の中。
外野である僕が残り、ある種生え抜きとなる彼が去るのは僕には良いこととは思えない。



気がつけば、携帯のメール受信画面が彼女ではない女の子のアドレスで埋まってる。
週明けの予定が金曜日でわからず土曜日になると言われ、
半ば冗談で「じゃぁ直接連絡してよ。」と言った。
一旦PCのアドレスを教えるも送りにくいからと携帯の方を要求され、
送ってきたメールはその子個人の携帯から。
「○○さんのメアドゲット〜♪」と返してみたら「毎日メールくださいね」と。
結局、律儀に毎日メール送って、そのままやり取りが続いてる状態で。
来るメールにはいつもハートのデコメが幾つも並んでて。
もっとも、デコメは単にハートが好きなだけなのだろうけど。

彼女の方は、結局祖母がお亡くなりになり、
「四十九日までを今年中にだから週末は法事で埋まるよ」と。
平日僕が早く終る日があるとしても、「私の方が早いし、すぐ家に帰るから」と。
誰かに対する恨み言や棘のある言葉ばかりで、僕はあまり連絡を取らなくなった。
そして僕から連絡しない限り、彼女から連絡は無い。

どうするのが良いのだろう?
彼女が精神的に不安定で、キツイ状況にまだあるのは事実で。
時を待てば元に戻るのだろうか?それとも…
この女の子とは電話で話したことしかない。同僚は会ったことがあるのだけど。
明るく元気なその声に僕は助けられてるけど、
会ったことが無いという事実が現状ではある意味救いでもある。
ただ、来月にその子の会社と一緒に忘年会をするって話もあって…
会って、興味を無くせばそれだけのこと。でも、そうじゃなければ…



「何が、どうなるんだろうね…」
あっちもこっちも。人の心の扱いは、ブリキのきこりには荷が思い。


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ゆーと >直弥さん 考えれば考えるほど答えはでません。 直弥さんには彼女さんとしっかり向き合って仲良く歩んでいってほしいなと。 (11/11/29 00:34)
直弥 ゆーとさん、お疲れ様です。先日はどうもでした。。いや〜よく分かりましたよねwあれから楽楽花さんにはこのサイトで日記を書いてる事は内緒にしてもらってますwまあ、彼女には今更見られたところでジタバタしても仕方ないですからね。ジャックさんのコメントはもりお氏の真似したジョークですよw・・半分ですがw・・ところで内容・・結構、深いですよね。。僕自身も悩んでしまう・・そう簡単に答えが出せないような気がします。 (11/11/24 20:12)


 ■ 2011/11/09 (水) You've Got Mail


携帯に1通のメール。

彼女は、帰りに乗り換え駅でしばらく電話した後、
「もう寝る〜。おやすみ〜。」と電話を切った。
起きてしまってメールしてきたのかなぁ…

送り人は別の人。

「こんばんは。ご無沙汰しております。
 お元気でしょうか。
 私は夏から神奈川に住んでます♪」

友人からのメール。役者を志してる女の子。
オーディションにどうしても不利なので上京すると言ってた。
震災で頓挫してたけど、引っ越したんだな。
頑張ってるのかな?
自主制作レベルとはいえ、映画また1つ決まったって聞いたような気がするけど。

「最近はどんな写真撮ってますか?」

そういえば、今年はお休みってこと言ってなかったんだっけ。
どんな写真 かぁ…
多少撮ってはいるけどね。
でも…

時は流れる。
「あえてテーマ決めて、1つ1つ撮り直していくかな。」
お休みを、ちゃんとお休みに出来るように。
「自分を生きること」もう一度、忘れないように。


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 ■ 2011/11/04 (金) Meaning of "be there"


前の日記の後、彼女と連絡がほとんど取れなくなること2週間。
彼女が身内の色々で、対処に走りまわってたから。
それは"や"な人たちも出てくるお話で…

その間の僕の精神状態と来たら酷いもので。
でも、彼女から電話がかかってきたらそれだけで安定した。
内容は会社の愚痴で、ぎゃーぎゃー言ってたのだけど、それでも。
…どっちが救急箱だか(^^;

身内の問題は片付いた物の職場の問題、子供の学校での問題、
そしてついには彼女の祖母が危篤で…
「呪われてる」と彼女は言う。
悪いことってのは往々にして一気に起きるものだけど、いくらなんでもね…
そして、多少限定的ながら連絡は取れているものの、
僕はまだその問題に関わることは許されていない。

…身内じゃないんだ。仕方ないか…




「早く直接雇用にならないか。」
そういう話を前面に出す奴に対して、大抵「おぃおぃ」と思う。
前面にだして口にする奴ほど、ろくなもんじゃないから。

待遇が悪い。給与が低い。誰だって不満はあるだろう。
でも、考えて見ることも必要だと思う。
自らの、その「場」での存在価値を。
自分がそこに居なくなる事で、彼らはどんな不利益を被るか?
もしくは、自らの手の業は、外で価値のあるものか?
外に流出する可能性とその不利益が認識できれば上もそれなりのモノを用意するだろう。
もしくは、自分のその価値を認識してもらえる場に出ていけば良い。
どちらも無ければ、足元を見られるだけだ。当たり前のこと。
それを望まないからこそ、努力するわけで。

自らを過大評価しないこと。
彼らを見る時に、僕は反面教師としてそれを学ぶ。


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由理 作家のガソリン生活幸太郎からメール待ってる (13/04/02 02:51)
ゆーと >通りすがりさん おひさしぶりです。色々難しいです。ゆっくりと前に進むしかないですね。 通りすがりさんも、ふぁいと! (11/11/09 00:31)
通りすがり うーん…なんてーか、踏み込ませたく無いわけでもなく、見せて嫌われたくないのか、重たくさせたくないのか…そんなかんじじゃ?なんにせよ、ゆーと氏にとって無くてはならない感じだね。うん、いいこっちゃ。    あ、おひさしぶり!ふぁいと! (11/11/05 02:01)


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