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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2009/09/16 (水) 元の会社の仕切るイベント


現在18:09です。

前回の続きで、12日に参加したイベントは企業ブースがたくさん立ち並ぶフェアだった。そこの1ブースの運営をしにいった。



その全体を仕切る代理店が前に勤めていた広告代理店だった。

あまりいい辞め方をしていないため、どうにもバツが悪い。しかも行ってみると、仕切っているのは社長だった。

どう挨拶したらいいのかわからないまま、相手が来たので「今日はお世話になります」と言う。イベント業界は狭いので、だれがどこに行ったとか、すぐにわかる。今の俺の境遇もわかっているはずだ。当然、こっちもその会社がどうなっているかも知っている。

朝の準備はバタついたが、淡々と仕事をこなす。

ブースのパテーションをレンタルした会社。

看板を作った職人。

音響。

すべてが知り合いである。あちこちで挨拶を交わして帰った。


翌13日は、仕事でPRドラマを制作することになり、親戚の家をロケ地に撮影。9時集合。12時解散という3時間たらずの間で、40カット以上を撮影する。演技者は素人ばかり。

こうなると演技どころではなく、ただ早撮りでどんどん撮影する。12時に終わって、カットをチェックしたら1カット取り忘れていて、あわてて撮影。







借りたカメラは民生用で、画素数が少なく、画面が粗い。このPRビデオ、200インチモニターで上映すんだけど・・・・・・。


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 ■ 2009/09/12 (土) 殺意


現在18:48です。

一週間、がっつり働いたのだが進捗状況は芳しくない。なぜかというと指示を出す人の感覚とこっちの感覚が違うからである。仕事の精度が上がらない。


今日は、イベントの現場であった。

ピックアップしてもらうことになっていて、ある山の登山口の駐車場が無料なので、そこを集合地点にした。

おとといから風邪をひいていて昨日は早くに寝た。首にタオルを巻いて。

そしたら今朝は具合がいい。早くに目が覚めたせいもあり、早くにその駐車場へ行く。





来ない。約束の時間になっても。

どうしたもんかと車で待つ。



目の前を、市長が歩いていた。彼は、その山に登るのが日課だったことを思い出した。



災害のことを思いだす。前に、誰かが彼につかみかかったという事件があったそうなんだが、その人が目の前を歩いている。

カッとなった。

市の対応は初動からなっちゃなかった。相談に行ってもダメだった。

そのことが思い出された。

周りには誰もいない。

ちょっと殺意を覚えたことを告白する。


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 ■ 2009/09/08 (火) 酸素カプセルその後


現在18:45です。

日曜日に予約して酸素カプセルに入る。加圧していく10分間で猛烈に、右目の奥が痛くなってきた。なぜだと泣きながら、残り70分を過ごし、減圧する10分間は寝ていた。

体の隅々に酸素がいきわたっているはずだ。

そうして、月曜日。つまり昨日は、吐き気がずっとしていた。職場で隠れて吐いた。日曜の夜に飲酒したが、その吐き気は二日酔いのソレではない感じだった。

どうにも具合が悪いので夜のラジオ勤務は休ませてもらった。

体の隅々に酸素がいきわたって、疲労回復、集中力アップであるはずなのだが、体調が悪くなるってどういうことなんだ?

酸素の残留は72時間だと言っていた。水曜日までは集中力アップのはずだが・・・。


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 ■ 2009/09/05 (土) 健忘症?


現在9:01です。

被災してこっち、物忘れが激しくなったようで、何回も家人に同じ質問をしているようだ。それは、災害補助金の申請のことだったり、その日のスケジュールといったもの。そして職場でも、同様に同じことを言ったりしているらしい。

こりゃいかんと、この日曜日は、半額キャンペーンの酸素カプセルというのを体験してみようと思う。90分で3500円だそうだ。


この週末のイベントが主催者の都合でキャンセルされ、のべ8人のスタッフにその連絡をする。せっかく早くからスケジュールをあけてもらっていて、こういうのは双方困るのである。

ただ、このスタッフのなかに1名、一般電話でしか連絡が取れない人がいて、これまた何回電話しても出ない。

どうするか?

当日の朝に現場に張り込んで、来るのを待つか?

しかたない。ラジオのスタジオにゼンリンの地図があったので、家の所在を調べ、21時にラジオが終わってからその家に行く。何回も迷ってようやく着いた。それで、チャイムを鳴らし、出てきた母親と思しき女性に伝えた。

なんだかストーカーじみていて嫌な気分になった。


市役所から電話があって、救援物資が余っているからいるかと言われた。うちは避難民だから、だ。ありがたく頂戴することにした。


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腐敗官僚 酸素カプセル。それは通称ベッカムカプセルとかいわれているやつですね。90分1万円位が相場と思っていたんですが、7000円でも激安ですよ。しかも半額の3500円ですか?運動機能の向上と疲労回復の効果があります。 (09/09/05 19:12)


 ■ 2009/08/29 (土) 期日前投票と市役所


現在19:07です。

今朝は、日曜日のイベントのための準備で車に音響機材や、テレビを積載した。テレビは、42インチのビエラ。被災して、事務所へ避難させていたものだ。これは1人では運べないので、弟を呼んで手伝ってもらう。昼時だったので、食事に行ったのだが、新しくできたラーメン屋は美味しくなかった・・・。

事務所でいろいろ売り上げをまとめたり、上司からの課題をやっつけて、帰宅。

話は前後するが、午前中に期日前投票に行った。結構混んでいた。

最高裁判所の判事の弾劾というのが分からない。この判事は、どういう裁判に関わってどういう判決を出したのかという実績がないため、書き様がない。

今週は妻が市役所で、補助金などの申請をしに行ったようで、市役所の対応は悪くなかったといっていた。お見舞いを言い、説明して、指導をしてくれたらしい。ついでに、全国から寄せられた救援物資まで貰ってきた。カップラーメンとかレトルト食品などである。こういう「借り」を市はどうやって返していくのか気になった。

市の運営していた墓地が土砂崩れにあって、墓石は埋まるわ、お骨は混ざるわで問題になっている。市の修復計画説明会が開かれたが、工事計画のみの説明で、心のケアがなく、紛糾。しまいに泣き出す人も出た。市長が来る予定だったが、来なかったのも、被災者を逆なででした。

 俺は、この町に失望しかけている。


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サイコロ ○府市は、大変ですね・・・ (09/08/30 00:11)


 ■ 2009/08/28 (金) 父親の命日


現在23:24です。

今日は父親の命日だった。

彼は52歳で亡くなった。当時、俺は17歳の若造だった。

当時は、52歳という年齢が想像つかなくて天寿かと思っていたが、40前の今では、早いことが分かってきた。

粛々と仕事をして、21時過ぎに帰宅した。

俺は親父と「対決」する前に、親父を亡くし、甘えた人生を送ってきたのかもしれないと思っている。


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内容

サイコロ 対決ですか・・・どんなところで自分は、父親を超えたかなぁ〜 (09/08/29 01:18)


 ■ 2009/08/24 (月) 二次災害


現在18:49です。

二次災害について書きます。

この場合の二次災害とは、心理的なダメージです。

災害から1ヶ月も経過するとだんだんと人の心も落ち着いてきます。それ以上に、災害にあってない人には「思い出」になってきます。

そんななかで、知り合いや親戚から「もう帰れるだろう」とか「預けた荷物を早く引き取れ」などの声が出てきました。うちではありませんが、いつまでもボランティアに甘えるなという声もありそうです。

当事者は、荷物の整理などがまだ大変で少しづつ整理しているのだが、昨日、兄にそういうことを言われ、へこんだ。

これをまた妻に言ったりすると、彼女がへこむ。

親戚が多いということは支援してくれる人も多いのだが、時として、アドバイスのつもりで口を出してくる。他人ならなおさら、悪意がなくても、相手を傷つけるようなことを言ってしまうことがある。

災害にあったのはなんかバチが当たったんじゃないの?

なんであんなとこに家を買ったの?

また台風で大変じゃないの?

引っ越したらどうなの?

そういうことを言われるたび、心がざわつくのである。


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 ■ 2009/08/23 (日) 現場で汗だく


現在6:45です。

先週は時間のあるときに市役所へ行き被災証明を取り直した。役所で働く同級生にあったのだが、「え〜、おまえんとこも大変だったのか?」と明るく言われ、ちょっと腹が立った。そして、被災証明を取り直す窓口でも段取りが悪くてイライラ。住民票を取らねばならなかったので、その窓口に行ったら、そこにも同級生がいて「大変だったね」と労われた。

ついでに、相談窓口があったので、うちの上の土地の土砂排出について相談する。あくまでも、民地のことは所有者でというのが市のスタンスであり、それは分かったから、やらない所有者には指導・勧告などをしてくれないかと言った。うちの裏は山なので、住んでいる人がいない。直接的に影響がない場合は所有者は排出に積極的でないケースもあるのである。

でも、それも出来ないという。

ということは、今後の台風などで、その土砂がうちに流入したら。死人がでたらどうしてくれんだと話すが、押し問答。「忍者さんの言うことは分かりますが市はなにもできないんです」と言われた。悔しいったらありゃしなかった。

仕事の方は、休んだ分のツケが回ってきて、とても気ぜわしい。勤めのほうもだが、自営のイベントの仕事もキュウキュウになってきて気ばかり焦る。

昨日は、支援をしてくれた師匠が関東から来て、被災した家を視察にきたのだが、イベントの現場で行くことが出来ず、妻子が対応した。問題は、塀をついても、後ろの土砂の流入の懸念であった。師匠は、建設のプロなのでそのへんをシビアに指摘して帰っていった様子。金のことは心配するなと言ってくれたが、それがまた心理的に負担になる。


こっちは、市のボランティアセンターにもなっている公会堂で、汗だくになってイベントの運営をした。この会場がボランティアセンターにもなっているなんて知らなかった。敷地内の広場にはテント村が出来て沢山の人がいた。一輪車やスコップがいっぱいあった。レンタカーのバスで現場へ散るボランティアのみなさん。ありがたい気持ちと、「ボランティアで災害対応」する行政の姿勢に腹が立って仕方なかった。市長、県知事と公会堂でのイベントにやってきたが、えらく多くの取り巻きに囲まれた「政治家」たちは、ボランティアセンターに顔を出したんだろうか? 

16時に現場がはねて、帰宅し、風呂に入って少し寝て、娘の幼稚園の夏祭りに行く。楽しそうな笑顔の花が咲く園庭で平和を少し考えて、トリの花火大会の前に帰宅して、酒を舐めて寝た。

妻はPTSDになった。週末に娘とポケモンを見に行ったのだが、劇中で激流などが出てくると胸が苦しくなるという。大量の水とかが怖くなったらしい。俺も10年来のPTSD患者(交通事故が原因)で、夫婦ともども精神安定剤のお世話になることになった。


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 ■ 2009/08/19 (水) 災害と雇用


現在8:24です。

選挙が始まって毎日メディアは賑やか。災害時の各党の対応を考えると、結局、地元の古株議員は秘書と細君が視察に来たが、なにもしてくれなかった。ほかの党は、ボランティアを組織して手伝ってくれた。どぶ板だろうが何だろうが、結局は、そういうことが大きなポイントになっている。自分の中では。

災害時に、国会、県、市の議員がなにをしたのかがさっぱり見えてこない。県外議員も視察にきたっけ。でも、来ただけという印象。

話変わって

災害で、この町は土木バブルになるのは必至だろう。

そんな今、なぜ、派遣切りの時のように、行政は期間限定でも雇用を起こさないのかが不思議だ。ボランティアさんが毎日、たくさん働いているが、有効求人倍率も低い現在、そういう措置を取れば市の経済も活性化されると思う。ボランティアとの共存をどうするかがあるだろうが、夏休みの終わる9月以降は人手不足になりそうだし、山の滑落などの後始末も残っている。まわりまわって土木会社の求人が増えるのかもしれないが、そういう予算の使い方だってあろうに、と思う。

市に昨日電話して、うちの被害レベルはどうなのかを聞いた。被害レベルによって保険金が変わってくるからだ。そうしたら大規模半壊となっていた。全壊のひとつ下のレベルだった。

こうなると保険金が上乗せになり、修復費のめどが立つ。

これも運が良いと考えたい。


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 ■ 2009/08/15 (土) 粛々と


現在11:27です。

夏休みを終えて職場に復帰する。いろいろ仕事が溜まっているので大変である。仕事の全体像が分からないまま仕事しているから余計に始末が悪い。

イベント屋としてお盆は忙しい時期であるはずだが、暇である。

週末はラジオ勤務して、今日は子守をしている。妻は仕事に行った。

ストレス係数というのがあって、アメリカ人が考えたもの。配偶者の死が満点の100としていろんな出来事で被るストレスが数値化されている。

今回の被災がどれだけのストレス係数だったのか分からない。結構なストレスになったはずだが、家が修復されていく今ではそれも薄らいだ気がする。

しかし、時々、ものすごく捨て鉢になりそうになる。ヤケになりたいという気持ちが沸き起こる。仕事も家庭生活も全部止めてしまいたい、と。

こんな気持ちは被災前にはなかった感情である。


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