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雑談 BAR真夜中の扉・夜間飛行。孤独な貴方へ。2
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BAR真夜中の扉・夜間飛行。孤独な貴方へ。
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投稿者 : 黒岩 涙香 日時 : 20/02/16 11:41

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PART 2
no.100 記入なし (20/05/26 20:40)

(ウィーンには)モーツァルトとベートーベンが一緒に来たカフェがあるので 
すが、彼らがそこで何を話したのかは、わからない。でも、何を飲んだかは、 
わかります。出てくるものが昔と同じなのだから
no.101 記入なし (20/05/26 23:13)

そろそろ夜も真ん中の一番いい頃になるね 
無理にはしゃぐこともないけど 
外を誰にも見られずに歩き回ろうか 
横に歩いたら後ろに二歩 
そのまま一回ターン 
腕を左右に振りながらスキップしよう 
無理にはしゃぐことはないけど 
このまま 
夜のまま踊りながら誰もいない月の下歩き回ろうか
no.102 記入なし (20/05/26 23:13)

今 ここに 

不吉な花が 
咲いているのですね 

大切なことは、その花が哲学の水で咲いているということです。 

漱石は文学の奥義を(silentを聞くこと)と言った。 
「silentを聞く者は50年に一人か、100年に一人である」と、 
コンクールのように選別されるのではなく、ダビンチ・コードみたいに捜す 
ものでもない。
no.103 記入なし (20/05/26 23:14)

あなたになら 私の場所 教えてあげてもいいでしょう 
それでも 神聖な場所 誰にも見られたくない 

見られてるかもしれない恐怖感 
私しか知らない安堵感 
夢にもでてこない独占度 
私だけの優越感
no.104 記入なし (20/05/26 23:15)

炭酸入りの 
レモンティー 
一口飲んで 
煙草に火を付けた

僕らは気づかずに 同じ夢を見た 
終わりのある恋を キミとはしゃいでた 

そして目を開ければ 僕は僕といた

酔いに任せ たどり着いた場所は 
とても不確かな場所 

それでも良い。
no.105 記入なし (20/05/27 17:21)

もうよそう と 
ぼくは煙草の灰を落とし立ちあがった 
時計台の針がコチコチ動く 
時間は11時47分 
ぼくはなんだか哀しくなって 
ふと 
世界を見下ろした 
見下ろすと 
くっきりと輪郭をもった放射線状の影たちが 
ほの明るい洋灯に伸ばされて 
地べたに飴のような幾何学的模様を描いていた 
昼間つけられた無数の足あとの湯気の上に 

美しかった。
no.106 記入なし (20/05/27 17:27)

水仙の香り 
青い夜をぼかす 
白濁した視界が 
霞む 

カーテンは 
月のインクで黄色く塗れて 
ほんのりと輝く 
夢見がちなボクは 
現実を見失い 
ヨルに浮かんだ

真夜中 の 
テレビを消した瞬間 の 
妙な静けさ が 
独りきりを 思い出させる から
no.107 記入なし (20/05/29 22:49)

「展覧会の絵」 
当時好きだった子が、音楽室で放課後に弾いてくれたんだな。 
クラシックはほとんど知らないけど、この1曲だけは覚えてる。
no.108 記入なし (20/05/29 22:50)

時間はちっとも待ってくれなくて 
皆 皆消えて行った 
蹴散らして進むか偽って進むか・・・ 
どちらも私にはむかないと諦め目を閉じる 

時間よ止まってくれ 
私に休みをください

死の予感は 
死、そのものより怖い

誰も居ない部屋で静かに泣いて 
誰も居ない部屋で虚しく笑う 

誰もが私をおいてゆく 

誰も居ない部屋で目覚め 
誰も居ない部屋で眠りに落ちる
no.109 記入なし (20/05/29 22:57)

あたしは所詮その程度 
あなたの心までは入れない 

夢を見るのもダルいから幽霊少女になってやった

ナルシズムに囲まれた自分に吐き気がします 
どうしてあたしは他人に迷惑を掛けてばかりなのでしょう? 
どうして何も出来ず見てる事しか出来ないのでしょう?

 人を好きになることと 
死を求めることは似てるよね 

越えられない壁 交じり合えない何か 
それに耐えられないからなのか
no.110 記入なし (20/05/29 23:01)

僕らが駆け抜けた道は 
振り返れば凄く遠い 
酒もタバコも知らなかった時代 
 
もう戻ることのできない道だが 
たまには振り返らせて欲しい
no.111 記入なし (20/05/30 15:49)

アールグレイとは、紅茶の茶葉にベルガモット(地中海産の柑橘類)で香り付け 
したものを言い、ベースとなる茶葉によって様々な香りとなります。 

典型的なアールグレイ(トワイニング等)は、主にキーマン紅茶をベースにするこ 
とが多く、独特の薫製香を伴うことが多いです。 
ただ、レピシエやリーフルの様にダージリンに香り付けした紅茶も数多く出回って 
いて、こちらは華やかで甘い香りを伴うことが多いですね。
no.112 記入なし (20/05/30 15:54)

ある日  
灰色の街に 
地雷が仕掛けられ 
それを踏んだ人間の血で 
通りは赤く染まった 
その様子は実況中継され 
テレビの前で僕は 
ポップコーンをかじっている
no.113 記入なし (20/05/30 16:02)

地球という広大なベットの上に横たわり 
魂は西への旅を始めるね 

顔も合わせた事はないけれど 
僕達は確かに時間の中で一緒に歩いた 

君は僕達より早足になって 
僕達は置いてけぼりになってしまったよ 

僕達は今まで通りの早さで 
君の背中を見ながら歩いていくとするよ 

さようなら 
僕達もいつか君に追いつくだろう 
それまで 
さよなら
no.114 記入なし (20/05/30 16:03)

眠りをも妨げる 怠惰を飼いならす 
僕は 季節の移ろいを確信するように嫌悪する 

無知であることは決して無垢である事にはならない と 

あの友人達の間に どうしようもない感情と争いが芽吹くのを 
予感しながら 言葉にできずただ眺めている 

そう いつでもそうだ 
僕はもう桑の葉を棄ててエデンで踊ることはできない 
蛇のように黙して 
彼らをじっと見つめるだけ
no.115 記入なし (20/05/30 16:10)

秒針と向かい合わせでみつめあう 
いっそ時が止まればいいと何度思ったのだろう 
夜明けが来ることへの恐れ 
また今日が死に、明日が始まる 
転生の痛みか現実から逃れる後ろめたさか 
胸が締め付けられて眠れない 

でもなんとなく感じるこの穏やかさは何なのか 
何かを失った夜も 
何かに裏切られた夜も 
夜の闇はただ優しく包んでくれた 
月の光は静かに道を照らしてくれた 

たとえ眠れない夜だとしても 
たとえ免れない真実だとしても 
たとえ陽の光がまぶしすぎるとしても 
一日の終わりはきっと優しく迎えてくれる 

夜を愛せ
no.116 記入なし (20/05/30 16:11)

「私も人生の中で分かれ道に差し掛かったことがある。 
 私はいつも知っていた、どっちが正しい道かとね。 
 例外は一度もない。私は知っていた。でも一度も選ばなかった。 
 なぜか分かるかい? 
 そっちはとんでもなく厳しい道だったからさ」
no.117 記入なし (20/05/31 22:37)

涙も流せずに、優しい気持ちになることも出来ずに、 
ただ流れるだけの水に囲まれながら 
何を支えに流れに抗えるのでしょうか。 

冷たい流れる水を体に受けながら 
凍えていき、傷ついてゆく。 

流された先にあるのは 
移ろい変わり行く景色 
外国を巡る大きな海流。 
暖かな世界。
no.118 記入なし (20/05/31 22:56)

眠れずに居て 眠っていない人のいない世界で寂しい思いをするのは 
世間という名の檻にいて外の音をうらめしそうに聴いている様で 
悲しみは私から生まれ 私の中に消化されていく味わいのようなもの
no.119 記入なし (20/05/31 22:58)

夜は空を越えて 
変なところにいる 
どこか高い話 

透明な孤独をまとう 
その目は深い緑色 

僕らは似ているせいか 
いつも沈黙の奪い合い
no.120 記入なし (20/05/31 22:59)

私は貴女たちは星になったと信じているから 
流星群の流れ星をみては貴女かと確認するでしょう 
私のもとへ来てくれるのかと落ちつかないでしょう 
流れ星を数えては貴女たちとの想い出を数えては 
想い出の数だけ涙を流すのでしょう
no.121 記入なし (20/05/31 23:00)

全てを幻想の中へ閉じ込めたい 
わたしがそれを望むなら 
世界がそれを許して欲しい 
わたしはエゴイストだから 
わたしは私自身の存在しか確認できないから 
せめてわたしにだけは優しい世界であれ
no.122 記入なし (20/05/31 23:02)

夜間飛行
1933年、ジャック・ゲランによって生まれた名香「夜間飛行」。サン·テグジュベペリの小説『夜間飛行』から創作された、多彩な表情を見せる香り。リスクを恐れない、大胆で魅感的な女性へ捧げられる香り。
no.123 記入なし (20/05/31 23:17)

彼女が何処へ行っても、 
時間は過ぎ、沢山の楽しみを取り去ってしまうでしょう。 
彼女が何処へ行っても、 
家には誰も帰ってこないでしょう。 

夢はないの? 許しは得られないの? 
愛はないの? 答は何処? 
彼女は過去を振り返ります。 

彼女が何処へ行っても、 
誰も彼女が泣いていることに気がつかないでしょう。 
彼女が何処へ行っても、 
誰も彼女の心へは入ってこないでしょう。 

呼び声はないのね、許しはないのね。 
家なんて何処にもないのね。それが答ね。 
そして彼女は自分の行いを正したいと思ったのです。 

家を失くした彼女は悲しみました。 
彼女は家を失いました。 
しかし、彼女はこんな場所に今生きています。 
もう、誰かの助けなど必要とせず、 
彼女は独りでそこに立ち続けるでしょう。
no.124 記入なし (20/06/02 13:52)

このお話は 
まだ始まったばかりです 
「つまらない」と 
途中で投げ出さないで 
自分の物語を 
最後まで読んでみよう 
誰にでも 
最終回は 
やってくるのだから
no.125 記入なし (20/06/06 00:42)

月のいと明きに、川を渡れば、牛の歩むままに、水晶などの割れたるやうに、 
水の散りたるこそ、をかしけれ。
no.126 記入なし (20/06/06 09:57)

喫茶店のようにも見える 
虚ろな建物の 
半透明のアクリル板で作られた 
オレンジ色のドアを開ける 

顆粒状のインスタント珈琲を 
お湯に溶かして飲む白衣を着た何か理系の 
研究者らしき人々が椅子に座り 
楕円形のテーブルを囲んでいる 

「日本を代表する知的エリートを自認するのなら 
論文データの捏造などは行わないでほしいものだ」 

と喫茶店のマスターを装ったお父さんが 
聞こえよがしに嫌味をつぶやく 
研究者たちが今座っている椅子すらも 
誠実な言葉たちが 
日曜大工でこつこつと創作したものなのだ 

晴れ時々曇り 
それでも世界を描写しようと 
頑張っているのは滑稽だ 
半透明のオレンジ色のドアを開けて 
シリア難民が300人ほど入ってくる 
コーヒーカップが驚いて割れ 
生まれ損ないの言葉がそこかしこに飛び散った 
フロアの片隅には 
昔懐かしいインベーダーゲーム機の残骸
no.127 記入なし (20/06/07 09:33)

わたしが降りる 
階段のその先に  
もう一人の わたしがいる 
その わたしが降りなければ 
この わたしが 階段を降りられない 
こんな所で 
ぐずぐずしている時間は無い 
何故なら 
後ろには  
もう一人の わたしが 迫って来ている
no.128 記入なし (20/06/07 09:35)

人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。ただ、それだけの理由なのだ。
(ドストエフスキー)

人生は旅行であって、死はその終点である。(ドライデン)

いつまでも続く不幸というものはない。じっと我慢するか、勇気を出して追い払うかのいずれかである。(ロマン・ロラン)
no.129 記入なし (20/06/07 09:41)

絶望してた時間の方が 
私の人生には多かった 
だから呼吸をするみたいに 
それが当然であるかの様に 
苦痛を受け入れ苦痛と寄り添う 
慣れてしまえば何でもないさ 
叶わない愛に嘆く事もない 
あらゆる痛みを毒に変換し 
やがてこの身を守る盾にする 
生まれた時からずっとそう
no.130 記入なし (20/06/07 09:45)

2年前は彼女に会いに行かなかった 
エレベータで彼に会わせてあげますと 
いつもあの人がいった 
言われるままに部屋にいった 
彼のようにパソコンの前に座り 
彼のように珈琲をいれてくれた人は 
彼じゃなかった 
2年後、動揺せずにやり過ごすように言われたけど無理だった、
でも、おかげさまで事故はおこらなかった 
彼は遊んでるだけ、傷ついていない、 
あなたのほうが酷いめにあってるとも言った 
遊びで何度も死にかけたなんてまぬけすぎる
no.131 記入なし (20/06/07 09:46)

線が引いてあって 
その線から向こうは違う世界 
大人になるそれは 
そういう線を引いてしまう 
そういう事かも知れない 
不愉快の無い内側 
不可解だらけの外側 
線の向こうへ棄てる 
欲しい人が買うだろう 
自分も含めて
no.132 記入なし (20/06/07 09:47)

居場所があって 
小さい手を守ってくれるなら 
帰りたいわ 
帰る場所がないなら 
せめて鍵がほしいわ 
生きる力をもつために
no.133 記入なし (20/06/07 09:48)

僕は「死」について考えるのが好きだ 

だったらさっさと死ねば?って言われる事もある 
だけどそうもいかないんだよね 
だって死んじゃったらもう「死」について考えられなくなっちゃうでしょ 
だから僕はとにかく今日も生きながら「死」についての妄想をめぐらせる 

これは生きている僕らだけの特権だ 
この権利は死んでも死人には渡せない 
だけど死んだら僕が死人になるんだよな 
だからやっぱり僕はまだ死にたくない 

でもいつかは死ぬんだよな 
僕も君も間違いなくいつかは 
ここからいなくなる 
完全に
no.134 記入なし (20/06/07 10:18)

僕らは綺麗な円を描く為 
幾度となく円を書き続ける 
消えて無くなる前に一度だけ書ける 
綺麗な円を思い描いて
no.135 記入なし (20/06/07 10:24)

人は誰しも未完成だ 

それを補えるかもしれないのが 

結婚という名の可能性の芸術なのさ
no.136 記入なし (20/06/07 10:25)

直線の輝きは何も恐れないことだ 
曲線の美しさは全ての理を理解しているからだ 
我々はこの二つのどちらにも属さない 
いわば、歪な線でしかない 
人は
no.137 記入なし (20/06/07 10:26)

全てのことが済んで 
全てが終わったら永遠に横になりましょう 
君が世界を食べてしまったら 
私は何処にいればいいのでしょう 
私の望みは世界中の感情にもぐりこみ永遠に眠り続けること 
深い深いイドの海でたゆたい続け 
誰からも忘れ去られること
no.138 記入なし (20/06/07 10:33)

人間が何かを知ることが 
人間の生きる意味かも知れない 

人生で後悔を築きながら 
人は 
人間が生きる意味の答えに近づいて行く
no.139 記入なし (20/06/07 10:33)

ベッドにもたれて、 
深夜の映画を 
つけたまま眠る君も 
友達のことで 
むきになるクセも 
今は見えないけど
no.140 記入なし (20/06/07 10:34)

神聖なものだったなんて言うつもりはないよ。 
ただ人を好きになれたのは初めてだったし、嬉しかった。 

お互いに馬鹿だったと、思っても良いよね。 
過去として整理がついたんだ。 

残念なのはもう話せないってことなんだ。 
それは約束だから。 
でも、話せたところでなかなか上手くはね・・・。 

いつかどこかであなたのすがたをみたい。 
またね。
no.141 記入なし (20/06/07 10:34)

断末魔を上げて、死神に抱き付いた「死」。 
死神を自ら抱き寄せた「死」、 
突発事故や混乱の果てに、気がついたら、 
死神に優しく見守れていた「死」 
家族や、友が集まり、周りを囲む顔ぶれが、 
涙ぐむのを満足に、最後の言葉を言い終わる。 
「終わった」と気が抜けて微笑むと、 
脇にいた死神が、「ご苦労様ね」と笑う。そんな「死」
no.142 記入なし (20/06/07 10:36)

花束のような愛では僕には重すぎます、一輪の花を愛として僕に下さい。
no.143 記入なし (20/06/07 10:39)

早く起きた今朝は薄曇りの涼しい朝だったが
行きつけの喫茶店がまだ開いていなかったので
近くのリバーサイドホテルの7Fのスカイレストランで
一人っきりの朝食をとる
食事を終えて1Fに降りると、
ラウンジでは結婚披露宴の受付が始まっていて
正装をした老若男女が人だかりをしていた
no.144 記入なし (20/06/07 10:40)

最終便のフェリーの客室と乗客。広い客室内で、まばらな乗客がポツン‥ポツン‥と 
距離を置き、誰もが皆一人きりで座っている。何も見えない暗い 
窓の外に目をやる青年。俯いた姿勢で小さな荷物を抱える老女。 
文庫本を読み進める妙齢の女性。腕を組み壁にもたれて眠る 
疲れた様子の中年男性。せわしなく携帯メールを打ち続ける 
若い男女。それぞれ誰も皆一人きり。私も一人。波の音しか 
聞こえない部屋。
no.145 記入なし (20/06/07 10:41)

ティータイム 

紅茶に入れる砂糖の量を気にしながら 
ケーキ食べ放題。 


これを乙女心といいます。
no.146 記入なし (20/06/07 10:44)

真っ黒なウェディングドレスを着た片目の女の子 
お安い紳士から贈られた薔薇の花束を地面に叩き付けて笑い出した 
鉛のような灰色をした渦から水が流れ落ちた 
それは貴族様的な激情に操られているからじゃない 
庶民様的な絶望に身悶えているからじゃない 
かと言って 判官様的な批判を愉しんでいる訳でもない 
その雪の様に 今にも溶け失せてしまうほどに白い腕 
思い込みで守られた暖かさの中で眠る兎のヌイグルミ 
お友達を無くしたくないだけ  
この夜空に身を任せていたいだけ 
でも 足長小父様達は相変わらず夢想と破壊願望で女の子を飾り立てている 
女の子は黙り込むことで大人の嘘と己の欲望を肯定する 
そして 何時まで経っても子猫のまま約束の王子様を待つ 
一人きり 独り切り―――星の光だけは愛してくれると信じたままの白雪姫 
眠ったままの兎の横に毒リンゴが置いてあった 
・・・朝が来ることは必然性か有触れた夜伽話か?
no.147 記入なし (20/06/07 10:45)

涙も流せずに、優しい気持ちになることも出来ずに、 
ただ流れるだけの水に囲まれながら 
何を支えに流れに抗えるのでしょうか。 

冷たい流れる水を体に受けながら 
凍えていき、傷ついてゆく。 

流された先にあるのは 
移ろい変わり行く景色 
外国を巡る大きな海流。 
暖かな世界。
no.148 記入なし (20/06/07 10:46)

歪み始めた表情で流れ続ける血の味を確かめたならあたしは走る 
傷を癒してもらうため 
悶える奇声は空気を切り裂く 

向かう先はただひとつ 
過ぎる場所はひとつだけ 

流れ続ける 

誰もそんな気持ちはなく 
だからどうせ 
ゆったりとしたようなそんな 
闇の中でおちていくの 
みんなきらい
no.149 記入なし (20/06/07 10:47)

誰も観たことのない 
せつなくて哀しくて 
泣きたくなるような美しい映画を俺はしっている 

美しすぎて 
この地上のスクリーンでは上映不可能なのだ 

さりげない日々のさりげないひとときに 
美しい映画のテーマ音楽が流れ画像が浮かぶ 

ふっと消えていくけれど 
確かにその映画はあるんだ
no.150 記入なし (20/06/07 10:48)

ひんやりと 
窓から入り込む風は 
真夏のオーロラのよう 

なんだか心地よくて 
きみに癒されるようだ
no.151 記入なし (20/06/07 10:49)

理由もなく 
少しだけ 
切なくなるこの季節が 
好き 

一人きりの 
寂しさを 
ロマンチックに彩るから 
大好き
no.152 記入なし (20/06/07 10:50)

取っ手のついたうつわの中に 
黒い液体 
朝に残された 
わずかな夜 
夜の残り香がかおる 

絶望的に明るい朝
no.153 記入なし (20/06/07 10:51)

月を飼うのと真夜中に 
水槽を持ち出して窓辺に置いた 
いとも簡単に捕獲された 
小ぶりな月が水面に浮かぶ 

飽きもせずに触れもせずに君は眺めていた 

東から漕ぎ出した舟は 
やさしい夜風を受けて 
西へ行く遥かな時間を 
たゆたう想いを乗せて 

大事にしてねと月を残し 
別れを告げずに君はどこへ 
月と僕とがふたりきり 
朝陽がさしたら ひとりきりで 
君とならば行けると思っていた暗雲の先 
朝が嫌い 君が言ってた 
全てを白々と見せる 
はじらう夜 ウソも傷みも 
綺麗に隠してくれる 
窓の外に水を捨てた 月を空にかえした 

東から漕ぎ出した舟は 
やさしい夜風を受けて 
西へ行く遥かな時間を 
たゆたう想いを乗せて 
恋人よ 最後の恋人 
その舟にちゃんと乗れたかい 
恋人よ 僕も向かおう 
歩くスピードで近づこう
no.154 記入なし (20/06/07 10:54)

君に恋して早2年 
いまだに思いを打ち明けず 
夜の静かな海岸で 
君のことを思いながら 
夜が明けるまで星を見る
no.155 記入なし (20/06/07 20:25)

世界の果てだと思ったら 
食卓の上でワインのビンが倒れて 
滝となって流れるワインの海に死んだように 
たゆたっていた そんな旅も悪くない
no.156 記入なし (20/06/10 18:52)

薄っぺらい偶像と、十字架を背負う。 
これは私では無い。 
数字が重なる時、あなたは交流を断たれる。 
犯罪の真実とは何か。 
水に浮かんだ死体だけが物語る物では無い。 
全てが全てである。 
待ち続けて、眠り。 
誰もが涙を零す。 
自然とは、言葉なのだ。 

行進曲が流れる中で、リストにチェックしていく。 
生きていて、与えられ、激しい情熱に恋い焦がれるが、食卓の上の一切れのパンが、どれにも増して、尊いものだと気づく。 
光と自我に照らし合わされ、心は砕かれる。 
君は幽霊のようだ。 
それとも、死の呪いであるか。 
男たちよ。我が名を覚えているか。 
偉大なる決別だ。
no.157 記入なし (20/06/13 11:06)

カムチャッカの若者がキリンの夢を見ているとき  
メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている

もっと綺麗でまっさらな場所で生きたい 
しがらみの多すぎる灰色の世界で少年は想った 

夜は極彩色の熱帯魚が宙をひしめきあって泳いでいるらしいのだが 
まだ幼い少年は両親の手で慎重に目隠しを施され 夜は鉄壁の内で過ごしていた 
灰色の学校の友達のなかには 
それは魅力的に少年の知らない色彩の世界を語る者もいたが しばらくすると姿を見せなくなり 
疲れた表情(かお)の教師は決して行方を語らなかった 

灰色の世界は清潔だ 
何が汚れているということなのか理解できない程だった  
親や教師が何かを隠しているのは明らかだったが 
皆が口をそろえて言う“ケガラワシイコト”への怖れが少年にはあり 
周りの子供たちも“ケガラワシイコト”を想像して〜ごっこ遊びをしている程度だった 

少年は想う 
もっと綺麗でまっさらな場所で生きたい 
もしかしたら其処は“ケガラワシイ”世界かもしれないけれど 
鉄の壁も 疲れた教師も いつでも同じ事しか言ってくれない親も 
タダシクテキレイなのかもしれないけれど 僕にとっては窮屈だ
no.158 記入なし (20/06/13 11:17)

アタシはマリアージュの「マルコポーロ」が好きだわ 
母親がマリアージュ好きで、よく送ってきてくれるの 
ステキな香りよ 
ストレートでもイイし、ミルクを入れてもイイ感じだわ 
ティーバッグもガーゼ製でオシャレよ 
季節限定で「フォール・イン・ラブ」っていう甘いフレーバーも美味しかったわ 
あと緑茶に桜の香りを混ぜた「SAKURA」ってのも面白かったわね
no.159 記入なし (20/06/13 13:03)

みんなに気に入られようと無理をしている少年 
一生懸命頑張っているけど成功している様には思えない 

その彼のために変わろうとしている少女 
頑張って好みに近付こうとしているけど私から見たら完全な失敗ね 

自分は自分でしょ? 
変わろうなんてしないで 
自分を否定しないで 
後悔はしたくないでしょ? 

数年後鏡を見て驚くわよ 
時が経った今のあなたは昔と比べると全くの別人 
あなたはそうなりたい? 

だから私は言ってるの 
自分を強く持ってと 
だから私は言ってるの 
世間は甘くないと 

人生では落ち込む事もある 
不安に押し潰されて自分を見失ってしまう 
その時は這い上がるしかないの 

結局みんな独りなの 
誰もあなたに手を差しのべたりはしない 
だから自分で道を拓く強さを持って 
あなたなら出来るから
no.160 記入なし (20/06/13 13:04)

彼女が何処へ行っても、 
時間は過ぎ、沢山の楽しみを取り去ってしまうでしょう。 
彼女が何処へ行っても、 
家には誰も帰ってこないでしょう。 

夢はないの? 許しは得られないの? 
愛はないの? 答は何処? 
彼女は過去を振り返ります。 

彼女が何処へ行っても、 
誰も彼女が泣いていることに気がつかないでしょう。 
彼女が何処へ行っても、 
誰も彼女の心へは入ってこないでしょう。 

呼び声はないのね、許しはないのね。 
家なんて何処にもないのね。それが答ね。 
そして彼女は自分の行いを正したいと思ったのです。 

家を失くした彼女は悲しみました。 
彼女は家を失いました。 
しかし、彼女はこんな場所に今生きています。 
もう、誰かの助けなど必要とせず、 
彼女は独りでそこに立ち続けるでしょう。
no.161 記入なし (20/06/13 13:07)

それは 
誰も居ない仮想空間 
闇を内包する眼球 
糸の切れた人工知能 
国道沿いに群がる残骸 
増殖するアスファルト 
腐食した家畜の平滑筋 
または棺の軋み 
使用済みティッシュの夢想 
袋小路で踊り狂う人々 
のたうち回る平和平和平和 
世界という名の宗教 
そして 
今日も僕らの胎内で 
マヨネーズまみれの幼女達が 
壊れた玩具のように 
半永久的に
no.162 記入なし (20/06/13 13:14)

世界は広いようだけど、狭いんだよな 
そんな世界で俺達は回ってるんだよな・・・。 

だけど宇宙は広いんですよ。 
今のところ、ですけどね。 
寝落ちします。 
あわよくば永遠に。

僕はというと人生という名の道を超低速で蛇行しながらも 
何とか前へ前へ進んでいる
no.163 記入なし (20/06/13 13:16)

新聞の黒枠広告(訃報)が好き
その人間が生きた小さな記念碑(モニュメント)だから

セレモニーホールのあの静けさも好き
すべてを終えた静寂だと思う

人の一生なんて終わってしまえば、いいも悪いもない
あの静寂はそういう諦めだと思う
no.164 記入なし (20/06/13 13:23)

降り注ぐ雨が止み 
あの夏の跡はなく 
風の歌 耳を澄ませ 
通り過ぎていく女性(ひと)を想う 

躊躇いをなぞるように 
君の名を呼んでみた 
寂しさは辛いけど 
素敵な未来を描くために 

誰にも負けない愛で「さよなら」を 
幸福(しあわせ)の扉には鍵をかけない 
夜空に流れる大河(かわ)のように 
お互いに大切な夢を叶えましょう 

瞳(め)に残る面影に 
胸に沁む切なさに 
やるせなく涙もろい 
駄目になりそうな夜だけど 

溜息を紡ぐように 
哀惑う世の中で 
願うべき大事なものが 
大人になるたび解る気がする 

旅立つ恋に薔薇の花束を 
永遠(とわ)に萌える彩りで咲かせてあげたい 
地平に広がる明日のように 
お互いに終わらない旅を始めましょう
no.165 記入なし (20/06/13 16:39)

現実では決して伝えられなかった 
「ありがとう」 
を言うよ。 
現実であなたに言わなければいけなかった言葉 
「さよなら」 

時間は容赦なく過ぎ去る 
だけどそれが救い 
あなたはこの世界のどこかで生きている 
私もひっそり生きてる
no.166 記入なし (20/06/13 16:44)

「モルト100%」 

都会の夜の 
ボロアパートの部屋に 
15秒だけ居る、ぼくの女房。
no.167 記入なし (20/06/13 16:45)

日本は今何時なんだろう? 
サハラ砂漠は真夜中1時さ 
ここは砂の世界  
今は僕の世界 人間は僕一人だけだ 
大声で歌を歌っても素っ裸になって辺りで踊りだしても誰も咎めない 
砂漠の王様 砂の世界の神様だ 

夜の砂漠は静かな海

忘れられた遠い神の名を冠した 
彗星の大接近に 
まだ 誰も気付かない
no.168 記入なし (20/06/13 16:47)

地球という広大なベットの上に横たわり 
魂は西への旅を始めるね 

顔も合わせた事はないけれど 
僕達は確かに時間の中で一緒に歩いた 

君は僕達より早足になって 
僕達は置いてけぼりになってしまったよ 

僕達は今まで通りの早さで 
君の背中を見ながら歩いていくとするよ 

さようなら 
僕達もいつか君に追いつくだろう 
それまで 
さよなら
no.169 記入なし (20/06/13 17:02)

酷く蒸し暑い夜だった 
盛り場の寝付きの悪い子供のようなダンスホール 
薄暗闇を蠢く人影の群れから白い人型の光 
夢でも会えないんじゃないかと思うほど奇跡的な理想の女 
すっと差し伸ばされる君へ続く道のような白く細長い手 

踊りましょうよと君は誘い  
僕はそれに乗った 
真夏の生暖かい君の体温が緩い波のように僕を包んだ 
甘酸っぱい香りが空間を漂い口の中まで広がる 
原始的な湿り気が体内回帰のような安らぎをもたらして 
僕はヒューズが飛んだように君に飛び込んだ 

眠りはどこまでも深く 
別の世界に落ちていくような感覚を超えて 
僕はベッドの上にいて 
そこに君はいなく  
君の着ていたシルクのワンピースと 
心臓のように赤いレースの一対の下着と 
化粧品と財布と手荷物と 
鬘と付け爪と義手と義足と君のお面があった 
シリコンボールが二つ床に転がり 
卑猥な形をしたゴムで出来た穴の空いた器具も転がっていた 
昨日の粘液がどろりと生臭くぬめっていた 

空の彼方に蜃気楼のような夏空があった
no.170 記入なし (20/06/13 17:08)

イエスの教えの中で、(赦す)ことにつまずく人は多いと思う。 
でも、人知れずあなたが(赦した)心を、イエスは見逃されることはない。 
だから、復讐を企てたり、悶々と人を恨むことに、虚しい労力を用いずに済む。
no.171 記入なし (20/06/14 10:05)

ショパンは晩年持病悪化のため、アヘン入りのドロップを口にしていた。 
繊細で常人が思いつかない、幻影のような美しい曲を生み出せたのも頷ける。 
特にop.61の「幻想」ポロネーズは、病床にいるショパンが朦朧として今まさに寿命が尽きようとしているなか、 
最後の生命の輝きの瞬間を表わしているようで、さながら一つの人生のドラマを体感したような気分になる。
no.172 記入なし (20/06/14 10:16)

六甲颪に 颯爽と
蒼天翔ける 日輪の
青春の覇気 美しく
輝く我が名ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ 阪神タイガース
フレ フレフレフレ

闘志溌剌 起つや今
熱血既に 敵を衝く
獣王の意気 高らかに
無敵の我等ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ 阪神タイガース
フレ フレフレフレ

鉄腕強打 幾千度び
鍛えてこゝに 甲子園
勝利に燃ゆる 栄冠は
輝く我等ぞ 阪神タイガース

オウ オウ オウオウ 阪神タイガース
フレ フレフレフレ
no.173 記入なし (20/06/27 00:44)

見え過ぎて純潔な人ほど壊れやすく、生き難さを持っています。 
精神上の美を取り除けば、所詮ヒトに残されるものは耐え難い残酷な現実だけなのデス。。 
それはヒトが生き物である以上、変わらない。 
ヶド、静寂な時間を作って、一度今までの人生を見つめてみることも、良いことだと思います。。 
何があったのか、それこそ石の如くに止観してみる。 
神さまがいらっしゃれば、試練というものも与えられるとか。。 
良い旅でありますように。 
お祈りいたしております。。
no.174 記入なし (20/06/28 00:12)

カムチャッカの若者が 
キリンの夢を見てるとき 
メキシコの娘は 
朝もやの中でバスを待っている 
      
ニューヨークの少女が 
ほほえみながら 
寝返りをうつとき 
ローマの少年は 
柱頭を染める朝日にウインクする 

この地球では 
いつもどこかで朝がはじまっている 

ぼくらは朝をリレーするのだ 
経度から経度へと 
そうしていわば交替で地球を守る                  
眠る前のひととき耳をすますと 
どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている 
それはあなたの送った朝を 
誰かがしっかりと受け止めた証拠なのだ
no.175 記入なし (20/06/28 00:14)

「死とは『私』がほどけていく過程なんです。暑いのも、苦しいのも、痛いのも『私』であり、その『私』がどんどん変性しながらほどけていく。

 私は中学3年のとき、日本脳炎にかかって意識不明に陥ったんです。ところが、担当の看護士さんによると、昏睡状態のはずの私はベッドの上でちゃんと目を開け、身体を動かしていたという。いわば、私の身体がコンピューターだとすれば、ユーザーだけが急に替わってしまったような不思議なことが自分の身体に起きていた。この体験から人間が死ぬということは私が私だと思っている存在が無≠ノなることだと思いました。
no.176 記入なし (20/07/05 11:00)

コーヒーは全世界で900万トン生産されており,そのうち720万トンが国際的に取引されています。国際価格はおよそ3$/kg(3000$/トン)ですので貿易金額は216億ドルにもなります。主食である小麦の貿易額は450億ドルですから農産物としては非常に大きな金額となっています。

コーヒーの原産地はエチオピア(アラビカ種),西アフリカ沿岸(リベリカ種)です。コーヒーが(現在と異なる形であれ)利用されていたという歴史は定かではありません。もっとも古い伝説は「食べたヤギが興奮する果実」です。時期は6世紀あるいは9世紀となっています。

エチオピアにおいてヤギ飼いの少年カルディはヤギが興奮して飛び跳ねることに気がつきました。彼が修道僧に相談したところ,山腹の木に実る赤い実が原因と判りました。修道僧がその実を食べたところ気分が爽快になり,眠気がなくなりました。修道僧は他の修道僧にもこの果実を与えたところ,同じように眠気がとれることが分かりました。それにより,修道院では夜業における眠気覚ましに利用されるようになりました。

う〜ん,ありそうな話ですね。コーヒーの木には葉,果肉,種子にカフェインが含まれており,果肉や種子を食べたヤギが興奮することはあり得ます。私もコーヒーの実の薄い果肉を歯で削り取って食べてみたことがあります。(量は少ないものの))けっこうおいしく感じます。

一般的に動物は興奮状態になると周囲への注意が散漫となり,天敵に狙われやすくなりますので決して好ましいことではありません。少なくとも好んで興奮状態を作り出す果実を食べる動機は低いと思うのですが,おいしいというので食べてしまうことはあり得ないとは言えません。

コーヒーのカフェイン効果はさておいて,エチオピアでは上記の伝説以前から食料の一部にコーヒーの実が利用されていたのは確かなようです。現地で「ボン」と呼ばれるコーヒー豆は煮ると食用になります。

糖分,脂肪,タンパク質を含有していますので有用な食料になったと考えられます。エチオピアの一部の地域では現在でもこの習慣が残されています。エチオピアでは葉を乾燥させたり炒ったりしてお茶にして飲む文化もあります。

しかし,このような習慣はコーヒーの木が自生している地域に限定されていたようです。コーヒーがアラビア半島に伝わったのは「ヤギの伝説」にある6-9世紀のことと考えられます。

アラビア半島ではコーヒーの生豆をすりつぶして熱湯で成分を抽出していたようです。この時期にアラビア半島はイスラム化しており,コーヒーはイスラム共同体における特別な薬として飲まれていました。特にスーフィーというイスラム神秘主義集団では夜の礼拝の時にしばしば飲用されていました。

13世紀になるとコーヒー豆を炒るようになり,香りと風味が付加された飲み物として多くの人に好まれるようになりました。この時期からコーヒーはイスラム世界に広まっていきます。

どうしてコーヒー豆を焙煎するようになったかについては,何かの事故で生豆が焼けてしまい,その焼け残りが芳香を出していたためとされています。この説は火事で焼け残ったタバコの葉が芳香を発したことから喫煙の習慣が始まったという北米インディオの話と類似しています。

イスラム世界にコーヒーが広まるとコーヒーの飲用がイスラムに反すると禁止令が出されたこともあります。16世紀になるとイスラム世界の盟主となったオスマン帝国がコーヒーの産地を支配下に置くようになり,コーヒー文化が帝国内に普及しました。

イスラム世界では焙煎し砕いたコーヒー豆をカルダモンと一緒に煮出して抽出する方法が一般的となり,それは現在にまでつながっています。この方法は煮出すことに失われた香気をカルダモンにより補うものであり,17世紀になると砂糖が使用されるようになりました。

この中東の遊牧民伝統のコーヒーは異国情緒に溢れており,何回かおいしくいただきました。このコーヒーは煮出したままカップに注ぎますので,すぐに飲んではいけません。少し時間をおくとカップの底にコーヒーの粉が沈みますので,それを飲み込まないようにぎりぎりのところを見切るのがちょっと楽しいのです。

オスマン帝国にコーヒーが普及した時期,キリスト教世界のヨーロッパではコーヒーは異端の飲み物でした。当時の資料には「キリスト教徒の聖なる飲み物であるワインをイスラム教徒は飲めないため,悪魔からコーヒーを与えられる罰を受けている」などとも記されています。

それでも,少しずつコーヒーはヨーロッパにも浸透していきます。この頃,中国からはお茶が,新大陸からはカカオがヨーロッパにもたらされました。当時のイギリスのコーヒーハウスではコーヒー,紅茶,ショコラが提供され,(男性の)社交場あるいは商取引の場となっていました。コーヒー文化はヨーロッパに広まり,さらに移民とともに米国にも伝わっていきます。

ヨーロッパにコーヒーが普及するとコーヒーを淹れるための器具も進歩していきます。当初はトルコ式にポット状の容器に入れて煮出す方法でしたが,煮出したコーヒーに混ざる豆の滓を取り除くため,粉末にした豆を麻の袋に入れて煮出す方法が考案されました。この方法は布ドリップに発展していきます。

1908年には使い捨てのペーパードリップが発明され,発明者の名前をとった「メリタ」は現在でもブランドとなっています。手軽に美味しいコーヒーを淹れられるのでもっとも普及しています。

1842年にフランスでコーヒーサイフォンの原型となる器具が発明され,現在のエスプレッソ方式につながっています。密閉された容器の中で抽出されるためコーヒーの香りが強いこと,味の再現性が良いことなどが特徴です。

1827年にフランスで発明された新型ポットの「パーコレータ」は西部開拓時代の米国で普及しました。西部劇ではカウボーイが焚火にポットをかけてコーヒーを淹れるシーンがよく見られます。
no.177 記入なし (20/07/05 17:01)

コーヒーをもう一杯のむ時間は、とても不思議な時間だと思いませんか。なぜ、もう一杯なのでしょう。みじかくて五分、ながくて三十分くらいのその時間のなかで、しかし、いろんなことを語りうるのです。もう一杯は、さしむかいで、語り合いつつ飲むといいようです。この本とのさしむかいでも、素敵だと思います。
no.178 スレ主:黒岩涙香 (20/07/05 17:04)

止観(しかん、梵: śamatha-vipaśyanā)とは、
仏教の瞑想の主なものである。サンスクリット語から奢摩他・毘鉢舎那と音写されることもある。
仏教では瞑想を止と観の二つに大別する。止(シャマタ:奢摩他)とは、心の動揺をとどめて本源の真理に住することである。また観(ヴィパシヤナ、毘鉢舎那)とは、不動の心が智慧のはたらきとなって、事物を真理に即して正しく観察することである。このように、止は禅定に当たり、観は智慧に相当している。止だけでなく観を重視するところに、仏教の瞑想法の特徴がある。止観は、しばしば2つの車輪に例えられ、不離の関係にある。止観は、仏教の三学である「戒定慧」の定慧に相当する
天台智(-ちぎ)は、止に停止、観に観達の意味があるとして、あらゆる行法は止観に統摂されるとした。智からはじまった天台宗において多用される。智の『天台小止観』や『摩訶止観』といった経典は、坐禅の詳細なマニュアルであり、天台宗だけでなく禅宗においても参照される。

止と観の違い
止とは、まず日常的な心の働きを静め、心を一つの対象に結びつけることを実践する。呼吸瞑想を例にとると、呼吸を一つずつ「入る」「出る」と気づいていく実践をし、心がどこかに飛んでいってしまった場合には、その事実に一旦「考えている」と気づいてから、またもとの呼吸の「入る」「出る」に戻る。この一連の動作を繰り返していくと、日常的な心の働きが静まってくる(近入定)
最終的に、気づかれている対象としての入息出息から、心の気づくという作用が自ずから離れれば、第四禅から無色禅へと、心の働きがほとんど止滅する方向に向かっていく
観とは、身体が感じるすべての感覚機能が起きていることを一つ一つ対象化して気づいていく。次から次へと六根によって感受が認識される際に、現在進行形に気づいていく(念)
最終的に、色(rūpa)と名(nama)が別々の流れであり(名色分離智)、それらが無常・苦・無我であることを体得し、また一方のものが生じた時に他方のものが生じるという「縁起の理法(智慧)」を体得する
no.179 記入なし (20/07/06 00:16)

送ってゆくよ ぽつりとあなた
平気よひとりで 帰れるわなんて
強がる私
ほら12時すぎても
人は増えるばかり
夜空を焦がしてる イルミネーション
哀しい街ね どんな痛みも
ほらつかのま 忘れてる
踊る影 ゆらゆら

みんな都会のリズムに乗り遅れた
スロー・ダンサー
ねぇあなたと ねぇ私
踊る影 ゆらゆら

先に帰って 別れる気なら
踊っているまに 立ち去ってなんて
無理した私
手を上げれば Taxl
なぜか 他人事(ひとごと)ね
酔いまかせ ゆらゆら

そうよ 都会のリズムに乗り遅れた
スロー・ダンサー
ねぇ流れて 流されて
踊る影 ゆらゆら

そうよ 都会のリズムに乗り遅れた
スロー・ダンサー
ねぇ流れて 流されて
踊る影 ゆらゆら
no.180 記入なし (20/08/02 10:42)

死を知らぬ故の人たちは 
真に生きてはいないだろう 
何かを失うそのことは 
何かを手にすることであり 
何かを忘れるそのことは 
何かを見出すことだから 
耳を澄ませば胸底に 
虚無の嵐が訪れる 

何かをいつも恐れてる 
それはおそらく闇だろう 
その深遠が口を開け 
僕を静かに見つめてる 
漆黒の虚無が招くから 
高く飛び立つ他は無い 
全ての否定のその後に 
肯くだろう一度だけ 

荘厳なまでのその城は 
嵐の叫びで崩れ落ち 
体系の木々が倒れゆき 
生きたリゾ ームが根を生やす 
時代は流れてその根から 
新たな樹木が育つだろう 
恵みの雨は大降りに 
そして嵐が来るだろう 

無意味の闇世に呟いて 
小さくその死を重ねよう 
暗い鏡が輝いて 
この世の全てを映すだろう 
虚無の嵐の訪れを 
その中心で迎えよう 
運び去られて見開けば 
そこには光があるだろう
no.181 記入なし (20/10/03 15:16)

青い渚の カブリオレで 飛び去る二人は
悲しいくらいダイヤモンド やさしく 奪って

途切れ途切れては シュレルズに 乗せてビート
“BABY BABY BABY IT'S YOU” 唇に 零れ落ちた

白いスロープ ただ煌めく 真昼の真実
密やかに惹かれてゆくほど 切ない 潮騒

“BABY BABY BABY IT'S YOU” ほろ苦い トランジスタ

遠くから 届くメロディ 追いかける 君は笑う
叶うものなら このまま ああ 波のせいにして

青い渚の カブリオレで 飛び去る二人は
悲しいくらいダイヤモンド やさしく 奪って
密やかに惹かれてゆくほど 切ない 潮騒
no.182 記入なし (20/10/23 23:49)

風の強さがちょっと心を揺さぶりすぎて
真面目に見つめた君が恋しい

でんぐり返しの日々可哀想なふりをして
だらけてみたけど希望の光は

目の前でずっと輝いている
幸せだ

麦わらの帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる
あれは空がまだ青い夏のこと
懐かしいと笑えたあの日の恋

「もう離れないで」と泣きそうな目で見つめる君を
雲のような優しさでそっとぎゅっと
抱きしめて 抱きしめて 離さない

本当の気持ち全部吐き出せるほど強くはない
でも不思議なくらいに絶望は見えない

目の奥にずっと写るシルエット
大好きさ

柔らかな肌を寄せあい少し冷たい空気を2人
かみしめて歩く今日という日に何と名前をつけようかなんて話して

ああ アイラブユーの言葉じゃ足りないからとキスして
雲がまだ2人の影を残すから
いつまでも いつまでも このまま

遥か遠い場所にいても繋がっていたいなあ
2人の想いが同じでありますように

麦わらの帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる
あれは空がまだ青い夏のこと
懐かしいと笑えたあの日の恋

「もう離れないで」と泣きそうな目で見つめる君を
雲のような優しさでそっとぎゅっと抱きしめて離さない

ああ アイラブユーの言葉じゃ足りないからとキスして
雲がまだ2人の影を残すから
いつまでも いつまでも このまま

離さない
いつまでも いつまでも 離さない
no.183 記入なし (20/10/24 00:16)

沈むように溶けてゆくように 
二人だけの空が広がる夜に 

「さよなら」だけだった 
その一言で全てが分かった 
日が沈み出した空と君の姿 
フェンス越しに重なっていた 
初めて会った日から 
僕の心の全てを奪った 
どこか儚い空気を纏う君は 
寂しい目をしてたんだ 

いつだってチックタックと 
鳴る世界で何度だってさ 
触れる心無い言葉うるさい声に 
涙が零れそうでも 
ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる 

騒がしい日々に笑えない君に 
思い付く限り眩しい明日を 
明けない夜に落ちてゆく前に 
僕の手を掴んでほら 
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も 
抱きしめた温もりで溶かすから 
怖くないよいつか日が昇るまで 
二人でいよう 

君にしか見えない 
何かを見つめる君が嫌いだ 
見惚れているかのような恋するような 
そんな顔が嫌いだ 

もう嫌だって疲れたんだって 
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君 
もう嫌だって疲れたよなんて 
本当は僕も言いたいんだ 

ほらまたチックタックと 
鳴る世界で何度だってさ 
君の為に用意した言葉どれも届かない 
「終わりにしたい」だなんてさ 
釣られて言葉にした時 
君は初めて笑った 

騒がしい日々に笑えなくなっていた 
僕の目に映る君は綺麗だ 
明けない夜に溢れた涙も 
君の笑顔に溶けていく 

変わらない日々に泣いていた僕を 
君は優しく終わりへと誘う 
沈むように溶けてゆくように 
染み付いた霧が晴れる 
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に 
差し伸べてくれた君の手を取る 
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく 

繋いだ手を離さないでよ 
二人今, 夜に駆け出していく
no.184 記入なし (20/10/24 00:52)

ビッショリ汚れた手拭いを
腰にゆわえてトボトボと
死人でもあるまいに
自分の家の前で立ち止まり
覚悟を決めてドアを押す
地獄でもあるまいに
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ

夢と現実ぶらさげて
涙と孤独を相棒に
コケシでもあるまいに
長髪マンネリいさぎ良さ
根っこの太さはどこへやら
墓石でもあるまいに
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ

不幸な面して宙を噛む
ただれた体でジャンプする
ガイコツでもあるまいに
まっ黒にしなびたおしゃべりと
短くつないだ命だけ
泥水でもあるまいに
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ

衣装をこらして街を行く
ベタベタ化粧は誰の為
文化財でもあるまいに
ほお杖うつぶせ千鳥足
泣きっ面うしろ向き馬鹿騒ぎ
スズメでもあるまいに
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ
生きてるって言ってみろ
no.185 記入なし (20/10/24 18:06)

どのような親に どのような家族環境で育ち 
そのような行為いつからして 学校ではどんな生徒で 
学校では何をみて 空の色は何色だったか 
君は泣いたことがあるか 何があったのか 親の愛を感じたことはあるか
 私に殺害予告をしたときの気持ちは何で 
それは君の気持ちにどのような快感を与え 
ある日来た警察に対して君は真っ正面を向くことができたのか 
そのときの親の顔を見たか 君は親の悲しみを知っているのか
 1人淋しく過ごした夜に何を感じ 守ってくれた弁護士の説諭に何を感じ 君はいま何を思うのか 
ある日来た警察に対して君は真っ正面を向くことができたのか そのときの親の顔を見たか 
君は親の悲しみを知っているのか 
1人淋しく過ごした夜に何を感じ 守ってくれた弁護士の説諭に何を感じ 
君はいま何を思うのか 君はいま親の気持ちがわかるか 君は人を傷付ける人間なのか 
君は親を殺すことができるのか 人は人を傷付けて幸せになれるのか 
いま君は何を見ているのか 空は何色か 
人は人を愛さなければない 君は親の愛に気が付かなくてはならない 
いまが君の人生の始まりだ
 君はこれからどのような大人になるのか 
俺は君に人を傷付けるのではなく人を助ける人間になってほしい 
俺は君の20年後を見ている
no.186 記入なし (20/10/24 18:55)

もう少しだけ付き合ってくれるかな 
落ちのない話と笑わずに 
雨降りもらしくていいかもね  
いろんなことが重なってしまって 
枯れて行くように俯かないで 
元気は別になくてもいいから 
いつも笑顔のあなたが好きなんて 
私言ったこともないじゃない 
雨の中夜は更けて 
こんな日もあるってことね 
そんな日があってもいいの 
この日があるだけで
no.187 記入なし (20/10/24 18:58)

たとえ届かなかったとしても月は美しい 
高い窓から覗く月は 
いつも輝いて 

叶うものならそれも良い 
けれどたとえ叶わなくても 
その夢に生かされるのなら 

頬を撫でるような深く暖かな声 
気紛れさとは裏腹 
世の混乱もほんの一時忘れてしまいたいね 
そして忘れたくないものは忘れないように 
ひっそりと本棚にしまって 
あなたの好きな曲を聴く
no.188 記入なし (20/10/24 19:01)

最後に残るのはいつも 
静寂と寂しさだ 
その後味を味わうためだけに 
重ねている気さえしてくる 
何一つの汚れもなくいられたら 
どこかで判断を変えていれば 
大きく未来を変えることができた? 
人知れず悲しんだり涙したりすることくらいは 
誰にも邪魔されずにいたい 
寂しさを感じるほどに 
答えのなさを彷徨うほどに 
誰でもない誰かでしかない自分を 
また歩き続ける
no.189 記入なし (20/10/24 19:03)

水面の光だけキラキラと夢のように輝いて 
思えばあの頃は平和だったなんて 
見下ろせば濁った水に底知れぬ恐怖 
まるで高所恐怖症 
どれくらいの高さから 
いつ落ちるか分からない 
不安のあまり牙を剥くの 
それすら無意味かもしれなくても 
己の手で掴みうるものが不確かすぎて 
分かってるあなたがーーー 
思う程に苦しむ自分が恨めしいんだ 
だから唇を縫い合わせる 
月だけ美しい 
いつもあの窓から見える月だけが 
そして小石がいつまにか岩にならないよう 
振り下ろす 
そうあなたは優しくて 
何一つあなたのせいではなくて
no.190 記入なし (20/10/24 19:06)

人生は寝てる間に大きく変わる 
どこかの誰ががそう言った 
昼寝をしよう 
寝ている間に 
悪魔が通り過ぎる 
玄関の靴をそろえる父 
庭を掃く母 
昼寝をしよう 
寝ている間に 
世界が動いている
no.191 記入なし (20/10/24 19:07)

冷めない夢見るよりも 
切ない思い出背負うよりも 
今生きて歩いている事の方が 
大事だとわかってきたけど 
寝転んだ君の横で 
僕は阿呆も同然で 
ただずっとそのままで 
いたいけれど 
突然の雨で君は笑った 

差し出された手を払った 
あの時の僕には 
すべてが幻だって 
そんな気がして
no.192 記入なし (20/10/24 19:09)

灯りをつけない浴室で 
見えない湯のなかへもぐる 
つぶった瞼の暗中をさぐる 
そこにみえる青くゆらぐ影また影 
それは明滅するようにぼわぼわと 
ひろがっては消え、またひろがる 
まるで遠く原始の生命体のリンネが 
すばやく生と死を繰り返すサーカス 
私はなるべく想像をたくましくして 
気の抜けた細胞の泡の海を思い浮かべる 
視界は碧一塊、水面は燐々と揺れ 
遠い遠い昔の、昔の・・・ 

と、そろそろ苦しかった口からあぶくが漏れる 
窒息のほうがもっと遠い
no.193 記入なし (20/10/24 19:11)

道を歩いても雪はみえない 
だから道をまちがえてやった 
なぜなら時間は道ではなく 
くずれおちるパズルだから 
若い葉っぱが問いかける 
ぼくは雪がほしいんだ 
雨滴がぽとぽと落っこちる 
こんなのが答えというわけ 
くずれおちた空のピースを 
さがしもとめても無駄 
それで代わりに口の中へ 
つくり話をそそぎこむ
no.194 記入なし (20/10/24 19:13)

私の話を聞いて 
毎度つまらない話だけど 
考え過ぎてしまうあなたの 
気晴らしくらいにはなれるから 
ここにいて消えないで 
青い空の下降り頻る雨の下 
長すぎる時間に吸い取られても 
小さくなってもここにいて 
甘い夜の時間私の好きな時間 
けれどただのままごとじゃない 
繋がっていられると感じるから 
いつまでも私にとって大切な人でいて
no.195 記入なし (20/10/24 19:14)

未来は不安だ 
闇の中を 
素足で歩く 
勇気がない人は 
時間をとめる 
学校のチャイムが嫌いだ 
大人になってもね 
私の座るいすに 
来年は別のだれかかが座るのかな 
白紙の答案に 
時計をすすめる 
森に骸骨 
弱い人 
わたしのいすはもうどこにもない 
見てごらん 
青い葉っぱが濃くなっているよ 
太陽に負けない 
輝く葉っぱ
no.196 記入なし (20/10/24 19:16)

なんで時計はあるかって? 
時刻の共産主義、こわれ 
なんで数字はあるかって? 
文字の共産主義、こわれ 
だけどおれは染まりきらない 
染まらない止まらない 
際限のないこの砂漠 
ウソも、嘆きも、ウソ、嘆き、星 
死んだ神様だけが止まってて 
おれと心中するのは、これだけ
no.197 記入なし (20/10/24 19:20)

ひとは皆、他とは違った生き方を好む。 
雪が六角形の枠のなかでさえ 
模様の、多少の変化をきそうように。 

ひとは皆、同じ生き方をしている。 
雪が自分以外の色に超然としているようで 
実は、他の意見にやすやすと染まるように。 

ひとは皆、同じ生き方をしている。 
雪のように 
自分に暖かくすることができなくて 
自分に冷たく当たる以外、凝縮できなくて。 

ひとは皆、同じ生き方をしている。 
ただよう雪のように 
落下しているのに飛翔していると信じて。
no.198 記入なし (20/10/24 19:22)

人を赦すのは 
容易い事ではない 
受け入れ受け止める 
時間のかかる行為 
貝が真珠を造る作業にも似て 
受け入れがたい事も時の流れが真珠に変える事もある 
誰にでも間違いはある 
人間だから 
自分を分かり、相手を認める 
何でもないよと言えれば、何でもなくなる 
砂が風に吹かれ 
模様を変えるように 
心模様も時と共に変貌する 
あの時痛かった傷も時間と共に痛みも癒える
no.199 記入なし (20/10/24 19:25)

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