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爺放談


 ■ 2008/11/06 (木) 少し休憩2


私が漫画と言うものに興味を抱き、数ある作品の中で凄く影響を受けたものを上げて見ますと・・・・・

まずはやはりこの御方!手塚治虫大先生作「火の鳥」

この作品はご存知の通り手塚先生の代表作ですね、わたしは当時この作品を何度も何度も読み返しては「う〜ん!凄すぎる」としきりに思ったものです。

昭和29年「漫画少年」発表から「COM」へ、黎明編から太陽編までと、次々と繰り出される大長編スペクタクル!
天才手塚治虫のこの作品に巡り会ってなければ、私は漫画家を目指すと言う事は無かったでしょう、と同時に手塚先生の宗教観をこの作品から伺え、宗教と言う物の捕らえ方を考えさせてくれたのもこの作品からでした・・・・

次に上げるのは、永井豪大先生作「デビルマン」

一番繰り返し読み、SFの素晴らしさを一番感じたものの一つです。

昭和47年「少年マガジン」全53話からなるこの作品は、それまで漫画と言う見方を一変させ、日本のSFは世界に通用すると確信をさせてくれた初めての作品でした。

現在でもこの作品に大きく影響をされている作家は多く、日本SF漫画の金字塔を打ち立てたと私は思っております。

次は、私の大好きな作家、星野之宣作「ブルーシティー」

昭和50年「少年ジャンプ」に連載、星野先生は、私が幾度も挑戦し箸にも棒にもかからなかった集英社SF部門手塚賞を「はるかなる朝」で受賞し、その後、最初の連載になります。

その画力、ストーリー設定、SFとしての構想力は新人にしては目を見張るものがあり、やはりこれぐらいは書けないと手塚賞は取れないと知り、まだ未成年の私に、漫画家への厳しさを教えてくれた最初の作品と憶えております。

それと同じ時期に出てきた作家、諸星大二郎先生!この作家は星野之宣先生よりも一年早く同じ手塚賞を取っています、その作品は「生物都市」!

私は当時この作品の素晴らしさが幼い故まだ分りませんでした、しかし何年か経って、また目を通す機会があり、その時受けた印象は、「これはもうSFと言うには軽すぎる、SFと言う手法を使った哲学であり芸術だ」と思いました。

世の中には「天才」と呼ばれる人達が居ます。私などは凡才中の凡才で、ここに上げた先生達は、多分天才でしょう。

当時、私の様な夢を見て、それに挑む人達は上に挙げる様な天才が各分野に出てきます、それを目指す人達にとってそれほど残酷な事はありません。
その様な人達が現れる度に、「もうやめた!」「やってられない」などと思うのです。

しかし、それでも辞めず夢を追いかける事、実はこのことこそ残酷な事かもしれませんね・・・・・


その他に私の好きな作家として、

泉 昌之 丸尾末広 山松ゆうきち 御厨さと美 しりあがり寿 鴨川つばめ 等・・


最後に、つげ義春先生の「無能の人」(私!)を上げさせていただいて終わりにいたします。

いや〜漫画って本当にいいものですね!それではみなさん、さいなら、さいなら、さいなら・・・・・・・・


追記・・・・私の親友で良く漫画道を夜遅くなるまで語り合った・・・・・
      
      作家であり、大親友でも有った、佐々木 亮君
      
      私は彼と出会ったことを一番嬉しく思い、生涯忘れることはありません。

      本当にありがとう。


名前

内容

ホームレス よもやんさん よもやん・・・・999に乗りなさい・・・男なら負けると分っていても立ち上がらねばならない時がある・・・・メーテルー・・・!^^ (08/11/08 21:24)
ホームレス 壷中の天さん いや!嬉しいですね!本当に借りてみてください!絶対面白いですよ! (08/11/08 21:21)
ホームレス まりあさん 本当に趣味も合いますねー!いやー、まりあさんとは赤い糸伝説を感じ・・・い、いや、聞かなかった事に・・・!^^ (08/11/08 21:18)
よもやん 松本零時のファンです。999とか大好きよん。 (08/11/07 21:36)
壷中の天 手塚治の作品なら「仏陀」を楽しく読みました。図書館に火の鳥があったので今度借りてみよう。 (08/11/07 20:33)
まりあ 『火の鳥』懐かしいですねぇ。電話帳のような大きさの漫画でしたね(あっ、私、自称平成元年生まれです^^ )。 「異形(イギョウ)編」が好きでした☆ (08/11/07 13:44)


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