「どうして日本の若者は反乱しないのか」。
フランス経営大学院の日本視察団に詰め寄られて困った、とは山田昌弘東京学芸大学教授。
この4月6日に開催されたコンファレンスでの述懐だ。
コンファレンスとは財務省財務総合政策研究所の「経済格差とその政策対応に関するコンファレンス」。
山田昌弘教授はあの『希望格差社会』の著者である。
フランス人のコメントは「日本の状況はフランスの若者の状況よりもひどい。
最低賃金は低いし、若者向けの生活保障はないし、年収100〜200 万円の若者が大量にいる」
「どうして日本の若者は反乱しないのか」。そして逆に、「低賃金で雇えて、いつでも解雇できて、
社会保障もないという労働者の存在が、(経営者の観点からは)羨ましい」とも言っていた。
ところが日本はどうだ。就業者たる「非正規社員」の低賃金が貧困につながっている側面がある。
この点が深刻なのだ。働いているのに貧困であるという社会、日本。
特に契約社員はほとんどフルタイムで、正規社員と同じような仕事をしているのに関わらず、
有期契約であり賃金が6割である。
働くことがが『脱「貧困」』につながらない日本。これが日本の特異性である。
「どうして日本の若者は反乱しないのか」。フランス経営大学院の日本視察団のコメントは重たい。
ttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2231211/detail
もう反乱を起こす元気もないんです、日本の若者は。
投稿者 : 記入なし 日時 : 06/08/14 10:08