「金属盗はNO!」 大阪府警が全国初の専門室設置
銅線や車止め、鉄パイプなど相次ぐ金属製品の盗難事件を受け、大阪府警は9日、「金属材窃盗事件対策室」を新設した。公園の出入り口や工事現場などの見回りを強化する一方、府内に2500ある金属くずの取扱業者に対し、売り主に身分証明書の提示を求め、事件の再発を防ぐ。府警によると、最近の金属盗事件を巡り、専門部署を設けた都道府県警は全国で初めてという。
対策室は、空き巣やスリなどの捜査を担当する捜査3課と、古物商など中古品を扱う業者の取り締まりを手掛ける生活安全総務課の捜査員ら44人で立ち上げた。
府警によると、府内の金属窃盗事件は、昨年1年間で606件だったが、今年は1、2月の2カ月間だけで316件(被害総額約7000万円)と激増。この2カ月間で窃盗容疑で7人を逮捕、書類送検した。容疑者の多くは盗んだ金属製品を業者に売る予定だったと供述しているという。府警は盗品が海外に輸出している可能性が高いとみて、流通経路も調べる。
(2007年03月09日 asahi.com)
投稿者 : 記入なし 日時 : 07/03/10 00:46