私が当時35歳の時、努めていたIT関係の会社が倒産した。
会社を解散する1ヶ月前の告知だった。私の妻のお腹には、双子の子供。
そして、住宅ローンの審査が通り、既に手付けを支払っており、
未来の子供たちとの新生活に胸を膨らませていた矢先の出来事だった。
私は、あわてて転職活動をしたけれど、どこも採用には至らなかった。
私には時間がない。どうしてもお金がいる。
本当に何日間も眠れない日々が続いた。
もう、背に腹は変えられない。私はどこでもいいから仕事に付く決心をした。
そして、私はデリヘルの運転手をする事になった。
そこから、私の風俗への道が開かれていくのである。
昼も夜も休みも殆ど取らず、車の中で寝る生活1年程続けた。
その間、時間の許す限り就職活動もした。しかし、どこにも受からなかった。
そして1年が過ぎた頃、私は内勤に回された。
内勤での仕事も過酷を極めた。上司は暴力団とのつながりがある人物だった。
それでも、家族の為に言われた事をしっかりして、一生懸命働いた。
いくつもの夜、一人で泣いた。
運転中、日常の生活の中で突然涙があふれて来た。
それでも、毎日働いた。2ヶ月で3日ほど不定期で休みをもらったが、
何をしていいかも分からなかった。
それから、2年が経ち、私は店長になった。
そこからも、毎日日々働きまくった。
そしてある日の事、社長が逮捕された。別の事件だった。
お店の経営は終わったかと思った。しかし社長からは続けるように命じられた。私は社長が不在の間必死で売り上げを伸ばし、
2店舗3店舗と店の数を増やしていった。
そして、また3年の歳月が過ぎ、気が付いたら5店舗までお店は増えていた。
社長がもどり、私は4店舗の社長となった。社長は会長となった。
現在収入は月間300万円を超える。
あのままサラリーマンを続けたら、私に今のような生活は無かっただろう。
とりあえず、皆さんに言いたいのは、がんばる事。楽をしようと思わない事。
がんばって希望をすてない事。皆さんがんばって下さい。
投稿者 : 神様を信じましょう。 日時 : 10/06/01 18:21