男38歳毒男もう既に消化試合

今の会社で一人だけ会話、相談できる人がいる。

元となりの部署の上長で年齢も10ほど離れている方だ。
尊敬できるキャリアを持ち、
尊敬できる考え方、人の接し方ができる人だ。
ただ、その方も栄転だろうか、直近で遠く離れた都市に異動する。

その方に今の状況を話した。
すごく前向きの方でいつも元気をもらえる方だ。
「今の状況の中でやればいい。気楽に、仕事しなくてもいいならしなきゃいい」
係長から降格させられて仕事も取られてまさに窓際族だが
何もしなくても給料もらえるならその状況を楽しめばいい・・・

前向きだ。

この楽な状況の中で自分の将来へのスキルを貯めることに費やすのもいいだろう。

凄くすっきりした。
でも、この人ももうすぐいなくなる。
会社内で相談できる人は皆無になる。
それはもっと辛い。

今日（9月30日）、昔の知り合いにほんと偶然に再会した。
一番初めの会社の同期。
声をかけたのは向こう。
俺は最初誰か分からなかった。
あれから10年以上の歳月が経ち、その同期もかなりおっさんになっていた。
向こうは、奥さんもガキもいた。
相当な歳月が流れているのを実感した。

俺は自分で言うのもなんだが、元高学歴出身者だ。
だから、一番最初に勤めた会社は名だたる大企業。
その同期は既に課長になっていて、相当程度差がついてしまったことを感じた。
あのまま、あの会社にいたら・・・

俺は一番最初の会社を退職後、様々な経験をしてきた。
向こうもいろんなことがあっただろう。
でも、大企業とは違って、中小企業は厳しい日々の連続だ。
ふと、あの頃のゆったりとした時間を思い出した。

ほんとに格差社会のど真ん中に俺はいる。
今いる俺の立場を踏まえ、そう実感せざるをえない一日を過ごした。


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