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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2009/02/19 (木) OINARI SAN


昔話をひとつ。
実家近くの大きな神社の境内に梅林があった。
花のシーズンには家族連れで賑わい、屋台なんかも出る。
でも、それ以外の季節はただの林で人はあまりいない。
梅林は参道から細い山道を10分程歩かなくては辿り着けないのだけれど、
その道からちょっと逸れた山林が、いわゆる自殺の名所だった。
山道のあちこちに「命のポスト」や、自殺をおもいとどまるように呼びかける
看板なんかがある。(「ちょっと待て。まだ生きる道はある」だったかな?)
バカで罰当たりなガキだった自分は、友達と一緒にその山林で探検ごっこをやった。
さすがに死体発見とかはなかったが、朽ち果てたお稲荷さんの小さな社を見つけて
さわったりした。
果たして一週間後、盲腸で緊急手術する羽目になった。
お稲荷さんが、実はとても恐い神様だと知ったのはずっと後になってからでした。


名前

内容

由良 こわっ・・ (09/02/19 17:04)


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