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日々の記録 |
■ 2004/06/14 (月) 人から畏敬の念を持たれたいという理想(あるいは妄想)のようなもの |
もう6月も半分近くが過ぎようとしていますが、ここ最近(5月を含めて)は横浜の方にも行ったりして結構遠出しており(私は埼玉県に住んでいるのですが、自分の住んでいる場所から横浜までは電車で2時間程かかります)、我ながら色々な所に出かけているなぁと思います。
私は大学院時代、とりわけ修士2年と留年期間は関東地方から外に出た事は無く、自分の行動範囲も家と大学、後は通学路線の圏内(その中の図書館や大学付近の繁華街、または神田神保町や秋葉原)ぐらいしか外出した事がありません。神田神保町は私が本が好きな事もあって、三省堂書店の本店や書泉グランデやブックマート、古書店街などを大学院の講義の後によく行きました。また他にも八重洲ブックセンターの本店や丸善の日本橋本店、ジュンク堂池袋店や紀伊国屋書店の新宿タイムズスクエア店などの東京23区内(強いて言えば山手線の沿線)の大型書店などにもしばしば足を運んでいました。 この日記にも書いてきましたが、私は本というものが好きで、コミックやアニメ・ゲーム関連書にライトノベル、SF小説に宇宙関連の本にナチスやドイツ軍関連の本・・・と色々な本を既読未読問わずたくさん所持しております。最近はあまり本を半ば衝動買いする事は出来なくなりましたが、一時期は新刊が出れば発売日には手に入れたいとばかりに多くの資金をつぎ込んできました(その事はCDに関しても同様です)。それが自分の為の投資となれば良かったのですが・・・・。 あまり新刊本を購入出来なくなって、その代替として図書館から月平均50冊借りるようになったのも、お金をあまりかけずに(かかるとしてもせいぜい交通費)たくさんの本に囲まれていたいという願望があるのではないかと思っています。確かに今の私の周りを見ると、2月や3月頃と比べると比較的整理はされましたが、それでも世間一般から見たらまだ物が雑然としていると見られてもおかしくはないでしょう。私の部屋には本だけでなく、TVのドキュメンタリー(自然科学関連や歴史関連)や音楽番組、映画、ドラマ、アニメ等々を録画したビデオテープやラジオ番組を録音したカセットテープがものすごい数あります。これらのものに関しても、ほとんど2年以上見たり聴いたりしていない物ばかりです。よく最低2年使っていない物は今後一切使う事が無くそのまま死蔵品となるという事をよく耳にしますが、自分の周りにある物など所詮はそういった物なのでしょう。つまり録画ないし録音したテープも録画(録音)して間もない頃は観たり聴いたりしても時間が経つにつれて放置同然になってしまうものに過ぎないという事にもなるのでしょう。 さて私は貯蔵癖もさることながら、大学院終了後2ヵ月半が過ぎてもなお想像絶する程要領の悪さが目立つ日常を送りつづけています。私には学習能力というものが皆無なのではないかと思いたくなる事もざらです。要領が悪いという事は、仕事においても同じミスを何度もやらかすだけでなくみんなの足を引っ張りまくるという事にも思われます。よくアニメや漫画の世界で「ドジっ子」とかいういつも失敗ばかり繰り返すくせに何故かそういう所が他の登場人物や読者の母性本能(あるいは「守ってあげたい」気持ち)をくすぐるか何かで人気を集める事がありますね。しかし現実にそういうのがいたらしっかりしろとかいい加減にしろと言われて煙たがれるのがオチでしょう。私が日常でやっている事もそれに近いものがあると思っています。 小学生や中学生の時に人と合わせる事が出来ず、それが元でクラスメートから嫌味な事を言われ、高校に進んでからはそういった過去を無かった事にして大学、大学院と進みましたが、高校以降に自分がやった事は他者を半ば信仰の対象として崇める事以外の何物でもなかったように思えてなりません。中学時代に嫌味な事を言ったり、意地の悪いちょっかいを出してきたクラスメートなどを見ると、「今に見ていろ。将来は誰もが畏れ敬う偉人となりこいつらを自分の前に跪かせてやる」といったような感情を持つ事がありましたが、自分が他人よりも優れている事を示すような努力をしたためしはありませんでした。血のにじむような努力をするよりも娯楽に浸って、今があるいはこれからもずっとお気楽に過ごせればそれでいいというような人生を送ってきただけです。 他人を跪かせたいというような妄想ゆえに世界に冠たるドイツ帝国や、宇宙に覇をなす銀河帝国といった強大な軍事国家といったものに心打たれるようになったとも思えます。同時に男の理想(妄想?)を結晶化したかのような美女にも心を打たれるようになったのには、生身の人間とうまく付き合う事が出来ないという所にあるのではと思います。これには今までに面接を6つ受けたにもかかわらず(今まで受けた企業や団体の数は25ぐらい)、全部すべっているという所にも表われていると言わざるをえません。実際大学院時代にも担当教授相手に上手い会話が出来たとは考えられず、片思いをしていた私から見て魅力的な人にも自分の気持ちを伝えられないまま相手が先に修了して出て行ってしまいました。 上に述べた事を考えていたという事は、自分が大学院に行って修士号や博士号を得て畏敬の念で見られる人間を目指していた事の理由にはなるかもしれません。実際の結果を別とすれば。しかしこのような事、人前で言ったら奇異の目で見られるだけです。「銀英伝」のカイザー・ラインハルトやキルヒアイス、ミッターマイヤーやロイエンタールといった人物に憧れを持っていても、自分は彼らと比べても天と地以上の差がある事を痛いほど実感しています。自分をフィクションの世界の人物に例えると誰になるかという事で、フレーゲル男爵のような身分や家柄を笠に着ているだけ(さらにそれらを取っ払ったら何も残らない)の輩などとは口が裂けても言いたくはありません。第一美女や美少女がたくさん登場するハーレム系作品の男主人公なんかにも遠く及んでいないのが現状ですし・・・・・・。今の自分からすれば「ああっ女神さまっ」の森里蛍一や「天地無用」シリーズの柾木天地、「藍より青し」の花菱薫、「まもって守護月天」の七梨太助などはもう神に近い存在なのかもしれません。 |
名前 内容
しっぽ 実在の人物に興味は無いのですか? (04/06/16 15:09)
ベルエポック 「慎治」を読まれてはいかがですか。結局、最後は世の中と戦うことなんですがね。 (04/06/16 03:12) 韮山 >>第一美女や美少女がたくさん登場するハーレム系作品の男主人公なんかにも遠く及んでいないのが現状ですし・・・・・・。<って、それは、物語の世界です。現実にそんな人間になれないのは誰でも一緒と思いますけど・・・ (04/06/15 22:24) 豚女 図書館は便利安いし便利なんだけど、返しに行くのが面倒なのよねぇ・・・ (04/06/15 16:21) |
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