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日々の記録 |
■ 2004/07/06 (火) 人から見た自分はネガティヴな存在なのか |
7月に入ってからも私は朝早くから採用選考を受けるために出かけたり、家にいる時は筆記試験や面接試験の対策をしたり、自分の見識を広めるべく自分で購入して積読のままだった本や図書館で借りた本などを読んだりしています。
しかしながら3月に更新した定期も6月半ばで期限が切れ、現在では東京に出る交通費も増えてしまいました。説明会や採用試験の時は仕方ありませんが、もうオチオチ東京に出かける事すらままなりません。ちゃんとした仕事が決まるまでは・・・。それにしてもこの炎天下にスーツを着て就職活動に色々と飛び跳ねるのは結構堪えます。自分がいかに怠け者であったのか自覚させられます。 家にいる時は親と就職活動について話す事がありますが、その度に私が認識させられる事は、中身の伴わない学歴を引っさげたところで割と名の知れた所には入る事など出来ないという事です。現在選考待ちの所を含めて30近くに応募してきましたが、書類審査・筆記・面接のどれかで落ちたものは9割近くに達しています。大学院卒で既卒者でも応募が可能な独立行政法人関連にもう命懸けでも入りたいという気持ちを持って面接を受けたりもしましたが、不採用の結果が返ってきただけでした。 まだ就職活動を本腰でしていなかった3月の時は大企業を中心にエントリーしていましたが、4月以降に自分が是非入りたいと思う業種は出版と団体職員(独立行政法人や財団法人等)に絞るようにしました。7月の現在では、ことごとく不採用に終わった出版社にはエントリーする気力を無くし、団体職員や(私立の)学校職員系にも焦点を定めています。エントリーシートでは公共的な立場で社会全体の発展に貢献したいという事を志望動機で述べていますが、私の適性を考えるとこういった事務方の仕事が向いているのではと思う事があるからです。 その割に面接まで辿り着いても私は全くといっていいほどいい結果が返ってきません。いかにも採用するべきではない(採用担当者が見て)というオーラが漂っているのではないかと考えてしまう事があります。ドクターに進学するだけの実力や成果等は別として、ドクターに進めなかったから仕方なく就職を選んだ人間など人間のクズに過ぎないのでしょうか。就職できなかった(あるいは社会に出たくない)から大学院に進む事は、今度は逆の事になってしまう(つまり大学院に残れないから社会に出る)最悪の人生パターンなのかもしれません。 私は自分が現在展開している就職活動を「醜飾活動」という造語を作ってまで自分の醜さを形容していますが、今では「醜蝕活動」になっていると感じています。初めから勝ち目の無い選考のために経費を使っている訳ですから。もしこのまま勝ち目の無い事をし続けるのならば、無駄遣い以外の何物にもなりません。 私の醜態人生を振り返ってみても、塾に行かなければ学校の勉強にすらついていけないという実態で中高6年間予備校に高い授業料を払って通っていました。しかも私はいまだに一つの事をやるのに手一杯という人間で(中高生の頃は学校の勉強について行く事に、大学院では修了のかかった論文を仕上げる事に)、様々な事を手広く行っていく事など全くもって無理でした。勉強そっちのけでSF小説やライトノベル、音楽、アニメ、コミック、ゲームといった事に熱中した事など様々な事に幅広く取り組んだという事にはならないように思えてなりません。自分の場合は娯楽が本業に対する息抜きというよりも、娯楽そのもののために人生の全てを消費してきたといえる訳ですから。 大学院自体も私から見れば、最初は「大楽院」であり、2002年夏以降は「大我苦院」ないしは「大我苦陰」だったという事になるのかもしれません。今の自分はネガティヴな造語を作ってしまうくらいに肉体的にも精神的にもプレッシャーが増大していると感じています。このままでは自分の事を「大我苦陰醜士卒」とか言ってしまいそうです。ただでさえ自分の事を過失大王とかウッカリストとかドジ皇帝とか前にも書いたドジ野ダメ男みたいに言う事があるだけに、冗談も度が過ぎると冗談では済まされなくなる事がひしひしと伝わってきています。 私は大学院時代も自分が平均以下の人間のくせに、(SFやアニメ、コミック、ゲーム、アーティストや声優などの知識だけで)自分はユニークな個性と博識を持っている人物だと思い込み、現在でもただでさえろくな事やらないくせに「多少の間違いぐらい許せる広い心を持つべきだ」とか「SF的かつ宇宙的な雄大な視野を持って云々」といったような事を口走っていたような気もします。極端にいえば「宇宙は広い!」という言葉で総括していたように思っています。さすがに「宇宙は広い!」と大声で叫ぶ事はありませんでしたが。 他人と合わせられない事や雰囲気を読めない事、さらには何度も同じミスを繰り返している輩なぞその場にいるだけで空気を澱ませる存在だという事を現在も嫌というほど思い知らされています。これも前に書いた事なのですが、大学院で私が所属していたゼミの雰囲気が私の在籍中と終了後では違っているように感じられるという事にあります。学問の場でも仕事の場でもいるだけで周りの空気を悪くする、ないしは全員の士気を低下させるという輩とは一緒に講義を受けたくないしましてや働きたくもないという事なのかもしれません。学問や仕事を行うにおいて役に立つ知識や能力を持っている人物ならともかく、TM NETWORKやTHE ALFEEがデビュー以来リリースしたアルバムやシングルのタイトルを古い順に言う事が出来るとか、また林原めぐみさんや井上喜久子さんといった人気声優の方の代表的な出演作品と役をたくさん言う事が出来るとか、あるいは早川文庫や角川スニーカー文庫、朝日ソノラマ文庫、富士見ファンタジア文庫、電撃文庫、徳間デュアル文庫で出されている作品のタイトルをたくさん言う事が出来るとか萌え系の美少女・美女キャラを使った山手線ゲームにめっぽう強いといったような能力(?)など社会生活や学術・研究生活の上では何の役にも立たない知識をひけらかす人間など、「あっちで一人でやってろ」と言われるのがオチなのでしょう。 ドイツの近現代史を研究するにおいても、ナチスおたくやドイツ軍おたくがまっとうな研究者なぞ成れる訳が無いという事も痛く認識させられました。以上の事から自分が専門の勉強と同時に社会に出るための勉強もやらなかった事が悔やまれる事があります。 例えば私が受験して落ちた出版社でも、自分は一社も受けなかったレコード会社でも「本を読む事を自分のライフワークとしている」とか「3度の飯よりも音楽を聴く事が大好き」といった事を言ったところで採用にはつながりません(実際出版社を受けた際にも売る事を考えなくてはならないという事を面接官の方から言われました)。「自分が好き」と「ここなら自分の能力を発揮できる」というのは違うという事を実感させられています。 |
名前 内容
豚女 知性溢れる文章だ・・・・ (04/07/09 18:39)
ゆーじん 北島三郎さんも、7年間全然、うれなかったそうです 諦めないで! (04/07/07 09:26) ポップロック 第三者から見まして文章を見る限りかなりな能力の持ち主だと思います。ひとごとではありませんが過去を振り返り自己嫌悪になってしまいますと負の力しか出ないと思います。必ず必要とする企業はあると思いますので頑張って下さい。人間的否定はあまり考えない方がいいと思います。 (04/07/07 01:06) おえち 文章をとても上手に書く方だと思います。 (04/07/06 23:28) |
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