In monochrome

営業所の女性から電話がかかってくる。
内容は、小さなトラブルで対応の必要があったのだけど、
彼女の声は弾んでいた。
理由は、そのトラブルの中身が面白かったから…

そういう声を聞くと、「ま、それはそれでありかな」と思ったりする。
本当に小さな、しょうもないもの。
聞かされたそれは、そこまでテンション上がるほど面白いとは思えなかったけど。

別にこの人だけじゃない。
電話の向こうの声。
姿が見えないだけに、それが元気そう、楽しそうなら少し救われた気になる。
ほんとうの意味でのそれが存在しないことは解っていても。



…さ、仕事いかないと。