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爺放談 |
■ 2009/09/11 (金) 愛と青春の旅立ち・・・・・B |
それからしばらくは私と友人はお互いの仕事も忙しく、何の連絡も取り合わないで過ごしていたある日、ようやく友人の方から電話があったのです。
「○○!今日お前仕事が終わって少し時間があるか?」 「あ〜!今日は良いぞ!なんか話でもあるのか?」 「うん、少しな・・・」 「なんだ?またひょっとしてあのママの事が忘れられん!とかいってんじゃねーだろーなー?」 「・・・・・・」 「おいおいマジか?その話か?」 私はその日は早く仕事を済ませて友人といつも利用する居酒屋へ急ぎ向かった。 「おいおい!どうしたんだよ!もう終わったんじゃなかったのかよ?」 「そうなんだ・・・そうなんだけど、あのアフター以来寝れねーんだよ!」 「おいマジかよ!どうしたんだよ!」 「俺・・・もう本気になっちまったみたい・・・」 「この前の俺との話で諦めたんじゃなかったのかよ!お前もう一回言うけど相手は億ションの住人でお前はしがない2DKだよ!」 「・・・・・」 「給料だってお前がいくら大企業とはいえたかがサラリーマンなんだぜ!お前がどうひっくり返ったってママの所得に到底追いつけない!おまけにママの後ろには多分俺達が想像も出来ない大物が居るに違いないぜ!下手すると代議士の先生なんかが控えているかもしれないぞ!」 「・・・・・」 「もうよそうよ、少し冷静になって考えれば分るだろ!お前だってそんなもてねー訳じゃねーんだから他の女を探せ!せめてキャバクラのねーちゃんで我慢しろよ!よし!今日はこれから六本木に行こう!キャバクラのねーちゃんナンパしよう!」 「・・・・・」 「おい!どうしたんだよ?ここを早く出て六本木行こう!」 「いや・・・いいよ・・・」 「おい!本当にマジかよ?」 「寝れねーんだよ!あれ以来本当に寝れねー!横になるとママの事ばかり考えて寝れねーんだよ!おまけに仕事もとちってばっかりで手に付かねーんだよ・・・」 「お前それ病気だよ!まずいぞ!」 「そうなんだ・・・病気だ・・・もうママしか考えれないんだよ・・・」 「う〜〜〜〜ん」 「おい○○!どうしたら良い?どうすりゃいいんだ?」 「もうこりゃ仕方ねーな!お前が納得いくよう玉砕して来い!」 「???」 「ママに告ってこい!」 「え〜〜〜!マジに?」 「もうそれしかねーだろ!そしてママに軽く足なわれて自分の無力を思い知れ!そして一週間泣いて過ごせ!」 「・・・・・・」 「ま〜とりあえずママんとこ行って来い!それしかねーだろ!」 「う・うん・・・・・」 その日の夜はとりあえずこんな決着で話は終えました。 そしてしばらくして・・・・ 「おい○○!昨日の夜ママの所へ行って告った!」 「で?どうだった?」 「相手にしてくれなかった!」 「ま〜そりゃ当然だわな、ママからすりゃそんな客はいっぱい居ただろうからな!」 「そうだよな!お前の言うとおり俺みたいな男はいっぱい居るだろうな・・・」 「で?これで諦めれたか?」 「いや!まだだ!」 「じゃどうするんだ?」 「まともに話を聞いてくれるまで俺は行き続けるよ!」 「おいおいマジかよ!お前幾ら掛かるか分ってんのか?」 「大丈夫だ!多少の貯金は持ってる!」 「いや!お前幾ら貯金があるからってこんな事で無くしていいのか?」 「お前にとってはこんな事ぐらいかも知れんが俺にとっては金以上の事なんだ!もう止まんないよ!」 「まーお前がそこまで言うんなら俺は止めんけど程度問題だぞ!」 「分ってる!何かまた変わった事があったら電話する!」 「分った!でもガンバレよ!成功を祈るぞ!」 それから彼は、幾度もママを訪ねてクラブに行くのですが告白してからはママの方もあまり友人の席には着かなくなり、彼がママの方へ歩み寄ろうともママの方が避け、彼にとっては高額な金額がまるで無駄となる日々が続いたのでした。 しかし彼の想いは、ママにそうされればされるほど更に募って行ったそうです。 彼にしてみれば、これはもうママに対しての感情というよりも、むしろ自分との戦いと言った方が正しかったかもしれません。 そんな彼の努力が実ったのか?その日もやはり彼はママの所へ何時もの様に行ったのですがその日はどういう訳か席に付いた途端ママが隣に着いたのでした・・・・ 「××さん、何時もごめんなさいね、こんなに良くして頂いているのに私、何も出来なくて・・・・」 「いいえ、良いんですよ・・僕が勝手にやっている事ですから・・・」 「でも分ってね?私の立場ではこれが精一杯なの・・・・」 「はぁ・・・」 「貴方のお気持ちは有り難く頂戴しておきます・・・でも私はこの様な貴方もご存知の夜の女なんです、貴方の様に昼間の、そればかりか将来も約束され何の不安も無いお立場の方とでは釣り合いが取れません、どうぞこの事はお酒の席でのおふざけということで・・・・・」 「ママ・・・」 「この前ご一緒させて頂きましたお食事・・・楽しかったです・・・・」 「・・・・・」 「それではごめんなさい、今後もどうぞ宜しくお願いします、今日も楽しんでいってくださいね!」 「ママ!」 「はい?」 「一つだけ聞かせてください!」 「はい?なんでしょう?」 「あの日、どうして僕なんかに付き合ってくれたのですか?」 「えっ?」 「あの食事です!どうして僕なんかと、ママ程の人なら僕なんかと食事するより他に幾らでも居るでしょう、それをどうして僕なんかと・・・・」 「大変ごめんなさい、貴方がお考えになっているほど深いものはありません、他のお客様とも良くお食事に行きます・・・・」 「嘘です!僕がこれまでここに来た時、他の女性達に聞きました!すると他の女の子達はママがこんなかたちで食事に行くのは珍しいと言っていました!」 「そんな事はありませんよ、どの娘がそう言ったか分りませんが・・・」 「僕は本当にこの想いを酒の戯言にしたくありません!本当に本気なんです!確かにママにとってはご迷惑でしかないかもしれません!でももうどうにもならないんです!」 「あらあら・・・・」 「本当にご迷惑な事は重々分っております!でも、本当にどうしようもないのです!ママ!酒のせいでもなんでもありません!・・・本当に惚れてしまったんです!」 「フフ・・・本当に仕方ありませんねぇ〜!でも私もまだまだまんざらじゃないってことかな?」 「ママ!ふざけないで下さい!本当なんです!」 「あっ!ごめんなさい!別にふざけたのではないのですよ!でも男の方にこんなに真剣に言われるのはこんな私でもやっぱり嬉しいじゃない?」 「ママ・・・」 「でもね・・貴方は私の事を・・本当の事を何も知りません、また・・・銀座の事も良くお分かりになっていないでしょう、ましてや私はこの銀座の店を任されている女だという事をよくよくお考えになってください・・・・・・」 「・・・・・・」 「そして・・・良くお考えになってそれでもなお、お気持ちが変らないようでしたらまた来て下さい、その時またお話しましょう!それで宜しいでしょうか?」 「はい!分りました!僕自身もう一度真剣に考えて答えを出します、その時また伺いますのでその時は今日の様にまた僕の席に着いて頂けますか?」 「分りました、お約束いたします。」 友人は少しではありますが一歩前進した事を喜び、ママの言われたように熟慮に熟慮を重ね、ママにどう問われようとも完璧に答えるように頭を整え、その日に備えたのでした。 しかしその日が彼にとって凄まじい試練になろうとは露とも知らずに・・・・・ |
名前 内容
はいむるぶし まりあさん まりあさんがドキドキしたらそれを想像するだけで私もドキドキ!!!キャッ!^^ (09/09/12 22:30)
はいむるぶし 軍神さん なにか軍神さんもそんな経験が有るようなコメントですね!男なら大なり小なりそんな経験は有りますよね!ましてや軍神さんの様なカリスマ営業マンなら!^^ (09/09/12 22:28) まりあ なんかドキドキしてきちゃった…。次回はどんな展開になるんでしょう。。。 (09/09/11 21:04) 軍神 同じ金を使うのであれば、普通の素人女性を口説いたほうが、何十倍もGET確率あるだろうに・・・麻薬やパチンコと同じで、底なし沼にはまると抜けられないものよ(汗)だって銀座のママに1億円の高級マンション1室、数千万円のベンツ1台をプレゼントする大物もいる、上には上がいる、我々が頑張った所で抜け殻になって無一文、まさに女郎クモの巣にかかった蝶の如し(汗) (09/09/11 20:10) |
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