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爺放談 |
■ 2009/10/01 (木) 愛と青春の旅立ち・・・・・18 |
彼はとうとう決心をしました。
あのメガネの男の所へ行く決心をしたのでした。 男の所在はP子ちゃんから貰った名刺に載ってありましたので容易に所在を認識出来ましたので、後は何時訪ねていくかの問題だけでした。 当然相手は一般の方でないのは彼も重々承知していましたが彼の心はもう既にママの事しか考えられず、しかも彼にはもう時間もあまり残されておりません、しかもこんな問題は簡単に話が付く訳でもありません。 彼は抱えてる問題を一時も早く決着をつけさせたい為、その日は速く仕事を済ませ、早引きをして男の居る場所へと向かったのでした・・・・・ 「何が有ろうと命まで取られやせん!」 「大丈夫だ!何が何でも会って話を付ける!」 「ママは俺が守る!絶対俺が・・・・俺のものにする!」 男の所へ行く最中、彼は自分自身を勇気付ける為にも呪文のように繰り返し呟いていたのでした。 その男の居る場所は、六本木交差点近くのどこかのビルにありました。 彼は会社にあるゼンリンの地図をコピーし、六本木駅を降り立ち、そこからコピーを見ながら歩いていきました。 すると、なにやら一度歩いた事がある道筋に気付いたのでした・・・・ 「うん?この道は?なんか知っているぞ・・・・・・・」 何故か知っている様な道筋を、更に地図を頼りに歩いていくと、彼はその理由に気付くのでした。 「こ・ここは前にママと来たビルじゃないか!」 そうだったのです、そこは以前最初のママとのアフターの時にママに連れて来られた裏カジノがあるビルでした。 「なんだ!ここだったのか!ママが良く来て遊んでいる裏カジノは奴のビルだったのか!」 彼は少し複雑な心境になりましたがしばらくして、そんな事は当然有っても不思議ではないと自分自身に言い聞かせ、前にも乗ったそのビルの狭いエレベーターに乗り、以前は地下に行ったのですが今回はその逆の上の方へ、最上階のボタンを押したのでした。 そのエレベーターは、ゆっくりと扉を閉め、少し反応が鈍いその動きが彼の心臓の鼓動を更に早めていくのでした。 「絶対!絶対命まで取られやせん!」 「落ち着け!落ち着くんだ!こんな動揺してたら足元を見られてしまう!」 「大丈夫だ!落ち着け・・・・・・・」 エレベーターが目的の階に止まり、ゆっくり扉が開いていきました・・・・・ 「いらっしゃいませ!」 彼はその目の前の光景に驚きを隠せませんでした。 彼のその目の前に広がる光景は、至って普通の会社の受付で、狭いですが綺麗に整った空間で、カウンターには一人の受付嬢がそこに座っており、周辺には観葉植物が有り、待合席がパーテーションで仕切って設けてある本当にこじんまりとはしていますがとても立派な会社の受付でした。 彼が想像していた様子とはかなり掛け離れたその様子に、少し言葉が出ませんでした。 「いらっしゃいませ!今日はどういったご用件でお越し頂いたのでしょうか?」 「あっ!あの!」 「はい?」 あまりにも普通の対応で、しかも受付嬢がとてもママやP子ちゃんが言う様な危ない人間の所で仕事をしているとは思えないほど普通で、いや、それ以上の、やもするとその受付嬢は上場企業の受付でも遜色の無い清楚な雰囲気を漂わせる女性でした。 「す・すみません!こちらに社長が居られると思いお伺いさせて頂いたのですが。」 「はい!今日は奥の事務所に居られます!」 「そうですか!宜しければお会いさせて頂きたいのですが・・・・」 「アポは取られていますでしょうか?」 「すみません!アポはありません!」 「ではお伺い致してみますので失礼ですがお名前とご用件の方を?」 「あっ!はい!××と申します。用件は・・・・・」 「ご用件は?」 「用件はプライベートな事です!」 「プライベートな事?左様でございますか?それでは伺いますのでそちらの方でお待ちになってください。」 「はい!」 彼は受付嬢が促した待合席に行き、彼女が電話で話している事を聞き耳を立てて伺っていました。 (こんなちゃんとした所では突然押しかけても無理かも知れんな・・・・) そして、しばらくして受付嬢が声を掛けてくれました。 「お待たせしました、社長はお会いするそうですのでこちらにどうぞ!」 「あっ!はい!すみません!」 彼は、受付嬢の案内するカウンター横の狭い通路を通り、奥に有る扉の前でノックをしました。 「社長!すみません、××様をお連れ致しました!」 「どうぞ・・・・」 奥の方から聞こえる男の声に、彼はまた、再び心臓の鼓動が早まって行くのでした。 「失礼します!」 彼はその受付嬢の手によって開かれた扉の中を見て、少し安堵の息をつきました。 その部屋はごく普通の社長室らしからぬ一般的な事務所に近い部屋で、どこの事務所にも有る様な打ち合わせ用ソファーとあまり仰々しくない社長用の机、その上にはパソコンとちょっとした小物入れと花が飾ってあり、それは良く有る中小企業の社長室を連想させ、とても危ない人間が構える場所とは思えなかったからでした。 「失礼します!」 「どうぞ!」 「今日は本当に無理を言ってすみません!」 「まーどうぞ!そちらにお掛け下さい!」 「はい!失礼します!」 男は何の躊躇も無く彼をソファーに掛けさせ、自分も机から移動しソファーに腰掛けました。 すると、さっきの受付嬢が・・・・・ 「失礼します!」 彼女が入れたてのコーヒーを彼と社長の分を持ってお互いの前に置き、直ぐその場を去って行きました。 「ま〜!どうぞ!」 「は!すみません!」 男は足を組み、彼女の持ってきたコーヒーに口を付け、そしてタバコに火をつけ、「リラックスしてくれ!」と言わんばかりの態度でこちらを見ていました。 男はそんなに背も高くなく、どちらかと言うと痩せ型で、髪も普通の7・3で、どこから見ても普通のサラリーマンの様でした。 「所で今日は何の様かね?」 「は・はい・・・・・・」 「私の事は誰に聞いたのかね?」 「はぁ〜・・・・・それは色々な所から・・・・・」 「ふ〜む・・・・ま〜良いでしょう・・・・で?今日の用件は何なのですか?」 「はい・・・・・誠に、誠に言い難いのですが・・・・・」 「○○クラブのママの事ですか?」 「えっ???」 つづく |
名前 内容
はいむるぶし その女性向けサイトに一人男性が入っても良いんじゃないですか?ね?一人ぐらい!^^ (09/10/02 19:29)
まりあ はいむるぶしさん、個人サイトで使っているハンドルネームを消していただいて助かりました♪おおきにありがとうございます(*^_^*)/こちらの無職ドットコムの日記上に、個人のHPの誘導アドレスをのみを貼ったり、別サイトでの交流結果のみをここに書くとは管理人さんに失礼だと私は思うので、私個人のアドレスは貼らないようにしています(^人^)ごめんね。女性向けサイトなんで、あんまり面白くないかも?!です(^ω^;) (09/10/02 09:44) はいむるぶし あ〜あ!まりあさんのご希望通り消しましたがなんかもったいないな〜!え〜〜〜!私の知らないまりあさんの個人サイトが有るのですか?ちくしょう!ここだけでもまりあさん争奪戦は必死なのにまだ別の奴が居たのか〜!しかし私は負けない!いつか心を私が掴んでやる!^^ (09/10/01 23:20) まりあ ううん、そうじゃなくて私の個人サイトです♪あ、別ハンドル消してくださると助かりますw (09/10/01 22:57) はいむるぶし まりあさん えっ?別サイト?それは私が好みそうな怪しいサイトですか?もしそうなら私も参加・・・・・あっ!またやっちゃった!^^ (09/10/01 22:55) はいむるぶし 告発者っち 何度も言うが今終われば全国5千万の読者に殺されちまうよ!^^ (09/10/01 22:53) はいむるぶし ここへさん さ〜〜!もう佳境に入りましたよ!最後までお付き合いの程ヨロピク!^^ (09/10/01 22:52) まりあ ↓あっ、別サイトのハンドルでしたm(__)m (09/10/01 22:49) 告発者 まだ続くのかあ^^ (09/10/01 20:22) ここへ これからどうなるのでしょうね。楽しみにしています。 (09/10/01 15:13) |
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