日記HOME TOP タイトル一覧 月別 

爺放談


 ■ 2017/05/31 (水) 大自然の驚異!


この世には「害虫」と言うものが存在する。

しかしこの害虫と言う生き物はあくまでも「人間」にとってと言うことで自然界の生き物に「害虫」など存在せず、それぞれにはそれなりの理由があり、大自然の厳しい掟から生き延びてきた唯一無二の存在である。

そんな「害虫」にスポットを当てた大学教授がおり、害虫たちの存在意義を研究していて、まあずいぶん前だがそのレポートがすごく興味深くて内容を少し書いてみる。

この害虫と言う輩から一番頭を悩ませている者はもちろん「農家」の方達だ。

毎年毎年豊作を願って丹精こめた農作物を害虫から守るために一生懸命努力と工夫を重ねて仕事に従事している。

しかしこの昨今、「無農薬」という消費者の健康ブームによるある意味贅沢な要求に必死に応えなければ農家として死活問題にまで発展してきた。

完全無農薬 有機農法での野菜や果物は実に人気があり、贅沢思考の購買者たちはこぞって購入する。

その裏には農家たちのどれほどの汗と涙と苦労の実態を鑑みているかは定かではないが、これも日本が「平和」でどれほど不景気だと言っても全世界に比べれば大したことではない証なのだろう。

話は逸れたが本題に戻ると、この教授。

「いったいどうして害虫が農作物につくのだろう?」

なんて突拍子もない発想をし、実際いろいろな検証を試みたそうで、そんな多くの検証例の中で一番興味深い検証例を挙げる。

簡単な例を挙げると「自然派生しているリンゴの木の傍で人間が手をかけたリンゴの木を植える」

こうしたところ害虫が付いたのは人間が手をかけたリンゴしか付かなかったそうだ。

その症例はほかの農作物でも検証し、実際に害虫が付いたのは人間が何らかの関与をしたものにしか付かなかったと言うのだ。

これは驚きの検証である。

この検証結果で教授はこう理論付けている。

「地球上のあらゆる動植物は大自然にゆだねられており、その生と死のサイクルを乱すものに大自然からの警告が発せられる。」

「害虫が農作物に付く行為は正にそれなのかもしれない・・・」

実に面白い仮説である。

確かに考えてみれば、この教授の話に関連するか分からないが大昔、江戸時代以前の言い伝えで、「竹の花が咲くと不吉なまえぶれ」などという言い伝えがあった。

日本は森林国家で特に「笹」大国である。

とくに「クマザサ」が日本全土に多く自生しており、約75年周期で実をつけると言われている。

その実った実を食べ爆発的に野鼠が繁殖し、笹の実が食べつくされた後、爆発的に増えたネズミたちは食料を求めて人里まで降り、農作物を荒らして飢饉になる。

飢饉が引き金で百姓一揆になるのは必然で、その周期は笹の実がつける75年周期と重なり、この言い伝えが昔あったと言う。

また、この爆発的に増えたネズミたちのおかげでイタチや鷹、そのほかの動物たちの貴重な食料となり、その生態系のバランスが保たれていたと言う。

本当に大自然のサイクルと言うものは脅威としか言いようがない。

ところでそのサイクルにおいて「人間」はどうなっているのだろうか?

自然界に置いてこの「人間」だけがこのサイクルを乱し続け、のうのうと生きている。

この人間には自然界の「警告」は無いのだろうか?

医学界でこんな学説を唱えている者が居る。

「あらゆる動植物の中において寿命に逆らっているのは人間だけだ」

「癌細胞はそんな人間の自然に逆らっている寿命を戻そうとして発生する細胞である」

これは相当爆弾発言ではあるが実はそれほど事実無根である訳でもない。

現実に医療技術や医療機器の発展する前、まだ人の寿命が50年と言われていた頃は病気による死因の大半は「風邪」いわゆる「ウイルス」が原因で「癌」での死因はほぼ無かった。

さらに言うなら長生きすれば確実に誰でも「癌」に侵される。

現在死因の一位が癌なのは、死亡診断書に「老衰」とは書けない、そしてその方々はほぼほとんどが癌に多少なりとも侵されていて、ただ高齢なため癌細胞も衰えているために致命傷とはなっていないだけでしかし死亡診断書には死因としては癌として書かれるから死因の一位は癌になってしまう。

そしてこの学説を裏付けるもう一つの理由に「自らの生命を終わらせるための細胞」という存在理由だ。

普通は細胞と言うものは衰えることはあってもむしろ命を維持するためのものであり、わざわざ自らの命を壊そうとする細胞などありえない。

しかしこの癌細胞はそのありえない行為のために存在する。

これはあたかも自然界の警鐘ととっても差し支えないのかもしれない。

しかし人間は仮にこれが本当に自然界の警鐘であったとしても凌駕しようとする。

最近画期的ながん治療の学説が出てきた。

オバマ大統領もこのがん治療を注目し、癌の克服を宣言していた。

この画期的ながん治療を提唱したのが我が日本人だと言うことも誇らしいが、確かに人間の知恵は近々に癌を克服する日も近いだろう。

しかし癌を克服しても必ず癌に取って代わる疾病が人間を襲うだろう。

大自然は自然界のバランスを乱すものに必ず「害虫」を差し出してくるのだ。


そしてそれが多分「神」の所業ということなのだろう。








名前

内容

通りすがり。 面白い話でだいたいは納得できますが、害虫や癌が自然からはみ出た人間に対する警鐘っていうのは、害虫を害虫と呼んでるのと変わらないと思います、害虫なんていないし誰も警鐘は鳴らさない、人間が改良した植物に虫が付きやすいのは自然発生した植物よりも栄養価が高かったり有害物質が少なかったりするからで、癌は人間に警鐘を鳴らしてるのではなく、たとえば再生力の高いトカゲ等にも多いと聞きます、神は居ないし誰も警鐘なんて鳴らしてないんじゃないでしょうか。 (17/07/17 01:22)
はいむるぶし 腐敗官僚さん 言葉が足りませんでした?もちろんアポトーシスが機能している癌細胞もありますがそもそも機能している細胞を問題視する意味がありません、問題は機能しなかった癌細胞でしかもその癌細胞は増殖するということです。そしてやがては人体そのものを殺す細胞という事です! (17/06/01 11:02)
腐敗官僚 癌細胞はアポトーシスが機能しますよw がん細胞を自殺させる?アポトーシス効果とは http://ganmaga.jp/archives/432  アポトーシスの生理的・病理的意義 http://dimb.w3.kanazawa-u.ac.jp/sousetsuf/sousetsu7.htm (17/06/01 07:23)
はいむるぶし 腐敗官僚さん 癌細胞はアポトーシスが機能しない細胞です!これこそ「害虫」なのでは! (17/06/01 03:02)
はいむるぶし まりあっち!ちなみに帝王切開の語源はご存知でしたか?2節あるのですが、「はさみ」「シザー」がシーザーになりユリシスの意味から帝王と解釈したこと、もう一つは古代中国の王朝では帝王になるべく身ごもった子供は日付を決められた日時に出産をしなければならなかった、そのためその日に無理にでもお腹を切って出産したために帝王切開となったという2説があります!どちらが本当ですかね! (17/06/01 02:08)
はいむるぶし 腐敗官僚さん 教授はいますよ!確か筑波大学だったと記憶してます!癌細胞のほうもたしか慈恵医大だったような・・これは自信がない!笹の一斉開花は75年周期と言います!言い伝えも本当ですよ!^^ (17/06/01 01:58)
腐敗官僚 細胞の自殺(アポトーシス)というのがある 癌細胞や病原体に侵された細胞はアポトーシスによって体内で自滅に追い込まれていくのだそうです 健康体であるならばアポトーシスによって人体は健全な細胞だけで構成しているのです 「神の所業の害虫」では無いので健康体を保ちましょう そして日本国家も健康体になりましょう (17/06/01 00:44)
まりあ 老衰って書いたらアカンよとダンナにゆっておきます^^;; 帝王切開で生まれる赤ちゃんも増えました。帝王切開がなくてはならない医療行為となりました。。20代で盲腸を切って生きながらえ、30代で性交して、子どもを作った男性もいます(ダンナ様の許可をいただきました笑) これからどうなってゆくのでしょうね?既に神の領域に入り込んだのかも。ヒトは自然界から離脱したのかもね。もう、戻れませんよ。。肝に銘じてくださいね(*^_^*) (17/05/31 22:46)
腐敗官僚 笹の一斉開花って、もしかして、「滅びの笛:西村 寿行著」じゃないのw 全く同じセリフを見た覚えがあるw その教授って実在するんですか? それはさておき、いま日本で大繁殖しているネズミは頭の黒いネズミですねw 日本会議の力を結集して対抗しないと、本当に存亡かかってますんで… (17/05/31 20:47)


[前] 善意というもの @ | [次] 文化と宗教とアイデンティティ


爺放談TOP

タイトル一覧 月別