ずっと無職だよ

外はまだ暗い明け方4時過ぎ、ふと部屋の片隅にある壁掛け鏡を覗くと、そこに信じられない物が写りこんでいた。
頭がぐじゃぐじゃで無精ひげを蓄えた痩せこけた頬の中年のオッサンが写し出されていた。
まるでの覇気の無い死んだ魚の様な目をした中年のオッサンが急に驚いた顔をしてこちらを向いた。。。
私も驚いた顔をして中年のオッサンの顔を見て目が合ってしまった。。。
いったいこいつは誰なのだ？
俺はこんな部屋のこんな覇気のない汚らしいオッサンを部屋に連れ込んだつもりは無い。
この部屋には夢と希望に満ちた若者が田舎から上京して来たはずなのに。。。
いったい夢と希望に満ちた若者はどこにいってしまったのだろうか？
またあの汚いオッサンが鏡に写りこむと思うとゾッとして恐ろしくて、もう鏡を見ることが出来ない。
「きっと鏡の調子が悪かったのだろう」と無理やり現実に起こった出来事を無かった事にしようとする、ずっと無職で30歳の覇気の無い死んだ魚の目をしたオッサンであった。。。


現実辛いもうだめぽ死にたい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。