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無色の妄想日記タイトルを変更しました。 現在、福島県郡山市に仮寓させていただいている。 ありがたいことです。 旅をしている時の状況が時に思い出される。泊まる当てもなく、地図を片手にひたすら歩いた。雨の中、強風の中、雪降る中、そして、暴風雪の中。ひたすら歩いた。歩いている時には不思議に恐怖感や切迫感は無かった。何とかなるという気持ちですね。 今、雨、露、雪、風を凌げる部屋を提供していただいている。このことがどれほど嬉しい事か。実感している。 残された時間がいくらほどあるかは判らないが、残された時間を、自身の身魂を磨くために使おうと思う。スピリチュウアルを学んできているのだから、自身が信じる道を進む。 ただ・・・それだけ。 |
■ 2012/09/19 (水) 9月19日 |
古河のホテルで休養がてら溜まりに溜まっている旅日記を入力している。
9月3日 真性ホームレスへ一直線。 昨夜は高架の下で寝た。どこでも好きなだけ練れる能力が必要なのかな!? 岩手、宮城、福島の北側と福島の南側の人の態度は異なるように感じる。今後、茨城に向かうが、首都圏に近づくに連れて、荒廃の度も増してくるのでしょうね。これからは、毎日がホテル泊まりになるのかな!? 昨夜から空模様が猫の目の如く変わる。晴れたり曇ったり、雨降ったりと・・・!? いわき市の市議選が行われるようだ。 立候補者は、「子供たちのために、検査体制を確立し、万が一に備える」というようなことを言っている。あほか!?なにあほなことを言っているのか!?子供たちの事を考えるならば、避難させろ!と言いたい。避難先を考えるのがあんたらの仕事ではないか!?真に言葉を気軽に使い分ける政治家たちです。まあ〜政治家は舌のスペアーをいくつも持っているし、もっていなければ政治家には成れませんからね。 立候補者たちにお聞きしたい! 「311後の貴方達及び、貴方のご家族はどのような行動をとりましたか!?」と。 9月4日 いわき泉駅のホテルを9時30分ごろ出発。 今日茨城県に入る予定。とことこと歩きながら、また休みながら河川敷の公園に着いた。ここで小休止。ここで、地元の男性に声をかけられた。しゃれたサイクリング車に乗った私より年上の男性。「どこから来たの?」。私は私の目的を話すと、男性は色々と話してくれた。その男性は音楽関係の仕事をしていたらしく、美空ひばりから矢沢永吉までの話をしてくれた。ただ・・・私の話を聞くことはせずに、一人でしゃべっている。よほど音楽関係の話がすきなのだろう。 311の事を伺うと、地震の時には動けなかった。動く事が出来なかったとの事。津波もこの公園まで来たが、太平洋側に比べて被害は軽微だったとの事。ただ、補償問題でこじれているようだ。この問題はどこの地域でもあるようだ。被害が警備であるがゆえに、他の地域からの避難者が集まり、その上、意図的な避難者に見せかけた人たちも集まってきている。この事は、安達でもいわきの四ツ倉でも聞いている事。利に絡んだ集団の動きですね。 14過ぎに勿来駅に着く。 勿来(なこそ)と読む。東北地方には、このような地名が多い。アイヌ由来か、大陸由来か!? 今日は茨城には入る予定であったが、何かに誘われるが如く、勿来の関によった。 勿来の関公園の下のトイレで体を拭き、着替える。トイレの構造が、観光地にふさわしく、左右にトイレがあり、中央は通り抜けの通路になっており、両側に長いすが備えられている。時折車が通るだけであり、のんびりできそうだ。 此処は福島県と茨城県の県境に当たる。 暇つぶしに、汗をかかない様にゆっくりと勿来公園まで歩いていった。すると、屋根付きの休憩所があった。今晩は此処で泊まろう。此処ならば、誰も文句は言うまい。下のトイレに置いていた荷物を取りに行き、休憩所でのんびりと夜を待った。 夕方、遠くでゴロゴロという音が鳴っていたが、時を経るに従い近づいてきた。雨も降ってきた。雷雨。天気予報では、上空の気圧配置が不安定となり、集中豪雨が所々で発生しているとの事。厳しい残暑と水不足だったから、恵みの雨となれば良いのだがね。 それにしても、此処で見る天の演劇は素晴らしい物である。迫力が違う。雷鳴、稲光、雨と、臨場感が違う。 夜中にトイレに立ち、他の休憩所に床机型の休憩所があり、しばらく其処で休んだ。うとうととして、目覚めると猫がいた。このたびで初めての猫との接触。荷物に置いてある休憩所に戻ってくると、猫は付いて来た。リックに「秋刀魚の蒲焼」一缶があるのを思い出し、あげた。お腹が空いていたのでしょうね、ばくばくと食べている。人懐っこい猫だから、捨てられたのでしょうね。明け方、私の手のひらから水を飲んだ。こんなことは初めての体験です。何だから嬉しい・・・。 9月5日 勿来の関公園の休憩所で目覚める。 少し上り、勿来の関公園まで行く。自販機が有った。 朝、野良猫君が隣でのんびりとしている。懐かれた様だ。う〜ん!?どうしよう・・・。地理が分からないから、どこに、どのくらい行けばコンビニがあるかが分からない。しばらく考えていると、勿来の関公園のトイレで何かやっている男性がいる。男性の所に行き、コンビニの場所と距離を聞いた。その男性は、トイレに集まる「蛾」を捕まえては写真を撮っている。 私に対して「蛾」は好きですか?という問いかけに対して、私は「あまり好きではないという答え。私は、「学者さんですか!?」と尋ねると、学者になりたかったですね・・・という答え。色々と話したが、その男性の車でコンビニまで載せてもらい、鶏肉の入った弁当を買った。 野良君に鶏肉をあげた。 温めたので熱かった様だ。しかし、食べてくれた。その後、犬が来たので追っ払った。 私は立たなくてはならない。「野良君よ、達者でな!元気に生きろ!」と、声を掛けてたった。直ぐに福島県と茨城県の県境。 歩きに歩き、北茨城市を歩き抜き、高萩市に入った。サイクリングしている若者からスポーツドリンクをいただいた。ありがたいことです。 現在、17時ごろ。 高萩駅に着く。コンビニでビール、弁当、ちょっとしたあてを買い高萩駅の横のバス待合ベンチに居つく。この頃になると、足の裏の皮の如く、面の皮も厚くなり、一々許可を取るという事をすることなく、眠れる場所を探す事を覚えた。これらも、この歪んだ、出鱈目な狂った社会の教えですね。悲しい事です。 9月6日 高萩駅のバス待合ベンチで目覚める。 高萩駅近くに野良ちゃんたちがいた。やせ細っていた。悲しくなる。持ち合わせの缶詰が無かったし野良ちゃんたちも警戒していて、私に近づかなかった。 「命」とは・・・!? この物質世界に生まれてきた「命」は、「命」の続く限り生きようとするのは当たり前です。食べる、排泄する、子孫を残す。この当り前の事を、人類の身勝手な思考により閉ざされている動植物(命)が如何に多いことか!?その反面、自然を大切にしよう、命を大切にしようというスローガンが叫ばれている。この矛盾に気がついていない。 行け行けドンドンの直線思考により、支配、コントロール出来るものは大切にし、そうでないものは排除しようとする意識。地球先住民の一種族である日本民族(大和・倭)が一刻も早く目覚めることにより、意識の共振・共鳴を起こして循環思想に帰るべきです。 人類は大きな勘違いをしている! このことも支配階級には通じないことですが・・・。 高萩駅を出発し、しばらく歩いていると海岸についた。 そこで犬を散歩している男性と話をした。私が来た目的を話し、311当事の事を伺うと、高萩は地震、津波の被害は大きくは無かったとのこと。ただ、津波が川を逆流して、多少の被害を出したとの事。股、放射能に関しては、問題の時期には全ての人がマスクをしていたが、1年も過ぎるとしなくなったとの事。「慣れですね・・・」と寂しそうに呟いた。政治家・御用学者の発言、マスコミの情報による誘導・・・。 私はお礼を言って分かれた。 重い足を引きづりながら、歩きに歩き、多賀駅に着いた。歩いている途中のコンビニの公衆電話でホテルの予約を取った。多賀駅で少し休んでいると、空模様が怪しくなってきた。 雨が降りそうだ。雨が降る前にチェックインしようとホテルを目指した。 歩くという行為。 この行為を続けることは非常に辛いことです。朝から晩まで歩く。時には夜どうし歩く事になる。歩き続けるということは辛いことです。足裏のマメが潰れても歩く事をする。歩かざるを得ない。肉体的には辛い事ですが、止めようとは思わない。巣穴を処分して飛び出したのだから、帰る所は無い。進むだけ! しかし、今の気分は執着がなくなっている。肉体的には辛い事だが、心には執着が無くなり、拘束するものが無い分、自由で居られる。何物にも変えがたいものです。 |
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