夜明けのコーヒーコーナー　ｚｚｚ

昨日、ＮＨＫで中国の格差に関する番組をやってて、観てたのよ。
もう、うるうるきてしまいそうでしたね。
農村部の貧困と言ったら…。

子供のけが（複雑骨折）の手術代を稼ぐために、子供を残し
夫婦で出稼ぎに出るも、仕事がなかなか見つからなかったり。
その子供はもう腕が曲がってしまっていた。
（ケガをしたのは3年前くらいらしい）
（農村部ではまだ医療保険制度が未整備らしく、自己負担8割だとか）

娘には貧しい思いをさせたくないと、娘の学費を稼ぐために
自らを犠牲にして働く父親や家族…。
その思いに応えて、出世して家族を楽にさせたいと思う娘。
（その子は、貧困から脱出するためにはいい大学にいくしか道がないと言う）

両親とも出稼ぎに出てしまっている子供たちは、寄宿舎のような
ところに集まって住んでいるのだが、その子供たちの発表する
日記みたいのが、また泣けてきそうになるのよ。
「私の学費を稼ぐために懸命に働いてくれるパパやママを楽に
　させるためにもどうしても科学者になりたい…」
と言って、泣き出す女の子。周りの子も泣き出す…。
7歳くらいの子供達らしい。

たしかに、貧しくて悲惨なんだけど、離れ離れでもお互いに思いあってて、
家族のために、親のために、子のために懸命になってる（生きてる）
…てのがスゴイなって思った。なんだか、とても純粋に生きてるような。

日本みたいに中途半端に豊かになると（最近はワーキングプアとかありますが）
いろんなエゴや欲望がぶつかりあって、お互いがお互いを思いあう気持ちが
失われ、どんどん自分勝手になっていく…ような気がした。
人間なんてものは、そんなもんかもしれないが。