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遺作イズムゲッチュー日記

Author:稲木恵次 ( Profile )

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 ■ 2011/07/31 (日) 記事収集


闇サイトを通じて全く面識のないもの同志が、次の日のうちに殺人を計画し、実行し、全く面識のない女性が被害者となった。かってない犯罪。一種のテロだとも言われたみたいだけれども、まさしくそうだと思う。



逮捕直後自首したのは「死刑になるのが怖かった」と、報道されたことに対しては、



「自首した件については、正直にいって気の迷いです。なんとなくの方が正しいかも。死刑になりたくないから自首したのではないので、あしからず!」





狙う女性については、無差別に違いはないが、一応基準があって、20代後半〜30代前半で派手じゃなく黒髪で、ストッキング姿の質素なOL風な感じの女性。あまりブランド品とかは身に着けてなく一人暮らしが好都合と具体的に決まっていた。この基準に合う女性は貯金を割りと持っている人が多いとか。金を引き出した後、女性をどうするか?もちろん『殺す』とあっさり決まった。3人にためらいはなかった。





走りながらドアを閉め、「体目当てじゃない。おとなしくしろ」と堀。「何?何なんですか?」と被害者。「騒がなければ命は保障する」と繰り返した後、被害者の口にガムテープを貼った。



そして暗証番号を聞き出した後、殺害に及んだ。



ロープを1回2回首に巻きつけ、片方を堀で、もう片方を私が持って、思い切り引っ張った。ハンマーを受け取り2回殴打。(さらにその後)約40発〜50発の殴打のあと、止めにロープで締めた。



川岸被告は利恵さんの最後の言葉を覚えていた。



「殺さないって言ったじゃない・・・お願い・・・助けて・・・死にたくない・・・お願い・・・話を聞いて」

彼女が最後に言った言葉。この言葉がこの事件のキーポイントだと思った。「殺さないって言ったじゃない」は約束が違うって意味で、暗証番号を教えるなら命を保障するって彼女と約束したからだ。

彼女にしては究極の選択だったのでは。暗証番号を言わなければ殺される。言っても殺されるかもしれない。結局彼女から貰う物は、現金62000円と、時計と(フェラガモの)財布にデジカメ。免許と保険証を売っても20万円にもならない額だった。誤算すぎるほど誤算だった



殺人の様子を淡々とつづった挙句に、川岸被告は「構わず放送していただいて良いですよ」と書いている。そして、被害者への『謝罪』については、ついぞ見かけることはない。



謝罪については心に思ってない事を、口先だけで話しても、相手に対しては失礼に当たると思います。現段階においては考えていません。



手紙だけでは殺人の真意を測りかね、番組のスタッフは川岸被告に面会に行く。そこで、次のようなやり取りが行われた。



【記者】 なぜ殺害というところまでいった?

【川岸被告】 勢いと流れだね。

【記者】 流れというのはどういう意味?

【川岸被告】 たとえば甲子園初出場のチームが1回戦って、あれよあれよと一気に決勝までのぼりつめる、そんな感じ。

さらに
【川岸被告】 教えてあげようか。命は尽きるもの。そして、運に左右されるもの。あの子が狙われたのだって運。俺らがここにいるのだって運。俺らがこれから無期になるのか死刑になるのかだって運。それだけ。

面会でもまた、彼が悔いる様子は見えなかった。



検察官「この同人誌の発行日は平成17年8月14日ですが、このころから女性を性奴隷
にしたいという願望があったのですか」 星島被告「あったと思います」


男は5月上旬
、大阪市内のマンションで、無施錠だった1人暮らしの 20代女性の部屋に侵入し、
女性にスタンガンを突き付けて乱暴。さらに粘着テープで 目隠しし、車に乗せて自宅に
連れ込み、6日間監禁して繰り返し乱暴した疑い。




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