2012 〜無職〜

今テレビで若者共が共同生活する婚活シェアハウス特集をしていた。そこは愛欲にまみれた酒池肉林だった。24時間コンパっていた。外人の超絶イケメンがめっさいた。こんなところに放り込まれたら初日に夜逃げするな。こんなとこにいる連中、正気の沙汰ではない。

アニメのjojoの3部が面白い。jojoはみんなスタイルいいからフィギュアでも集めようかと言ったらお母さんに「現実逃避してんじゃないよ！あんたホームレスになるよ！」と言われた。

BSで寅さん観てたら、寅さんが同窓会に行って惨めな思いして悪い酒を食らっていた。今同窓会があったら俺も惨めな思いするんだろうよ。
気楽そうに見えてもどこか自分の身分に負い目がある。そこに哀愁を感じるんだね。

バイト帰りに路上でアンケートの人に声をかけられた。年を聞かれたので素直を答えたら「残念、24歳までなの」と言ってリリースされた。若く見られたのは嬉しかったけどアンケートできなかったので残念だった。
今日は市川さんは銀座で撮影だったのか、銀座に行けばよかった。

この前大学の頃から毎週遊んでる友達と久しぶりに漫画を描いた。すごく盛り上がって、あの頃から変わってないなとか思っていたが、友達の会社用の携帯が鳴って仕事の話が始まって30分ほど待たされた。タブレットとかを駆使していた。それを待つ間、僕は堪らなく惨めだった。大学を出て4年、彼は入社5年目、僕は2年で辞めてから派遣やったり正社員を立て続けに3度も辞めたりで2年が経った。今はまた派遣とバイト生活だ。彼は経験を積んだり資格を取ったりしてどんどん偉くなって、もう完全に安定期に入っている。立派な社会人だ。変わってないのは俺の頭の中だけだった。しかし髪が減ったり、顔が老けたり、身体は確実に老化している。


スーパー情けない、恥ずかしい。

前だったら何にも感じなかったような些細なことにもストレスを感じ、脱毛を伴う片頭痛を発するようになってしまった。仕事でも今はストレスとなることはないはずなのに頭痛が止まらないのだ。憎きTMにストレスを与えられつづけ、ハゲてしまった地獄の3ヶ月のせいで完全にそういう精神構造になってしまったのだろう。

「ストレス→片頭痛→ハゲる」というロジックを自分の中で作ってしまい、それが実際の脱毛として身体に現れているのだ。これは完全に精神病の域だ。精神科に行ったら強迫性障害と診断された。片頭痛の箇所も最初は左だけだったのに右や前頭部など広範囲になって全体的に薄くなってきてしまっている。

ハゲのスレッドを見ると自分と酷似したことを書いている人も多い。やはりナルシストがハゲるのが一番悲惨だ。よかった頃の自分が頭から離れない。自信に満ち溢れていて、そんな自分が大好きで、何をしても楽しくて、誰とでも饒舌に話せてモテていた自分、あんなに楽しかった毎日がハゲというだけで一変する。全てに卑屈になる。本当に髪さえ戻ればもう何もいらない。

男と生まれたからにはカッコよく働いて出世したいと思う。そのチャンスはあったけどどうしても俺には出来なかった。スーツは似合うんだけどね。

出世が無理ならどうやって金を貯めればよいのやら。「世の中、金」とは思わない。金で買えないプライスレスなものにこそ価値がある。間違いない。だが金によって取り除ける不安があまりにも大きいのもまた事実。

人生の楽しみとは別に、生きていくには銭や土地がものを言う。銭や土地や不動産がほしい。増税！一人暮らし！プルシット！
1000万くらい銭貯めて資産運用かまして家おっ建てて、最先端の発毛施術受けてフサフサになって自尊心を取り戻すんだ!!
銭金はあくまで、幸せをつかむための手段、本当にほしいのは自信。自信さえあればなんだって出来る、何をしていても幸せだ。それは周りにも伝わる。自信があればモテる。間違いない。俺から自信と髪を根こそぎ奪いとったあの野郎が憎い。

増税、便乗値上げ、ストレス、それに伴う脱毛、異常な眠気、26年住んだ家がなくなる、、全部あの経理野郎のせいだ。あのmother fucker、もし一発ぶん殴れるなら、こんな非力な俺でも一撃で顔陥没させるほどの力が出せる気がするぜ。メガネも叩き割ってやんよ。

だが許す。

今日はバイトした後、一日切符買って友達と色々回ってきた。今日稼いだ分は今日使ってやった。焼肉も食った。とても楽しかった。やっぱり仕事をやめたのがよかった。仕事のストレスがないと休日もこんなに楽しいんだ。こんなことならもっと早く辞めるべきだった、というか初めから正社員に首突っ込まないでずっと派遣やりつづけてればよかった。その苦悩の結果が髪の激減、戻ってきたこの楽しい日々に唯一暗い影を落としている。一年前は揺るぎなく完璧に楽しかった、幸せだった。頭の左側だけでなく後ろや前髪も気になり始めた。頼みの綱はハゲの塗り薬のみ、半年経過を見ろと言われている。現在1ヶ月。もし髪が戻ればもう何もいらない、それだけで幸せになれる。俺はそういう男だ。

今日は3月末の単発バイトの面接に行った。さっき結果が来て１日のみ働けることになった（２日間希望だったけど）派遣とかバイトだとやる気になるんだけどな。
てか面接したのって今日のことか、なんか一日長かったな。２日位前のような気がする。

暇な時間があると色々考えてしまう。４月から前にやってた派遣に戻る訳だけど、前に一緒にやってた派遣友達が昔言ってたことの意味が分かった。その人は職場で前の派遣先の知り合いに会うことを極端に避けていた。「まだこんなことしてるのか」と思われたくないからだと言っていた。俺があの職場に戻ったら絶対「こいつ、また戻ってきたのか」と思われる。元々、楽な派遣を自分から辞めたのはそういう切迫感を感じていたからだ。その頃より格段に状況は悪くなっている。どこへ行っても悩みは尽きない。


話し変わって無職.comで片思いされている方の日記を見てると片思いしたくなってくる。画面が明るくなりますね。そんなことを思うとは一時期からするとだいぶ回復してる。付き合うより片思いのほうが全然楽しくて好きのピークは片思いの時だという、どうしようもない甲斐性なしなのだが。
そんなことを考えながら自転車をこいでたらストライクなルックスのひとがいたので二度ほど見た。赤いカーディガンにロンスカにかわいい靴下、よく若いひとが持ってるとぼけた顔の黒猫のプリントバッグ。何系に属する格好なんだろうか。


家に帰ってきて駐輪場に自転車を留めようとしたら親戚のおじさんがいて、退職繰り返しててバツが悪いから会いたくなかったのでブックオフに行った。福満しげゆき先生の漫画を買った。最初のほうはなんか親近感湧いてたけど最近子供まで生まれて遠い存在になってしまった。