忍者の無職　キャリアデザイン日記

現在　19時前です。

今朝は、実家に行った。実家は海辺の町なので母親をそそのかし、魚市場へ行く。ここでアジ３匹200円、ボラ1匹200円を買わせる。彼女は俺に好意的なので、おごってくれたわけだ。浜値とでも言うのだろうか？　とにかく安い。その他、ヒラメ、カレイ、黒鯛などがコンクリートの床にはね回っていた。釣りをする俺としては、黒鯛が無造作に踊っている姿はなんとも言えない。（釣りはコスト高である。しかもこの時期、黒鯛は痩せていてまずいので市場価値がない。漁師は逃がせば良いのにな）　ここまでのコストを整理してみよう。

ボラ　　　　　　　　　　　　　　１匹　２００円
アジ　　　　　　　　　　　　　　３匹　２００円
母親が魚を下ごしらえする手間　　プライスレス

そんなわけで、下ごしらえのすんだ魚を持ち帰り、昼食は焼きそばを作る。午睡のあと、ちょっと仕事して、夕方になり、アジを焼くべく、炭火を熾す。遠赤外線作戦の発動である。新聞紙をくしゃくしゃにし、消し炭を置き、炭を置き、着火。カメムシドライヤーで風を送る。
（用語解説・カメムシドライヤーとは、我がアジトに潜伏するカメムシが、ドライヤー機関部に紛れ込み、以後、送風される風がカメムシ臭を放ったため、実用に向かなくなったドライヤーである）

　携帯に入電。前職経営者からである。俺が撃沈された就職先の話をされ「受かったか？」「落ちました」　丁度良い、という枕詞から、現場を頼めないか？という依頼を受ける。ぬ〜。

　これまで褒められたり、けなされたり、「なんで金を払わねばならないのか？」みたいな態度をとられてきての、この発言。こっちの生活苦を見越したような発言に、ぬ〜と思わないで居られない俺だった。アジも焦げてくるし。
　返事は保留した。レートは俺が前に提示したレートで再提示してきたが、むこうの都合だけで言われると、向こうの都合だけで切られることも想定される。食える金額だが、自治権は保証されないだろうと思う。
　引き継ぎ作業などを時給700円で総括された、舌の根も乾かないうちにそういう事言うか〜？　と。燃料費も出ない任務だったぜ〜。

　そんなわけで、炭火で焼いたアジは旨かった。ついでにボラの心臓の塩焼きは絶品！
あとのことは考えず、今から焼酎のコーラ割りに酔う俺である。