忍者の無職　キャリアデザイン日記

現在、見ての通りの朝です。
昨日、のぞみに乗り、横浜までやってきた。今年は読みが甘く、１６日に帰省ラッシュはないだろうとおもっていたが、乗車率１３０％であった。よって、家から折り畳みイスを持参する。のぞみに自由席があることを知らなかったので、それだけ電車に乗ることが少なくなっていたわけだ。ホームで並んでいたら駅員が指定席の車両のデッキなら居ても良い、と言い出した。指定席のデッキ、右側に陣取った。幸い、各駅で開く扉は左側だったので、概ねそのゾーンは俺の占有区域であった。ヤマは新大阪で、そこからは座れるだろうと思ったが、これも甘かった。時折、自由席エリアをのぞくと、そこはデッキまで人が溢れており、自由席は自由席のデッキにいないとイカンと思う人が多いことが分かった。
　新横浜から乗り継いで、三日月型ホテル・インターコンチネンタルに到着。メーカーオプション（＝嫁）の家族会に出ているわけだ。今年は中華の店だった。緊張して、あまり味は分からない。育ちのせいか、珍しいアジアのビールばっかり飲んでいた。ブルーライトヨコハマといいつつ、ネオンにはあまり青い光はない。夜景は綺麗だ。不思議なのは、嫁の家族もこの夜景に「綺麗〜」とか言う。いつも見ているんじゃないの？と思ってしまう。
　インコンは混んでいる。不景気とは言いつつも、中華の店は９０％以上の入りだし、今、朝食を取ってきた食堂でも１００％の稼働率だ。天井の高い内部、教育の行き届いたスタッフ。映画の世界のように、今ひとつ実感のわかない空間だ。家族連れも多く、短パン姿のお父さん、調度品のソファーの下に隠れる子供。エレベータ前の白し砂の入った灰皿。今、大観覧車やランドマークタワー、運河を見ながらこれを書いていることもバーチャルな感じがする。今回の作戦にどれだけ金がかかったは不明だし、それを考えるのも野暮というものだ。
　この後、家族と別れ、俺はまた東京を放浪することになる。泊まるところも決めていないし、予定もない。荷物がかさばるのであんまり人の多いところにはイカナイ。パソコン持参という時点で、仕事はついて回る。オン・オフ、場所をわきまえないのがこの仕事の因果なところだ。