忍者の無職　キャリアデザイン日記

現在9/10　21：20ゴロです。
日記が更新できないのには訳があった。
それは台風だ！

9/7火曜　台風接近であったがメーカオプション（＝嫁）はいそいそとパートに出かけた。前回の台風が大したことはなかったこともあり、俺は認定日でハロワに行かねばならない状況でもあり、休園で家にいたメーカオプション（＝嫁）を連れてハロワへ向かう。風は強い。
このとき午前9時。

ハロワは空いていた。認定を受ける人たちから電話が多く入っており、さすがに職員も「来られる時でいいです」と応対している。俺は認定を受けて、かつ、自営開始日をどうするか、そうすっと受給額が減るけども、という話を職員とする。ぼっちゃん職員ではなく、プロの女性職員が対応してくれたので、良かった。
ハロワを出たらおじゃ魔女（＝娘）がメーカオプション（＝嫁）のパート先に行きたいとぐずりだした。メーカオプション（＝嫁）の勤務先は接客なので、行けば何とか会える。しかたなしに、連れていく。

帰宅10；30　停電している。雨も強い。バケツどころか、盥をひっくり返したような感じだ。おじゃ魔女（＝娘）と俺は裏の納戸へイスを出して本を読むことにした。そっちのほうがまだ明るいから、だ。
どのくらい時間が経ったのか忘れたが、トイレだか、なんだかで家に入った。寝室にしている和室が雨漏りしている！　俺はヘルメットとライトを装備し天井裏に上がった。既にそこは池と化していた。
　火事と一緒だ。気が付いたときには鎮火不能なほどの炎の勢いであるがごとく、我がアジトの6部屋中5部屋がスプリンクラーを作動させたようにシャワー状態になっていた。メーカオプション（＝嫁）は帰ってこない。携帯はつながらない。俺とおじゃ魔女（＝娘）は廊下に布団を出してひたすら耐えた。あ、ガレージ事務所は？と思い、外を見た。
　壁面装甲は塩ビのトタン板だ。これに大きな穴が開いていた。たくさん！　雨の猛攻を受けている。この時点で手作り倉庫は二転三転、転がっている。ガレージ事務所には仕事の書類はもちろん、コピー機、マックのメインマシン、ウィンドウズ、外付けハードディスク、テレビデオなどが入っている。マックのメインマシン（パワーブック）、ウィンドウズの本体（モニター・キーボードは見捨てた）のみをずぶぬれになりながら家に入れた。あとは風雨の蹂躙になすがままであった。

我が軍の被害は甚大であった。

屋根がふっとんだ修理費は300万。これを瓦の材質を落として200万弱にした。
OA機器は100万位だろうか？
財源？
わかりません。

災害は忘れた頃にやってくる。そしてそういう時には無防備である。おれんちは火災保険は入っているが台風に関する保険は入っていない。メーカオプション（＝嫁）の溜めていたヤフオク用の服や趣味で集めた映画のポスター。おじゃ魔女（＝娘）のおびただしい数のおもちゃ。すべてパーだ。畳も12畳分パー。布団もふっとばずに、ぬれてパー。（畳・布団は乾かしている）

ネット環境がケーブルテレビのそれを使用しているため、これの復旧も遅い。（前回災害時に1ヶ月を要した）　次にＮＴＴは支店を統廃合しやがったために、まったく目処がわからん。電力会社は前回の災害時の教訓が生きており、今回の復旧はホントによくやってくれたと思う。折れた電柱は1日で新品が立った。同時に各電柱にあるのだろう、携帯の基地局も回復し、携帯が使えるようになった。携帯よりもＰＨＳの方が通じるという変な感触も味わった。また、行政からは水が配られた。自衛隊の災害派遣も来てくれたが、アナウンスがないので、何をくれるのかも分からず、ある意味、出ばった隊員達は可哀想だった。
　パワーブックは昨日までは機能していたが、今朝死んだ。ショートしたらしい。マックのデスクトップ機からこの日記は書き込んでいるのだが、マックの二台はどうもＯＫみたいだ。ウィンドウズに関しては避難させたし、モニターもその後、通電することは分かったが、肝心のキーボードが死んだ。動作確認のしようがない。パワーブックは今日、県外のマック修理屋に送った。もしも駄目なら下取りに出してウィンドウズのノートを借金してでも買わないと仕事にならない。
　しかし、イベントの現場は容赦なくやってくる。昨日、俺は迷ったあげく、Ａ３対応のプリンタをローンで買った。そして、今朝は朝から現場である。ない金からスタッフのアルバイト料を工面し、現場へ渡した。おかげさまでスタッフは頑張ってくれ、また、関係各位から暖かいお見舞いのご連絡を頂いて、とりあえずは家族三人が息災であることを喜ぶ（しか！）ない状態である。
　この日記を書くにあたり、デスクトップ機にＰＨＳつないで、知り合いからアクセスポイント番号を聞いてつないだ次第である。ほそぼそながらも仕事は稼働しつつある。肝心のパスワードとか書いてある会員証の紙が流出したのかなくて、サービスにかけて事情を説明するも、さすがに電話ではパスワードとかを教えてはくれなかった。

おじゃ魔女（＝娘）と二人でがたがた、ぴちゃぴちゃ言う家の中にいるとき、俺は本当に「死」を意識した。家が倒壊するか、後ろの山が地滑りするか、と本気で思った。

今回の一件が笑い話に成る日は遠い。