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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2005/01/09 (日) 連休特別付録 仕事探しのポイント


あんまり暇なので、暴発事件後の昨日のことをもう少し。

スタッフはみな20代の若者だ。で、こっちが年長者。それなりに尊敬を持たれていた。そこに俺は甘えた。その結果が、目下の者への言葉の暴力だったらしい。

 スタッフにはめいめい、メールや電話で謝罪した。

俺が特に気になっていたのはセクハラだ。俺のタガが外れたときに、もしもそういう回路が発動されていたら、沽券に関わる。俺がキャリアカウンセラーという資格が気に入っている理由の一つにモラル管理をしなくてはいけない、というものがある。いままでの各種飲み会で、口論になったことはあったが、暴力やセクハラの回路は俺には無かった。なかったが、今の俺の状況からすると、将来の不安からくる、甘えたい、という感情が潜んでおり、それが発露されるんじゃないかと、われながら怖いと感じたのだ。

なんとか、スタッフと連絡がとれて、当時、俺はスタッフの一人と口論したらしい。セクハラはなかったらしい。「ピッチが早かったですよ」という声も聞けた。反省しきりだ。外では酒を飲まないようにしようと思う。

さて、仕事をするというのは、人間関係を営むことに他ならないと思う。作家や職人でも、まったく自分だけで仕事を完結できるものではない。編集者や、施主があっての仕事である、と思う。また対面する、しない、は関係ない。メールでも、電話でも人間関係は構築され、また破壊もされる。
 そして、仕事をリタイアしてしまう原因の大きなものに「人間関係」があげられる。理不尽な上司、理不尽な客、そういう類いの話だ。面白いもので、マニュアルが厳然として存在する業界でも人間関係で辞めていく人はいる。

つまり

仕事は人間関係そのものだ。

昨年、とある女性から、面白い話を聞いた。彼女はファーストフードの店でパートを長くしていた。それで、引越しし、この地の同じ系列の店を受けようとした。マニュアルはどの店でも同じ、である。しかし、彼女は対応した、その店のスタッフが好きになれそうにないと判断し、断ったという。
 この話。どう思います? 俺は面白いと思った。

仕事探しは最後は、そこの上司、同僚が好きになれるか、である。いくら、大きな会社でも、給与が良くても、最終防衛ラインはそこだ。ついでに、面接と言うのは相手が求職者を判断しつつ、求職者はその会社を判断する、フィフティフィフティの面談なのだ。短い時間なので、難しい作業かもしれないが、その面接者が好きになれるかどうか、第一印象でOKだろう、と思う。

ここまでの話は、人材会社ワイキューブ・安田佳生氏の一連の著作からの孫引きが多い。たしかに、業務内容が好きだけでは、「がんばっていける」というエネルギーとしては、心もとないような気がする。俺は目からウロコが落ちたような気がしたので、ここに書いた次第。

ついでに。
金を払うのだから、という言葉は禁句だ。絶対に、それを言って事態が好転することはないと思う。それを言わざるを得ないような仕事の命令系統だとすると、もう定着率は望めない。言葉汚く罵るのも駄目だ。叱ると怒るを勘違いしている人は結構、多いような気がする。マナーの話。マナー無き所にいい仕事はできない。

青年の主張って明日、あるのかどうか知らないけど、ちょっと、中年の主張でした。

昔、タモリの持ちネタで、海外の若者の日本語による主張の物まねがあったんだけど、最近見られない。見たいな〜。あれ。


名前

内容

NikU 私も仕事は人間関係・・・っていうの、全くそのとおりだと思います。 少々きつくても、そこでの人間関係がうまく行っていれば頑張れるものですし。。 (05/01/09 17:49)
韮山 仕事は人間関係との言、私も同意見です。 自分もそういう経験をして来たし、今の企業審査のポジションにいて聞こえてくる、取引先の内情にも、人間関係での不協和音が目に付く場合があります。 (05/01/09 15:39)


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