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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2005/12/03 (土) 惨敗の現場


現在14;35です。

ウィンドウズマシンでちょっと長い自動作業みたいなことをさせているので、久しぶりにマックでの入力です。

昨日は起床6;30で、7時集合の現場へ行く。電気量販店のオープンイベントの音響だ。スタッフを一人呼んでいて、2人での作業。朝の店頭は寒かった。で、この現場で俺は惨敗を喫した。

コンデンサマイク!

この扱いに失敗! 

作業内容は、漫才師の音響とピエロの音響、オープン時のセレモニーのファンファーレ放送である。

このマイクは、演芸番組で見るあのマイクだ。芸人の真ん中に立っているヤツである。これは無指向性マイクの決定版たるマイクで、どっからでも音を拾うのである。よって、激しい動きをする漫才などでも音を拾っている。実際は、ステージ前からほかのマイクで拾っていたりするのだが・・・
 無指向性、好感度? 高感度ということは、ほかの音をも拾うわけで、それだけハウリングを起こしやすい。
 しかも、こいつはマイクで電源を使うため、コードやミキサーの卓を選ぶ。ミキサーから電源供給できるタイプでないと駄目。



結局、オープン時は雨が降り出して、どたばたしているうちにオープン時間が早くなって、ファンファーレがうまく鳴らず(MDが違っていたらしい)、その後の店内イベントでもコンデンサマイク使用のイベントは店内のけたたましい放送によって、ハウリングが起こるし、それでも芸人の地声が大きいコンビは良かったが、ぼそぼそ漫才ではもう目を覆いたくなるような感じになってしまった。しかも身長差のあるコンビだと、高いほうの音はさすがに拾わない。
 ピンマイクを仕込むことを提案したが、見た目が悪いと却下される。なぜ? しかも、ピエロ用に用意したMDデッキはピエロの音材がカセットで使えない。そして、ピエロは外国人で使い方を理解してくれない・・・・。

こうして16;30で俺の出番は終了。一人でアンプやらスピーカーを撤去(スタッフは15時で帰っていった)し、ミニFMへ戻る。
 コンデンサマイクの場合は間にイコライザーをかますのがスジってもんだが、そこを省略した俺の負けであった。レベルを合わせても芸人の声量には負けるので、無駄だと思ったからだ。うううう

22時まで勤務して、帰宅する。

イベント職人としては、なぜ売り出しが最大の集客であるオープン時にそういうネタを仕込むのか、いつも理解に苦しむ。売り上げの落ちる第弐週以降に入れれば良いのに、と。

そして

屋内で行ったそれらのステージは買い物目当ての客にはどうでも良いらしく、各回10人以下しかイスは埋まらない。とてもコストパフォーマンスが低そうなイベントであった。


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