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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2008/10/28 (火) 故郷に長じゅばんを飾る


現在11:54です。

先週の土曜日に、これまでで最大規模の売り上げを記録するイベントの現場があった。舞台設営、音響、映像関係、演出の手伝いと行い、経験値がぐっと上がった気がする。ただし、売り上げに対する粗利は低い・・・。

日曜日は実家に招聘されて、神社の祭りの手伝いをさせられた。免許がないのに、とにかくどういう手段を使ってでも必ず来いと強い要請があり、役割は「カメラマン」だというので、まあ良いかと、前日の疲れを引きずって行ってみた。

実家でカメラを受け取る。そのときに母が変なことを言う。

「このズボン下と長袖シャツを着なさい」



寒いからの配慮か?

地区の公民館に行くと、おじ様がたがたくさん。祭りに参加する人たちだ。そして、調理場では女性陣が炊き出しの準備をしている。うちの姉(兄の妻)もいる。

「じゃあ、これを着て」と言われ、あれよあれよと、軍足に長襦袢、鉢巻、そしておしろいに頬紅、鉢巻にコスモスを挿す・・・。

「槍持ちだから」と言われ、ここにいたってようやく祭りをするほうの役だと気づかされる。

祭りの内容はこうだ。
神社にまつわる5つの地区がある。各地区で「殿様」「大名」を決める。弓持ち、槍持ち、長持を従えて、殿様の行列を地区のなかで行い、賽銭をもらう。そして神社に集い、殿様5人は儀式を行う。参殿する際は、大名に背負われて参殿し、そのときに履いている草履を最後に、参拝者に向かって投げ入れ、その草履を勝ち取った家は玄関に草履を飾るとご利益がある。。。

このこと、祭りの最後に知った。なにせ、どんな役でも「番」が回るのは何十年に一回だから。

そして参拝者は少ない。小さな祭りである。

こうして故郷に肌襦袢を飾ったのであった。


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