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U_sanのいいんですよ。それで。


 ■ 2014/12/31 (水) けっこう重い   感謝の意


ある掲示板が荒れていて、「はー、なかなか難しいなー」とため息を
つく。

ある介護職員が施設のトイレ誘導を改善したいらしく、ネットで知恵
を求めるのであるが、なかなか良い回答が得られない。それで延々と
議論がつづくのであるが、だんだん感情的になっていって、もう収拾
のつかない状態に陥っている。

真面目な方ばかりが集まるとこういうことになりがちですね。どこか
で線をひかないといけないと思うのですが、どこで線をひくかは人そ
れぞれですからね。難しい。

僕がこれと別の問題を抱えているとして、それを問題提起するならば
おそらくこの掲示板が荒れるのと同様に、スタッフ間も気まずくなる
だろう。短期間で収束するならばいいけど、長期に渡るとね。互いに
疲弊してしまう。「嫌い」という感情を増幅させながら・・

人それぞれにその人の思惑がある。なるべくやらない方向で行く人、
なんでもやろうとする人。僕にとっては両方ともお近づきになりたく
ないのであるが、ペーペーなので人を選り好みする立場にはない。

僕が入社する前からやらない方向の人となんでもやろうとする人は存
在したろう。しかし、ある程度の月日を重ねて互いの感情が爆発しな
い距離感をつかんだのだと思う。その平衡状態が今なのだ。それを崩
せば・・たぶん荒れる。

時間をかけていくしかない。昨日も書いた通り、今まで以上に他人を
信じ切る努力が必要だ。頑張るか。





いつも暇をもてあますBさん。1日のうち何度かお話をする。僕は帰る
ことを伝える。Bさんが「じゃーお休み」といって席をたつ。僕が歩い
いると後ろからBさんの声。

「なんかあげたいと思ったけど、こんなものしかない。ごめん、もって
帰って。」

Bさんの手のひらに飴玉4つがのっていた。

施設は入居者の安心・安全な生活を提供する場である。当然、健康面に
も気を配る。高齢者は誤嚥、窒息のリスクがあるから本人に飴玉をもた
せるということはほとんどない。

実際、Bさんの飴玉は職員が預かっており、1日に1個わたすようになっ
っている。飴玉を渡すとBさんは嬉しそうに喜んで口にほおばるのだ。
夜中に眠れないときとかのためにこっそり飴玉をためているのだ。

それを4つもだ。僕にくれるという。言葉に詰まってしまう。何も言えな
い。でもなにかをいわなければならない。

「うわー、ありがとう。でも1個でいいんだ。あとの3つはみつかったら
とられちゃうからさ、さっさと隠して。」
「必ずお返しはするからさ、すごくうれしかったよ。ありがとう。」

そういって後にした。

お返しは必ずする。
心に対してもらったものは心に対してお返しをする。
 


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