U_sanのいいんですよ。それで。

特養にはいったんだから、特養のこと書くかというと
書きません(^_^;)
私の不本意な書き込みで施設に迷惑かけるわけにも
いかないので、もうしばらく「特養」なるものを
じっくり堪能してから、迷惑にならない程度の
書き込みをしたいと思います。

今日は、仕事について書きましょう。
さて、私の転職前の給料と今の「特養」での給料
を比較すると、大体半分くらいかな？
１年後はだいぶましになるとしても
それでも前職の７割くらいでしょうか。
給料的に大幅にダウンしましたが
それで不満足かというとそうでもなく
むしろ転職して良かったと感じています。

毎日アップアップしています。
なかなかしごとが覚えられず、周りに迷惑ばかり
かけています。凹むことも多々ありますが
総体的に考えるとかなり充実しています。
働くということの意義がぼやけていました。
ただ給料をもらうためだけに働いていました。
喜びがないというのは実に苦しいものです。
よくも自分を騙しだまし続けてきたもんだと
今になって思います。

いまはやりがいがあって、楽しいとはいわないけど
意欲に満ちています。
多くの方々の支えがあって
今の自分がいるんだと思います。
「やりがい」って何なんでしょう？
私にはよくわかりません。
たぶん「それに対してやってやろうという気持ちが
自然に湧いてくる状態」なんだと思います。

給料だけを考えると転職しなかったほうが
よかったのでしょう。しかし人生の充実感という
ことで考えると、私は「やってよかった。」としか
思えません。この先、上に上がることは無理でしょう。
しかし若い人たちと一緒に仕事をともにすることが
できます。私はそれを嬉しく思います。

私はダメ人間です。でも、駄目はダメなりに
長いスパンで私は大きく変わりました。
変わったといってもたいして努力したわけでは
ありません。
常に姿勢をよくしています。
そして私には趣味があるのですが、
その趣味人として恥ずかしくないような行動を
とるよう心がけています。
私が嫌なやつだったら、私を知った人は
「趣味が○○っていってたけど、○○趣味
の人ってろくな人いないね。」
といわれると悲しいので、そうならないよう
「○○趣味の人ってすごい！」といわれるよう
に節度ある行動を心掛けています。
これからは介護士でもあるわけで
仕事以外では、介護士として恥ずかしくない
ようなふるまいを心掛けていくのです。
「介護士ってへんなのが多い。」といわれない
よう頑張っていきます。（仕事以外ね）

自らが変わらなければ相手も変わらない。
相手を変えよう（動かそう）と思うなら
自らも変わらなければならない。
周りのせいにしても（それが正しいことであっても）
自分の得にはならない。
人は鏡だ。

今、働けることがこの上なく幸せです。
給料以外の部分、やりがいであったり
出会いであったり。
学ぶことであり、達成感であり。
いろいろあると思います。
「生きている」と実感できる今日この頃です。

最後に、介護というのはチームワーク大切です。
そこに一番の魅力を感じます。

マンガ喫茶で５時間粘った(^_^;)
「宇宙兄弟」を読んだ。
いろいろな人の生き様ってのを見るのは面白い。
自分の人生ばかり考えてると息が詰まる。
周囲の人の生き様を見なければならない。
学ぶ必要もないし反面教師にする必要もない。
ただ見ていればいい。
それが人に興味をもつということだ。
そう思った。

「自○島」を読んだ。
セイ君はつよくなった。おそらく一人でも生きていく
だけの精神力、体力、知識は身に着けたろう。
彼は口論を好まない。
意見の対立がある場合はひいてしまう。
「その場から逃げだしている。」
と後でセイ君はいっていたが、なるほどと思った。
私も口論は好まないので意見の対立する恐れがあると
きは、まず逃げる。
しかしそれではなにも進展しない。
自ら断ち切っている。
自分を理解してもらえてないという気持ちが先に立って
相手を理解しようしてこなかった。
相手を理解しようと思った。

「ハチワンダイバー」を読んだ。
表紙のおっぱいお姉ちゃんにひかれた（＾＾）
以外にも将棋漫画だった。
１〜16巻まで読んだ。
「リングにかけろ」の将棋盤みたいな感じ。
将棋好きの将棋にかける意気込みに圧倒された。
自己保身など微塵もない、命を削る覚悟をもって対局
する彼らには、敵味方関係なく感服してしまう。
保身にばかり気をとられてるから仕事の覚えが
遅いんだろうか？歳のせいにしてきたが
たんに気迫が足りなかっただけか。
反省(-_-)

今日は「宇宙兄弟」「自○島」「ハチワンダイバー」
いずれも涙腺がゆるんだ。
人には見られたくないけど
自分に正直になったと思った。

冷蔵庫をみるとやたらと冷凍食品が多い我が家。
私も嫁も交代制勤務のお仕事なので
食事の時間がまったく合いません(^_^;)
そんなんだから週の半分くらいは自炊です。
自炊といってもほとんどなにもしません。
ここ2日の夕食は米１合+いりこ大量←１食分。
朝食は抜きで昼食は米１合。
それで
体重が半月で6ｋｇ減です（＾＾）
米は腹持ちがいいのでお腹はすきません。
また４０超えると肉がつらく胃が痛むのですが
米は胃にきません。
あと6ｋｇ痩せるとちょうどいい体重です。
仕事を終えるといい疲労感で夜をむかえます。
ちなみに仕事は、頭はつかれるけど
肉体的には楽です。
まあまだ見習い中だからですけど(^_^;)
そろそろ野菜もと思うけど
野菜は高いのでなかなか手が出ません。
給料入ったら野菜買ってみようかな（＾＾）
基本、栄養は嫁のつくった料理からとるということで
自分でやるのは腹持ちさえすればいい。そんな感覚♪
仕事前73ｋｇ→現在66ｋｇ

朝、母親から電話がかかってきて
墓参りに行こうといわれたんで、大急ぎで車に乗り込み
迎えにいったのさ。
なんか最凶姉にやられたようでかなりまいった様子・・
「なんでそこまでいわれなければならないのか・・」
愚痴をききつつお墓へ向かう。
墓参りが終わった後も怒りはおさまらない。
母の矛先が私の嫁にかわった。
さあ、スタートである。
母「A子さんは私のことどう思ってるの？」
私「どうって、そんなこと聞かないし知らないよ。」
母「そんなに私が悪いことしたの？」
私「悪いことって別になんにもしてないじゃん。」
　「A子がお母さんになにかしたとでもいうのかい？」
母「私が海苔を渡すのがそんなに嫌なのかい？」
私「海苔ってなんのことか知らないけど、たまになら
　　いいけど、そんなにしょっちゅうもらえないじゃん。」
母「じゃーなんであんたの就職祝いしようっていって
　　るのにやらないの？」
私「A子もおれも働いてるんだからさ〜、いいタイミ
　　ングじゃないとひらけないじゃん。」
　「こないだA子も就職祝いいくよって伝えたじゃん。」
母「私がそんなにきらい？なんで？なんで？」
私「きらいとかそんなんじゃないって。」
母「離婚してくれる？」
私「できないよ。こうなることは想像できたから結婚
　　ずっとしなかったじゃん。それを無理やり結婚
　　させたのはお母さんじゃん。俺はA子の人生ほとん
　　ど台無しにしてんだよ。できるわけないじゃん。」
母「前から何考えてんのかわからんやな女と思って
　　た。」
私「A子の悪口はきけないよ。そこまで思ってるなら
　　もうA子とはすぱっと縁をきったほうがいい。」
　「A子にはもう会わせない。葬式にも出させない。」
母「そこまで私はいやな女？」
私「結婚の条件として、お母さんと嫁をどちらかと
　　るかなら嫁をとるっていったよね。」
　「俺と嫁の結婚後の将来は俺と嫁が決めるって
　　いったよね。（子どもはつくらないの意）
　「A子はお母さんとのこと俺の決定に従うって
　　いってるよ。でもね、俺はA子の気持ちを
　　無視して決めることはできないよ。」
母「あんたはどうする？」
私「今まで通り。会えるときは会いに行くし
　　用事があるときは会えないし・・」
母「もういい。歩いて帰る。」
私「ああ、そうしたほうがいい。車に荷物忘れてる。」

数時間後、電話があった。
母「A子さんは私のことどう思ってるの？」
私「結婚前にいったけど俺たちの結婚にそれぞれの
　　家は関係ない、それを納得してもらえなきゃ
　　結婚できないっていったじゃん。」
母「じゃあ私はなしなの？」
私「お母さんが病気とかでどうしようもないなら動いて
　　くれるだろうけど、今のお母さんの（精神）状態
　　じゃ会わせられない。」
　「双方に傷がつく。」

1〜２時間後、電話があった。
母「あんたにあたって悪かった。」
私「俺も悪かった。」
母「A子さんに謝りたいけど。」
私「なんにたいして謝るのか納得していない状態で
　　謝られても向こうはひくだけだと思う。今は
　　なにもしなくていい。」
母「じゃあ、どうすればいい？」
私「今まで通り。」
母「・・・・・・」
　「わかった。」

私は自分を正当化するつもりはありません。
非道なことをしているのは重々承知です。
日記でいってることと矛盾していることも重々承知です。
だからといって、母と縁を切ることはできません。
嫁とも縁を切ることはできません。
いまは現状維持のまま時が解決してくれるのを
願うばかりです。
最終的な決断は私がしなくてはなりません。
なるべくなら全員が納得できるかたちにしたいです。
いま現状は、A子の負担が重過ぎるでしょう。
誰かを傷つけるとしても私が決断しなくては
なりません。

朝からよい天気です。
洗濯物を外に出して、上の階から落ちてきた洗濯ばさみを回収し
てましたら嫁が起きてきた。
「まだ寝るから・・」といってまた布団へ。
ひまなのでトイレ掃除。
風呂掃除はあとでいいや。

そうそう、起きたら水を飲んだがいいいらしい。
あと口の中もブラッシングしとくといいらしい。
朝食は抜きでいいかな。

最近、体温が３６度をきっているのがすこし気になるけど
食事量が足りてないのかな。いまだ肌寒さを感じますから。
窓からの風がひやいなー（＞＜）

さて、仲のいい女性がいるんだけど
その人をランチに誘おうかどうか悩んでいる。
向こうも彼氏がいるし、へんな関係になることはないと
思うから問題ないと思うけど。
職場のこととか今後のこととかいろいろ話したいのだ。

しかしなにか嫁を裏切っているような気がしてどうしようかと
悩んでしまう。嫁だって、ほかの男と飲みに行くこともあるし、
いいのかなとも思うけど、そこに躊躇するということは
やっぱりその仲のいい女性に対して好きって感情が強いんだな。
異性を友達にするということは難しいな。
でも友達でありたいんだよね。

次の一手は？

へんな人とは私のことです(^_^;)
真っ暗な部屋で布団に入ります。
そしてまぶたを閉じ、眼球を強制的にあっちこっちと
リズミカルに動かします。
そのうちなんかよくわからん映像だか残像だかわかんない
ものが次々あらわれます。
私は耳鳴りもちなのですが
ある瞬間に高音域の耳鳴りの音量が数段増しになります。
それでわたしは「もうすぐ寝てしまうのだな」と悟ります。
いつの間にか寝ています。

みなさんの睡眠法はどんなんでしょ？

母はおひとり様、たまに会いにいってるけど
ほとんどの時間はおひとり様。
きのうの受話器の向こうからの声は
いつになく暗い。
どうしようか？
そう思案にくれながら今日をむかえた。
「夕方会いに行く」と電話。
「夕食はなにがいい？」
「カキフライ。」
そういって電話を終えたがふと不安になった。
昔あたったことがあったこと。ただでさえ胃腸が弱いのに。
職場に迷惑かけたらどうしよう。
電話しなおしてハンバーグに変更。

母のハンバーグは独特だ。ちょっと他では食べられない。
妙にしょっぱく、そして固い。表面は黒焦げでたまに中が
半生なこともある。肉汁はほとんど逃げてしまってバサバサ
しているが、けっこう美味い（＾＾）
小さいころからそれがハンバーグだと信じて疑わなかった。
美味しいといつも思っていた。
たまにレストランでハンバーグを食べてもなにか物足りなかった。
何故だろう？
母は料理が上手というわけではけっしてなかった。

父が定年してからハンバーグは父が作るようになった。
男の料理というものは、基本材料に、いとめをつけない。
贅沢の大盤振る舞いだ！
レシピ通りにつくられるハンバーグ。
たしかに美味いが、なにかがちがう。
我が家の味はどこいった？

実家に着いた。
母はテキパキと夕食の準備をすすめていた。
テーブルの上にまだ火を通していないハンバーグが置かれていた。
「ああ、変わったのだ。」
少し残念に思った。
昔の小ぶりでゴツゴツしたそれでなく、大ぶりでなめらかな
表面のそれはレシピの影響をうけたにちがいない。
そう感じた。

しかしながら黙々と料理をすすめる母の後ろ姿はどこか神々しい。
邪念が消えている。
母は幸せそうだ。

ハンバーグを一口食べた。
おいしかった。
昔のハンバーグも食べたかったけど
母の台所での後ろ姿を見れただけで満足だった。
新しい職場でのはなしをしながら食べた。

風呂から上がって、母はハンバーグが美味しかったかどうか
きいてきた。
実に２０年ぶりらしかった。
「美味しかったよ。」
そう伝えたが母は不満足だった。
「美味しかったよ。小さいころより格段に美味しくなってる。
でも食べたかったのは小さいころ食べたハンバーグだよ。お母
さんのハンバーグはしょっぱくて固くて表面が黒焦げだったけ
ど、それが食べたかったんだよ。でもね、お母さんがお父さん
のためにと料理をがんばっていたのは知ってるから。お父さん
は小さいころの貧しさの反発から贅沢好みだったからそれに合わ
せていったのはわかってる。お母さん、いつの間にか料理上手
になってんだよね。」
姉にも同じことをいわれたのだという。昔のハンバーグを食べ
たいと。
もうつくることはできないのかな。
すこし残念だけど。

私はようやく再就職した。それは母とて望んでいることだった。
しかし、それと同時に不安もあった。
もう会いに来てくれないかも知れない。
それがきのうの声の暗さの理由。
今日、私が会いに行くといったのは母にとっては予想外の
こと。
驚かせるつもりはなかった。
ただ、気になっただけ。

母のハンバーグには多くの想いが込められていた。
私を忘れないでほしい、いつも一緒だと思ってほしい。
美味しいとおもってほしい、いつでも助けてあげる。
今生の別れかもしれない。
しかし、それでもなお幸せになってほしい。
母は今、自分ができることを、そして私が受け入れやすいことを
誠心誠意を尽くしてやったのだろう。

私が小さいころのハンバーグが食べたかったといったことが
母はとても嬉しかったようだ。
でももうそれもいらないかも知れない。
今日のハンバーグのことを真剣に考えなければいけない。
なにができるかはわからないが
今日感じた母の想いはしっかりうけとめなければならない。
そう思った。

介護を転職先と考える方にひとことアドバイスできるとしたら
目星をつけた施設にとりあえずボランティアで入りましょう。
これに尽きます。これ以上のアドバイスは実際働いている方
から聞いてください。
まずは電話予約となると思いますが、このときはっきりその就職
希望の旨を伝えます。ボランティアで施設の雰囲気、概要をおお
まかにつかみたいといって問題ないかと。
見学でもかまわないのですが、見学だと１時間足らずでほとんど
なにもつかめません。ボランティアで１日はいったほうが有意義
です。
利用者の方と接することもできるし、職員さんがどういった方々
なのかもなんとなくつかめます。それと自分というものを見つめ
なおす良い機会になるとも思います。
私はあんまり話をするのが好きではなかったのですが、なぜか利
用者さんとお話ししているときは意欲に満ちていました。自分で
も驚きでしたが、私にとって利用者さんとの会話は楽しいもので
した。
また、私は声が小さくこもりがちで聞き取りにくいんですけど、
性格的な部分が大きく影響していると思いますが、利用者さんを
目の前にすると自然と声が大きくなるようでした。声量について
はかなりコンプレックスをもっていたのですが、とくに問題にな
らないようでした。
あと、中途で入るとなると、当然上司は若い人たちになりますか
ら、このへんの人と敬意をもって話をするのによい練習になりま
す。
本気で人を欲しがっているところは偵察目的のボランティアにも
丁寧に扱ってくれます。上の立場の人がでてくるようならかなり
欲しがっているといって間違いないと思います。人を欲してない
ところはボランティアがきた程度にしか思ってくれません。ボラ
ンティア後のお見送りもそっけないものです。施設内であなたに
対して挨拶した職員はどれくらいいたかは重要です。人を欲して
いるところの職員はこちらが気づく前に挨拶される方も多いので
す。動作に躍動感があり表情も豊かです。また自分たちの職場が
どううつっているのか気にもされます。
ただ、私たちが内部の様子を知りたいのと同様に相手側も私たち
の様子をうかがっているのです。向こうだって、わずかな書類と
短時間の面接だけで判断するより、１日を通して観察したほうが
その人をつかむことをできるでしょう。
だからといって特別意識することはあんまりないのです。利用者
さんと向き合い、お話を聞き、うなずき、あいづちをうつ。たま
に話題をふったりとか。あと職員さんとは敬意をもって接してい
くとか。ごくごく当たり前と呼ばれる部分がOKかどうか見ている
だけです。余裕がでてきたなら「なにか手伝いましょうか」くら
いはいっていいと思います。いわなくてもいいけどいったほうが
ベターかな(^_^;)
互いの情報交換の場として、ちょっとだけお勉強の場として利用
すればいいのだと思います。
最後に、感想をきかれると思いますが、入りたいと思うんならぜ
ひとも入りたいと伝えるべきです。決めかねるんなら「どういった
施設にするかもう少し検討したい。ただこの施設は働きたいと思え
る職場でした」程度のことをいっておけばつながりが途絶えにくい
かも。
採用側も、ボラで入られた方のほうが採用しやすいっていってま
した。

最後に、私はユニット型特養にいきます。基本8Hr、夜勤ありの一
般的なものです。グループホームも捨てがたかったです。料理で
きないんで料理できるようになるにはもってこいだったんですが。
そのうちまわしてもらいますか（＾＾）

この記事は別のブログで書いたのの転載です。「はじめまして」と
いうタイトルです。介護施設での高齢者について感じていることを
書いています。


認知症の方を実際に目にしたことがあるでしょうか？
彼らを見ていて思うことは非常に不安を抱いているということ。
その不安とたたかいながら日々を過ごしている。
彼らは助けを求めている。
「助け」という言葉を「人」と置き換えてもいいのかも知れない。
誰かがほんのちょっと寄り添うことで彼らは安堵をよみがえらせる。
彼らはよく笑おうとする。
誰かが来てくれた喜びを笑顔で表現する。
しかし、ほんのちょっとの間が、彼らを再び暗闇に引き戻す。
彼らはじっと待っている。そして耐えている。
私たちの声は彼らにとってひとすじの希望だ。
希望が届かなければ彼らは苦渋の思いを仮面の下に隠すだろう。
私になにができるだろうか。わからない。
しかし彼らにもまたわからない。
ただ私たちの声は彼らにとって希望であり、そして私たちにとっても
彼らの声は同じ希望なのだ。
おなじことを何度も繰り返される方がいた。それでも彼の声ははりが
あり、生き生きとしており、私をしっかり見つめて話されるのだ。
彼は私のことを知りたがった。今どうやってくらしているのか、結婚
はしてるのか、家族構成はどうなっているのか、いろいろ聞いてきた。
私はそれらに答えながら、最近の悩みをして、それを別の方に
話したこと、その人にいわれたことを語った。そうするとその人は
「私はその方の意見には賛成できないけど、まだ若いんだからチャレンジ
すべきだわ。あなたならできる。そう信じてチャレンジすることが大切
じゃない？」
すごくうれしかった。認知症といわれる方々でも人を思い、それに対して
助言できる。認知症という言葉が一人歩きしている。彼らは認知症である
前に人であるのだ。人としての尊厳は失われない。生きるということは
何よりも代えがたいメッセージだ。
私は彼らに大きな勇気をもらった。だから私にとって彼らは大いなる希望
なのですね。そしていま、もらった勇気は私の中でどんどんと大きくなっ
ていってます。湧きあがる勇気というものは闘志に近い感覚ですね(^_^;)
私はこの方々になにか返せるかな？ぜひとも返したいな（＾＾）

これは少し前に別のブログで書いたものなのですが、こっちのほうが
居心地いいので転載します。

就業支援Bの施設を見学してみました。
黙々と作業されています。
みな来訪者である私が気になるようで、時折私のほうを見つめて
います。根気のいる作業です。みな頑張っています。
現在無職であるわたしには彼らがまぶしすぎた。
働くということは実にすばらしい。
仕事が彼らの生活に張りを与えてくれている。決して楽しいわけでは
ない。それでも彼らにとってそこは働く場所であり居場所である
のだ。
給料は安い。月に3000〜15000円にしかならない。彼らは淡々と
仕事をこなしていく。
多くは知的障害のある方だったと思う。何気なく彼らの作業を眺めて
いると、目の前で椅子に座って作業していた女性が私の手を軽くつか
んできた。彼女のほうを振り返って思った。この子の知的障害は重い
のだな。今思えばずいぶん失礼なことを思ったものだと反省している
が、そのときはそう思った。この子というのもずいぶん失礼ないい方
だ。彼らは働いているのだ。立派な大人なのだ。しかしながら見ためが
幼く見えて、ついつい子どもとかんちがいしてしまった。
彼女の手からあたたかいぬくもりが伝わってきた。彼女にあたたかい
血がかけめぐってる、そう思った。それがうれしくて
うれしくて、驚いて。彼女は私を見つめて一言「怖い」といった。
私が怖かったのか何が怖かったのかはわからない。ただ彼女がそのとき
感じたことを私に伝えてくれたことがうれしかった。私はどう接していい
かわからなかったのでただ彼女を見つめていただけなのだけど、何か一言
がほしかったのかも知れない。私が何も言わないのを察してかまた普段の
作業に戻ってしまった。
何か一言、声をかければよかったかな。なんで固まっちゃったんだろうな。
でもうれしかったな。彼女のぬくもりと声をかけてくれたこと。そんな反省
をしながら見学を続けていると、ちがう女性が私の手をかるくにぎってきた。
「こんにちは」と声をかけてきた。彼女の手のぬくもりもまた温かかった。
自分の家族のこととか血液型のはなしとか。彼女もまた私のほうをじっと
見つめて話す。パッと見て中学生なのだが、じつは30を過ぎているって。
彼女は誰かと話がしたかったのだろう。だからがんばって話をつなごうと
努力してた。自分はいったいなにをやっているんだろう。彼らだって働いて
人を欲して懸命に生きる努力をしているのに、なにかダラダラと時が流れて
いくのを待つだけの人生を送っている。彼女の微笑みには心がすくわれた。
作業所の見学が終わったところで昼休みとなった。食堂に早足でとびこんで
くる彼ら。よほど待ち遠しかったのだろうか。おなかすいてるの？今日は
ちゃんぽんなんだよ。すごく美味しいよ。おじさんもはやく食べないとのび
ちゃうよ。思わず笑ってしまった。ここは彼らにとって居心地のいい場所
なのだ。作業はつらいかも知れないけど、設備も整っているし、おいしい
昼食も食べられるし、そして仕事の代価としての給料がある。彼らにとって
も給料というものはうれしいものらしい。
生きる活力を与えてくれる就業支援の作業所、こういったところで働くのも
悪くない、そう思った。
私はすこし悩んでいて、介護関係の仕事に就くかどうかいまだ決めきれてい
ない。それでもここで出会えた２人から伝わってきた人としてのぬくもりは
私に大きな力を与えてくれたように思う。高齢者向けの施設にいって私が
よく目にしたのは、テーブルについてじっと何かに耐えているかのように
苦渋している方々だ。私は彼らのそばにいって話しかけるとともにそっと手
に触れるようにしている。やってはいけないことなのかも知れない。しかし
それでその人たちがすこしでも安堵されるならそれはそれでよいことだと
思う。高齢の方は手足が冷えている方が多い。だからこそこちらの手のぬく
もりに驚かれる。がっしりつかんで離さない方もおられる。たとえ
会話がなくても安堵される方がほとんどだ。
私は彼らに人としてのぬくもりを感じさせてもらった。それがうれしかった。
だから私も人としてのぬくもりを彼らに感じさせられたらいいなと思った。

就業支援所にいって思ったのは、そこで働くほとんどが私のような来訪者に
好奇心をいだいているということ。前述のように手を触れてから話しかけて
くる人もいれば、何度も何度も近づこうと努力しても近づけないシャイな人
とか、やっとの思いで近づいたけどどうやったらいいかわからないので顔を
フードで隠す人、、すばらしすぎる。私は若かりしころ初恋した瞬間に近い
感覚を覚えた。愛おしい、そんな感覚。夜になっても興奮はおさまらずずっ
とそのときあったことを思い返してた。おかげで次の日の授業は眠すぎてス
カタンだったけど(^_^;)

職業訓練は退屈であり楽しくもある毎日でした。半年通いましたが
週休２日だったので休みの日はけっこう退屈でした。
いろいろな人と過ごすことができたというのが一番かな。あんまり
話さない人でもいるだけで仲間みたいなね。
私は口下手であんまり話すほうではないんだけども
それでも毛嫌いされることもなく楽しませてもらったかな。

私は自分の置かれている立場（今の生活、年齢他etc）を考えて介護を
選択しました。「正社員」にもこだわったしね。いま現状を考える
と介護を選択したのはそれほど悪くなかったと思います。いま現在
日本で満足いく給料をもらっている人はそれほど多くはないんじゃ
ないでしょうか。そのくせ仕事はどこもきつい！「きついなんてい
う奴はそいつがだらしないだけ」そんなこといったってきついもの
はきつい!!ならば少しでも安定したところがいい。そして雇ってく
れそうなところ。そうなるとてっとりばやいのが介護？？アベノミクス
のおかげで経済が少し活気づいた。多くの求職者は産業界に流れて
いく。アラフォー後期の♂に残された数少ない活路。介護業界がきつ
いということはきいてますけど、どこいってもきついんですよね。
これからはどの分野も人手不足に陥っていくと思う。そのときでき
れば守られてたほうがいいもんね。

訓練生同士のはなしといえば、ふつうならどういった施設にいくかと
かが話題になるんですが、私らの話題は、どういう法人を選ぶ
べきかというのが主でした。株式会社、NPO、医療法人、社会福祉法人。
だいたいこの4つですが、一番人気が社会福祉法人、2が医療、3に
株式会社、4でNPOです。私が選んだのも社会福祉法人です。
いまのところ、卒業生で内定もらった人は全員社会福祉法人です。
株式会社は懲り懲り、求人票が信用できないっていうのが根っこに
あるみたい。社会福祉法人はボーナスがほかに比べてしっかりしている
と思います。だから月の給料が安くても許せるかな、たいてい退職金
制度もあるし。医療法人もボーナスはあるようですが退職金制度があ
いまいなところが多い。株式会社は退職金制度がないところがほとんど
でボーナスもほかの施設に比べて半分以下の場合が多い。
そんなとこでしょうか。

就職活動は、ほとんどしてなくて１件電話で断れたのと採用してくれた
ところ１社のみでした。そこは実習ではいったところで雰囲気もよかった
んです。うわさにはきいていましたが社会福祉法人ってかっちりしてる
んですね。内定をいただいたさいに待遇面を提示されるんですが、ちゃん
と紙で渡してくれて説明もしてくださる。いままでの会社でそんなことは
なかったから驚きでした。基本給と残業でるかどうか、休みはどれくらい
としか教えてもらう程度。書面をみせても絶対に渡さない。「見せまし
た」といってさっさとひっこめる株式会社。この差は大きいですよ〜。
他の訓練生にきいても「自分とこもそうだった」っていってました。

個人的私見で介護を目指される方は社会福祉法人をおすすめします。
メリットは複数の施設をもっているということ。従業員数が多いというこ
と。特養、デイサービス、グループホーム、HPステーションなど併せ
もっているのでそこの施設が合わなくても逃げ場がある。少人数だと
人間関係がこじれると面倒だけど大人数なら逃げ場がある。逃げ場がある
ので追い込まれにくい。
デメリットはいまのところ知りません。

今一番のお悩みは人間関係でしょうね。きつい人いなければいいけどなー。
どこいってもいるんだからあきらめるしかないけど、きつい人は
やっぱりいやだなー。

多くの仲間と一緒に勉強するのって楽しいですので、ぜひとも職業訓練は
視野にいれてほしいですね。いま景気の上向き感から訓練への希望者は減っ
てるそうです。いまははいりやすいみたいですよ。

前回、突然に終了してしまい申し訳ありませんでした。
無事、介護の道をすすむことになりました。
これからいろんなことで悩むことでしょう。
しかし、ほとんどの人は大なり小なり悩みはもっていますから
自分一人ではないんだといいきかせて
続けていこうと思います。

面接の日は、朝から胃がきりきりして最悪でした。
息苦しくて吐きそうで
こんな調子じゃうかりっこないよ！そう思いました。
元気を出そうとコンビニでマカ（ドリンク）を購入しました。
そして歌を口ずさみながら面接先に向かいました。
時間があるのに、時間がないと思い走り出しました。
汗がぶわっと吹いてきます。
また胃がきりきりしてきました。
涙が出てきそうです。
コンビニでソルマックゴールド（高いぜ）を購入しました。
胃のきりきりは緩和されました。
前の面接者が長引いているようでした。
テーブルでぽつんと一人腰かけてました。
ため息を何度もしました。
やることがない、気力をすべて失いました。
面接が始まりました。
面接官はかなりソフトな方でした。
圧迫じゃなくてよかった、そう思いました。
前職を辞めた理由、介護を志望した理由を聞かれました。
あまりおすすめしませんが、ほぼ本音の部分で話しました。
もともと採用する気があったんだと思います。
だから受かったとしかいえません。
受かる要因はあんまりないのです。
しいていえば、人を欲しがっていたっていうだけで。
なるべく礼儀正しくすること、なるべく丁寧な話し方をすること
相手の顔を見てはなすこと、質問された以外にも話をさせてもらうこと
一番重要なのは相手の顔を見てはなすこと、相手の顔を
見てきくことなのでしょうね。
私は年齢が高いのでその年齢を危惧されたようでしたが
なんとか採用してもらえました。

ハローワークに報告に行きました。
「ありがとうございました」といいました。
とてもめずらしい方だといわれました。
訓練校の皆様、無職.comの皆様、ありがとうございました。

今も少し胃がきりきりしています。
新たな旅立ちにすこしだけ不安を感じています。
しかし安堵したのは事実です。
訓練校の方々からおめでとうメールをたくさんいただきました。
涙が出るほどうれしかったです。
人というのはあたたかいですね。