ヌレヌレ草★這い上がる雌ブタ

春、痴漢の季節。

電車の中で腐女子の体をこっそり触るというのが一般的な痴漢ですよね？
日本には痴漢が蔓延してとうとう『女子専用車両』まであるんだすよね。

英国にはその手の痴漢がいません。
痴漢というデリケートな行為はせずにいきなりレイプに行っちまいます。

腐女子も日本みたいに夜中に腐女子が１人で夜道を歩いたり、タクシーに乗ったりって行為はなるべくしません。
いくら他ヨーロッパに比べて英国が安全だとは言え、腐女子は自分に責任を持った行動が自然に身に付く様だす。

たまに、地下鉄や電車の中で痴漢に会った人の話を聞くと大概が東洋系（日本人大いに含む）やインド人、アラブ人の犯罪が多いし。

そういえば、ヌレﾀﾝがまだ１９歳の頃、生まれて初めてのヨーロッパ旅行でパリに行ったのれす。
その時、友人がメトロの中で日本人の痴漢に逢ってたし。

ヌレﾀﾝは去年、ロンドンの地下鉄の中で痴漢に逢いました。
ロンドンで痴漢にあったのは後にも先にもこれ１回だけれす。

地下鉄の中には補助席があって、そこに座ってたんだけど、その時から
『隣のお兄さん、落ち着きがないなあ。』
って思ってたのよ。
そしたら、ヌレﾀﾝが駅について立ち上がって補助イスがバタリと上がった途端、隣の挙動不審の男子がヌレﾀﾝのケツをガスッと鷲掴みにしたのれす。

Σ(ﾟДﾟ；ｏ)
ヌレﾀﾝびっくり。

そして、痴漢男子もびっくりで冷や汗。
丁度、帰りのラッシュアワーだったんで周りの人も注目。

その後、数人のＯＬがヌレﾀﾝに『大丈夫？』と声を掛けてくれたけど、ヌレﾀﾝも電車降りなきゃいけないからさ。
あの痴漢男子は隣に座ってる時も挙動不審だったから、何か妄想してたんだろう。
そして、妄想しながら気が付いたら手近にあったヌレﾀﾝのケツを掴んでしまった、って所でしょうか。
誰よりも一番驚いたのは痴漢本人？？みたいな。

そーいえば、８年前に友人４人でパリに行った時には不思議な体験をしたのれすよん。

昼間にショッピングをして、ホテルに戻っている最中、ホテルから５０ｍほど離れた路地にホームレスがいたのれす。

でも、流石、花の都パリのホームレスだけあって、木箱をテーブルに見立てて、青のギンガムチェックのテーブルクロスにフランスパン、（牛乳瓶に花まで挿してた！）横においてあるバナナはデザートでしょう。

ヌレ『流石、パリのホームレスはオシャレだね。』
友人Ａ『ホントだね！ホームレスでもテーブルクロス使って、パンをナイフとフォークで喰ってるし。』

その後、ホテルに荷物を置いて、みんなで食事に行く時、再びホームレスの前を通ったのれす。
（一時間後くらい。）
彼はちょうどデザートであるバナナの皮を剥こうとしてました。

その夜はガイドブックに載っている一流レストランに行こうとしてたのでみんなオサレしてました。
ヌレﾀﾝはミニのドレスを着ていたのれす。

ホームレスはヌレﾀﾝを凝視しました。
なんか、ヒヤリとしました、彼の視線に尋常ではないものを感じたのれす。

そして、彼は突然立ち上がり、ヌレﾀﾝの方に向かって突然

『バナナ〜、バナナ〜、バナナ〜、バナナ〜、バナナ〜！！』

と叫びながら全速力で走ってくるのれす。

ヌレ『ぎゃああああああああ、たすけて〜〜〜〜〜！！！』
ホームレス『バナナ〜、バナナ〜』
ヌレ『ぎゃああああああ』
友人達『ぎゃあああああああ』
ホームレス『バナナ〜、バナナ〜、バナナ〜』

ヌレﾀﾝのミニドレスの裾にバナナを押し込もうとしてるのれす。

『た　す　け　て〜〜〜〜〜』

ヌレﾀﾝ、目に涙を貯めながら必死に逃げました。
でも、友人も周りの通行人も誰も助けてくれないのれす。
それどころか腹を抱えて笑っているのれす。

ヌレﾀﾝ、まじで怖かったんだけど、その反面、冷静になっていて

【ああ、フランス語でもバナナはバナナなんだ．．．】

と考えていました。



以上。




『ヌレヌレ草』

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