ヌレヌレ草★這い上がる雌ブタ

やっぱり、ストレートの人が同性愛の方から興味をもたれるのは複雑なものなんでしょう。

前に何度か書いた事のある元彼Ｓは友達４人で家をシェアしてたのれす。
４人のうちＳを含む３人は地元が一緒の幼馴染。
そのうちの１人Ｋ（♂）は、バイセクシャルなのれす。
そして、当時は女の子と付き合ってました。
子供の頃はＫも普通の男の子だったんだけど、彼には前科があってブタ箱に入った事があるそうで、その間にバイセクシャルになったらしいれす。
掘られてしまったんですね。

それでも元彼ＳはＫの兄貴分なので、バイの彼が社会復帰する事に協力して、ハウスシェアを許しました。
まあ、幼馴染なので自分に被害がなければバイだろーと構わないと思ったし、変な事をしてきたら平気で殴ってしまうような血の気の多い性格だったし、根本的にＫの事は信用していたのでしょう。

そんなある日、彼等の地元から幼馴染の男子が３人ロンドンに遊びに来ていて、『さあ、飲みに行こう。』って話になったのれす。
ヌレﾀﾝも呼ばれてみんなで飲み屋を探していました。

そこで、Ｋが『ここで飲もう。』とあるパブを指差しました。
Ｓ『ここは、ゲイパブじゃねーか、俺はやだよ。』
Ｋ『大丈夫だよ。それにこの時間じゃ何処のパブももうすぐ閉まるけど、ここなら４時まで開いてるよ。』
Ｓ『俺はやだよ。』

しかし、Ｋは引き下がらない。
ヌレﾀﾝもこれ以上パブを探して歩き回るのも面倒だったので、
ヌレ『いーじゃん？ゲイパブ、入ってみたい。』

他の３人も歩き疲れていたので、ヌレﾀﾝのこの一言でゲイパブに入る事に決定。
まあ、中は普通のバークラブみたいになってて、ダンスフロアと飲む場所に分かれてました。
週末の夜とあって中も結構混んでたけど、みんなは久々の再会で話も盛り上がって、周りを凝視しなければ『ここはゲイクラブ』っていう感じもしなかったし。

その時、３人の中で一番年下の１９歳のＡ君がいきなり
『Fuck off!!』
と叫んだのれす。

Ｓ『どうしたんだ？Ａ？』
Ａ『誰かが俺のケツを触った！！』
Ｓ『おいっ！誰だ、こいつのケツを触ったのは！！』

Ａ君は一番年下で、顔もまだあどけない可愛い系の男子だったのれす。

後ろの男がニヤニヤしています。
Ｓ『オイ！！おまえだろ？Ａに謝れ！！』
後ろの男『何で？かわいいからついつい触っちゃったのよ。』←オカマ言葉
Ｓ『俺達はストレートなんだよ。気持ち悪いから失せろ！！』

と同時に、Ｓの地元の友達Ｂがビールの入った瓶をゲイの男に向かって投げつけたのれす。
こうなると、ヌレﾀﾝの出る幕じゃないので、後ろに下がってケンカを見てました。
Ｋはオロオロするばかり。

あれよ、あれよ、という間にフロアー中の乱闘になり、警備員も出てきて大騒ぎ。
ストレートの男子４人がゲイ１０人程を相手にしてビールだらけ。

最後に警備員に追い出されてしまったのれす。

Ｓ『だから、ゲイパブなんか行きたくねーんだよ！！』
Ｋ『俺の行きつけのバーが一個なくなっちゃったじゃんか．．．』
Ｓ『てめーの行き付けの糞パブなんて糞喰らえだ！！おまえ、まだ俺とやろうってのか？？チクショー、あんな気持ち悪い思いさせやがってぶっ殺す！！』

それでも、折を見て、Ｋはみんなをゲイパブに誘うのでした。
その度に言い合いのケンカになっていました。

やっぱり、ゲイはストレートを無理矢理、自分の世界に誘うのはどうかと思いました。




以上。


『ヌレヌレ草』

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