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ボロクソ駄目日記 |
■ 2010/01/20 (水) モリガン |
メデューサを撃退した一向はシモンを先頭にドラキュラの間を目指した、目的も同じという事からアリシアも加わる事となった、それ以外にもリュウの持つ気に興味を持ったと言うのも正しかった
途中、何度か敵の妨害にはあうものの一同は城の主である魔王ドラキュラ伯爵の間へとたどり着いた シモン「ここだ・・・ついにやってきた」 礼拝堂のような広間には怪物達のオブジェが列を成しており、壁には松明の台が置かれていたが、火を灯しておらずステンドグラスから映された不気味な月夜を映し出し部屋の様子を映し出していた床は真っ赤な絨毯がしかれオブジェ達を従わせるかのように中央には黒い棺が置かれている シモン「ここだ!!!間違いない」 シモンの水晶が眩い光を放っていた、どこからか風が吹いていた。何所からか声が響いた 「ようこそ、我が城へ」 その時壁の松明が一斉に火を放ち輝きだし、床の絨毯に巨大な影を映し出した、影は盛り上がり人間の身体を整え映し出した突端に一人の中年男性が現れた 魔城の主ドラキュラが姿を現した シモン「ドラキュラ伯爵!!!」 ドラキュラ「久しいな、ベルモンド家よ」 シモン「我が一族の使命!ここで果たさせてもらう」 ポポロン「待て!シモン!、ドラキュラ伯爵!聞きたい事がある!オマエが子供ばかり狙う理由を知りたい!!そしてオマエを目覚めさせたガリウス司教は何所にいる!?」 ドラキュラ「ふ、今から死にゆくというのに面白い・・・よかろう冥途の土産に教えてやる、私を目覚めさせたのは正しくガリウスだ・・目覚めさせた条件として奴は自らの神シドーを降臨させる為に子供を使おうとした、貴様と戦う条件としてもな!」 シモン「そのために子供達を誘拐したというのか!」 ドラキュラ「あの日!貴様の一族に破れた日を、我が生涯唯一の敗北を忘れはせん!全ては貴様等一族を根絶やしにするためだ!」 ?「なるほど、やはり破壊神シドーの復活は本当のようね・・・」 何所からか声がしたと思いきや、ドラキュラ伯爵の腹部から鮮血が噴出した ドラキュラ「グワアアア!、これは!」 鮮血は一箇所に集まり女性のシルエットを映し出した 緑の長髪や背中に蝙蝠の羽がついておりその姿は人間ではなかった ドラキュラ「き、貴様は!!、アースランド家の・・モリガン」 モリガン「始めまして、ドラキュラ伯爵」 モリガンは微笑んだ ドラキュラ「いつの間に私の身体の中に!」 モリガン「生贄の娘になりすましたのよ、貴方の中なかなか刺激的だったわ、さてと・・」 モリガンは表情を変えた モリガン「聞かせてもらいましょうか、破壊神シドーの事」 ドラキュラ「そうはいかん、私とて貴族の一人、それ以上の事を言うわけにはいかん」 ドラキュラは腹部を押さえながら後ずさった シモン「待て!!逃げる気か!」 ドラキュラ「ベルモント家の者よ、この勝負預けておく!さらばだ!」 ドラキュラの身体は無数の蝙蝠に化けた ドラキュラ「私は負けん!!どんな手を使おうとな」 ステンドグラスを突き破り蝙蝠達は夜空へと消えてた ドラキュラが去ったと同時に城の妖気も消え後に残されたのは静寂だけだった |
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