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ボロクソ駄目日記 |
■ 2010/02/21 (日) 森 |
村長宅へと案内されたダンを出迎えたのは、年老いたカメレオンマンだった、側にはダンのリュックを奪ったチビと呼ばれた子供の原始人もいる
村長「ようこそ、おいでくださいました。まずはチビの非礼をお詫びさせてください、コラ!オマエも謝らんか!」 村長に杖で頭を殴られ、原始人は不服そうにリュックを返した 村長「リュックのには一切手を触れてはおりませんのでご安心ください、あつかましいかも知れませぬが、どうか悪くは思わんでください、最近島に入ってはモンスター達を連れ去って行く輩が増えておるのです、チビも貴方様を敵だと思い込んで森から追い出そうとしたのでしょう」 村長の傍らにいた原始人はいつの間にか居なくなっていた ダン「島?、ここは島なんですか?」 * 辺境国家群、パルメキア大陸、アレフガルド大陸、エレシア大陸、大和大陸や周辺の島々と『イース』のような浮遊大陸意外にも確認されていない海域に位置する国家である、未知の大陸や島々にも当然集落等といった小さな組織は存在するし、未知の部族や村も存在するのだが国という大きな組織が有るとは考え憎いとされていた、それは海域や上空に発生する乱気流や海域が極端に変わりやすく、飛空挺はおろか船さえ近づけずにいるといった状況のおかげで調査の手は今だに及んでいない ナマズ太夫「おいおい、そりゃ幾らなんでも考え過ぎじゃねーんか?」 ナマズ太夫が声を挙げる 原始人=原人は面白くなかった、せっかく森の密猟者を捕まえたと思ったのに飛んだ検討違いだ、高い木の上で相棒のマンドリルと木の実を頬張る、此処は彼のお気に入りの場所だ、最近は森の中に妖しい連中が出入りしている、そいつらは何をするわけでもなく辺りを探索しては去っていく、村の皆はその事には無関心だ、頼れるのは自分しかいない・・・17M先の森の奧からメイジキメラの群れが飛び出した、普段大人しい彼等が騒ぎだすのは何かあったに違いない、原人が口笛を吹くと火竜レオリウスが羽を広げてやって来た、原人とマンドリルが飛び移るとレオリウスは異変のあった方向へ飛び去った 髭面のハンターが功性生物達やモンスターの幼体達を片手に袋に詰めていく ハンターD「おい、そんな雑魚なんぞ捕まえてどうするんだ?」 巨漢のハンターが向かってくるモンスター達を蹴散らしながら怒鳴った ハンターC「放っておけ!俺達の目的は奴を誘き出す事だ、とにかく暴れるだけ暴れろ!」 森の侵入者を討伐する為に出現した功性生物達をボウガンで次々に蹴散らしていく、対功性生物として作られたボウガンは固い装甲を紙のように貫いていく ハンターB「本当に奴は現れるのか!?」 向かってくるドスジャギイやサーベルタイガー達をハンマーで蹴散らしていく ハンターC「今までの情報が正しければ奴はこの森のボスだ!、俺達が派手に暴れれば暴れる程奴が姿を現す確率は高い!」 髭面が次の獲物を袋に詰めようとする手に何かが当たり思わず手を放した、確認する暇もなく彼は第二撃を顔面に食らいその場に倒れ込む、眉無しが石の飛んできた方角を見ると、レオリウスが突進して来た、間一髪の所で巨漢が大剣で眉無しを庇うが仲間達の中で数倍の体躯を誇る彼でも火竜の突進を防ぎ切れず、吹き飛ばされたしまった、思わぬ所で邪魔が入った火竜の横腹に粉塵があがる、小柄の放った銃が火竜の横腹を直撃したのだ、思わぬ所で不意打ちを食らった火竜はその場に倒れ込んだ ハンターD「やったか?」 ハンターC「いや!違う!こいつは」 眉無しが獲物を確認すると同時にターザンのように蔦を使って現れた原人が眉無しに体当たりをかける、すかさずボウガンで払い除けると原人は器用にかわす ハンターC「いたぞ!本命のご登場だ!」 村長宅にも森で起きた異変は届いていた、大量の飛行形『モンスター』達や『功性生物』の群れが空を埋め尽くしていた 村長「あれは!森に何かあったのかの?」 ビクトル「森で何かあったみたいだ、チビもいない村長俺様子見てくる」 ダン「助けて貰った恩もある僕も行きます」 二人は森に向かった ハーゴン「しかし、ペルシア公国は独自の航空海技術を持っている商業国家でもある、可能性は無いとは言えん」 ペルシア公国は一説では『旧世紀』で用いられた移動技術を有していた、パルメキアを筆頭とした同盟軍がペルシア公国に侵攻したのも目的の一つだ ダーム「ふむ、未知の大陸に行ける技術を有していてもおかしく無いな・・・」 ガンドロノフ「それで、こちらの戦況は?」 皇帝「心配ない、我が軍の僅かな部隊が壊滅したに過ぎん」 自分の所有する兵が死んだというのに皇帝は顔色一つ変えようとしない、この男には良心というのが無いのだろうか? |
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