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ボロクソ駄目日記


 ■ 2010/02/26 (金) システム d*p


マッシュはため息をついた、野営キャンプには兵士がうろついている、どうやら此処を突破しない限りは先へ進むのは無理なようだ・・・夜まで待つか・しかし、急がなければ、エドガー達との合流地点へ向かうには此処を突破するしかない、結果夜まで待つという結果に出た・・・
        *
カイエン「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
憤怒の形相でカイエンは敵を斬倒していった
部隊長「かかれ!!」
兵士達が突入するが尽く間に斬り捨てられてられた
部隊長「馬鹿な・・・」
唖然とする部隊長のクビが宙に舞ったのを見て兵士達は逃げ出した
    *

ソルは剣を振り挙げると刃のような炎が地面を這うようにザップスに向かって向かってくる、すかさず空中に飛びあがりソルに蹴り掛かるが寸での所で交わされた
ザップス「へへ・・・やるじゃねーか」
口では強気を言ってはいたが内心はカイエンの事が気になっていた、家族や国王を殺され我を忘れたカイエンは鬼神のように刀を振り回していた、ドマへ来て初めて見る顔だった・・
ザップス(畜生・・・早く何とかしねーとカイエンさんが)
カイエンが鬼神のごとき強さだとしても多勢に無勢・・・・
その時、ソルが剣を鞘に収めた
ソル「やめだ・・・」
ザップス「何だと?」
ソル「おまえにゃ興味がないんでな、興味があるのは・・・」
ソルは奧の間に通じる階段に顔を向けた、あの場所はドマの王族ですら立ち入りを許されない部屋だ
ソル「俺の気が変わらんうちに早くしろ」
敵に情けを掛けられる自分の無料差を実感した・・・しかし、こいつの言った通り今はカイエンを助け出し逃げ出すのが先だ・・生きていれば何とかなる、それが師匠が教えてくれた言葉だ・・・
    *
クーラは奥の間に迷い込んだウパを探していた、突撃が始まったと思ったら、いつの間にかウパはドマ城までハイハイしていた、追いかけようとしたが、生き残りのドマ兵と乱戦になり見逃してしまった
クーラ「どこいっちゃたんだろう・・・・」
暫く進むと古い武具や骨董品のある場所へとたどり着いた、更に進むと何やら大広間のような場所へたどり着き部屋の中央には2メートル程の玉が佇んでいた
クーラ「あ!」
近くには玉に向かってウパがハイハイをしていた
クーラ「見つけた!駄目だよ一人で行っちゃ、危ないよ」
ウパを抱き上げるとウパが仰け反り玉の方に行こうとする
クーラ「さ、皆の所に帰ろう・・・」
戻ろうとするのを制するようにウパは尚も玉の方に向こうとする
クーラ「そんなに、彼処に行きたいの?」
玉に近づくとブゥンと言う音と共に玉が輝く、好奇心に駆られた彼女はウパを抱き抱えながら玉に触れるとブーンと言う音と共に玉が幾つもの象形文字を映し出すと中央のハッチらしきものが開き、それが開花するようにハッチが開くとチューブにくるまれた女性が姿を現した、チューブが音を立てて主人の元を離れていくと目を開き起ち上がった
「機動チェック・・・、索敵機能・・・問題ありません、飛行モード・・・問題ありません・・・武器・・一部損傷あり・・・・」
女性は機械的な言葉を繰り返した後、左右を見回しクーラとウパを確認すると目が赤く点滅しだす
「遺伝子情報チェック・・・Y紫色帯確認・・・内一名。・・・Y紫色帯未確認・・・、照合確認・・おはようございますマスター、ご命令を・・」
ク−ラ「誰?」
「私の名はシステムD・P、認識番号Ωー5:8Aです、マスターご命令を」
           *
ソルが奧の間へと続く階段まで進む、間違いない帝国側の情報が正しければ奴は此処にいる、奴が・・・
突然床が赤く染まりだしたと思ったら爆発し、粉塵の中からクーラ達を抱き抱えたシステムD・Pが飛び出す
クーラ「あ!ソルだやっほー」
唖然とするソルを尻目にシステムD・Pは出口へ飛び出した
    


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