日記HOME TOP タイトル一覧 月別 

ボロクソ駄目日記


 ■ 2010/02/21 (日) ハンター


原人がハンター達を威嚇する
ハンターA「へへ、本命の登場か」
髭が折れた鼻を戻しながら呟く
ハンターD「気をつけろ、子共だからて油断してると痛い目に会うぞ」
ハンターA「判ってるさ・・・」
髭が腰の短剣を抜いてで両手に構えると、原人が飛びかかった、髭面はギリギリの所まで接近したのを素早くかわした後原人を蹴り上げる、蹴挙げられた原人の体は樹木をなぎ倒した、粉塵と共に原人が起き上がる
ハンターD「なんてガキだ・・・」
ハンターC「殺すな!生捕りにして捕まえるんだ!」
眉無しが仲間達に指示を出すと四方に分かれた、原人が髭に向かって再度体当たりを始める、髭はかわそうとせず長剣を柄のまま抜き原人を吹き飛ばそうした。
が、原人は柄に噛みついた、噛みつかれた剣がギリギリと音を立ててる
ハンターB「どけ!」
小柄が髭に向かって何かを放った、粉塵をもろに食らった原人はのたうちまわった、そこえすかさず残りの二人が網を掛けると小柄素早く網を木に括り付ける
ハンターA「いったい、何を使ったんだ?」
ハンターB「コショウさ、ガキの頃悪さをした時は良く胡椒の倉を掃除させられたもんさ」
ハンターD「しかし、本当だったとはな・・・」
ハンターB「ああ、このガキを捕まえた途端、モンスター達の追撃が収まっている」
ハンターA「しかし、攻性生物まで味方にしてるとはな、どうりでコイツを欲しがるワケだ・・・」
ハンターD「確かにコイツがいれば戦況は一気に変わる戦争屋が欲しがるわけだ」
眉無しが吹き飛ばされた、続けて小柄のハンターが吹きとばされた、髭と巨漢が振り向くと義手を銃に構えたダンが構えていた、出力を最小限に抑えているとはいえ、人間に向けて撃つのは忍びない、残りの二人の背後からビクトルが現れ二人を羽交い締めにした



名前

内容



 ■ 2010/02/21 (日) 森


村長宅へと案内されたダンを出迎えたのは、年老いたカメレオンマンだった、側にはダンのリュックを奪ったチビと呼ばれた子供の原始人もいる
村長「ようこそ、おいでくださいました。まずはチビの非礼をお詫びさせてください、コラ!オマエも謝らんか!」
村長に杖で頭を殴られ、原始人は不服そうにリュックを返した
村長「リュックのには一切手を触れてはおりませんのでご安心ください、あつかましいかも知れませぬが、どうか悪くは思わんでください、最近島に入ってはモンスター達を連れ去って行く輩が増えておるのです、チビも貴方様を敵だと思い込んで森から追い出そうとしたのでしょう」
村長の傍らにいた原始人はいつの間にか居なくなっていた
ダン「島?、ここは島なんですか?」
        *
辺境国家群、パルメキア大陸、アレフガルド大陸、エレシア大陸、大和大陸や周辺の島々と『イース』のような浮遊大陸意外にも確認されていない海域に位置する国家である、未知の大陸や島々にも当然集落等といった小さな組織は存在するし、未知の部族や村も存在するのだが国という大きな組織が有るとは考え憎いとされていた、それは海域や上空に発生する乱気流や海域が極端に変わりやすく、飛空挺はおろか船さえ近づけずにいるといった状況のおかげで調査の手は今だに及んでいない
ナマズ太夫「おいおい、そりゃ幾らなんでも考え過ぎじゃねーんか?」
ナマズ太夫が声を挙げる

原始人=原人は面白くなかった、せっかく森の密猟者を捕まえたと思ったのに飛んだ検討違いだ、高い木の上で相棒のマンドリルと木の実を頬張る、此処は彼のお気に入りの場所だ、最近は森の中に妖しい連中が出入りしている、そいつらは何をするわけでもなく辺りを探索しては去っていく、村の皆はその事には無関心だ、頼れるのは自分しかいない・・・17M先の森の奧からメイジキメラの群れが飛び出した、普段大人しい彼等が騒ぎだすのは何かあったに違いない、原人が口笛を吹くと火竜レオリウスが羽を広げてやって来た、原人とマンドリルが飛び移るとレオリウスは異変のあった方向へ飛び去った

髭面のハンターが功性生物達やモンスターの幼体達を片手に袋に詰めていく
ハンターD「おい、そんな雑魚なんぞ捕まえてどうするんだ?」
巨漢のハンターが向かってくるモンスター達を蹴散らしながら怒鳴った
ハンターC「放っておけ!俺達の目的は奴を誘き出す事だ、とにかく暴れるだけ暴れろ!」
森の侵入者を討伐する為に出現した功性生物達をボウガンで次々に蹴散らしていく、対功性生物として作られたボウガンは固い装甲を紙のように貫いていく
ハンターB「本当に奴は現れるのか!?」
向かってくるドスジャギイやサーベルタイガー達をハンマーで蹴散らしていく
ハンターC「今までの情報が正しければ奴はこの森のボスだ!、俺達が派手に暴れれば暴れる程奴が姿を現す確率は高い!」
髭面が次の獲物を袋に詰めようとする手に何かが当たり思わず手を放した、確認する暇もなく彼は第二撃を顔面に食らいその場に倒れ込む、眉無しが石の飛んできた方角を見ると、レオリウスが突進して来た、間一髪の所で巨漢が大剣で眉無しを庇うが仲間達の中で数倍の体躯を誇る彼でも火竜の突進を防ぎ切れず、吹き飛ばされたしまった、思わぬ所で邪魔が入った火竜の横腹に粉塵があがる、小柄の放った銃が火竜の横腹を直撃したのだ、思わぬ所で不意打ちを食らった火竜はその場に倒れ込んだ
ハンターD「やったか?」
ハンターC「いや!違う!こいつは」
眉無しが獲物を確認すると同時にターザンのように蔦を使って現れた原人が眉無しに体当たりをかける、すかさずボウガンで払い除けると原人は器用にかわす
ハンターC「いたぞ!本命のご登場だ!」

村長宅にも森で起きた異変は届いていた、大量の飛行形『モンスター』達や『功性生物』の群れが空を埋め尽くしていた
村長「あれは!森に何かあったのかの?」
ビクトル「森で何かあったみたいだ、チビもいない村長俺様子見てくる」
ダン「助けて貰った恩もある僕も行きます」
二人は森に向かった

ハーゴン「しかし、ペルシア公国は独自の航空海技術を持っている商業国家でもある、可能性は無いとは言えん」
ペルシア公国は一説では『旧世紀』で用いられた移動技術を有していた、パルメキアを筆頭とした同盟軍がペルシア公国に侵攻したのも目的の一つだ
ダーム「ふむ、未知の大陸に行ける技術を有していてもおかしく無いな・・・」
ガンドロノフ「それで、こちらの戦況は?」
皇帝「心配ない、我が軍の僅かな部隊が壊滅したに過ぎん」
自分の所有する兵が死んだというのに皇帝は顔色一つ変えようとしない、この男には良心というのが無いのだろうか?


名前

内容



 ■ 2010/02/19 (金) ビクトル


目を覚ますと何処かの寝室だった、服はいつの間にか
着替えさせられている、その時ドアが開いた、ダンはギョッとした、現れたのは人間では無かった、飾りだろうか?頭に花のような物を付けていたが体の皮膚は樹木のそれと似ていている、おの後ろを精気の無い少女が食事を運んできた
森ジジイ「おお、気がついたな、それにここは・・」
ダン「僕はいったい・・・」
森ジジイ「心配せんでもいい、何処から来なさったか知らんが此処は安全な場所と言えば良いかの、まえさんは村の近くで倒れていた所を近くの連中が此処まで連れてきたんじゃよ、いやはや、運がいいわい、森の中じゃったらとっくの昔にモンスター達の餌食じゃぞい、ちょっと失礼」
森ジジイがダンの腕を取った、枯れ枝の用に細い、というよりも枯れ枝のようだった
森ジジイ「ふむ、問題はないようじゃな、これなら直ぐにでも動けるじゃろう、いやはや若さかのう羨ましいわい、はははは」
エミリー「これ、お腹空いてると思って、お口に合うか判らないけど」
エミリーがパンとスープを差し出した
スープを口に運ぼうとした瞬間、視線を感じて窓を見ると、更にギョッとした何十人もの種族の魔物達が窓という窓からダンの様子を伺っていたのだ、その光景はお化け屋敷のようだ
森ジジイ「こりゃ!!おまえ達!落ち着いて食事も出来んじゃろうが!」
森ジジイの怒鳴り声と共に野次馬と化した魔物達は駆け足に退散していった
森ジジイ「すまんのお若いの、人間なんぞが村に現れるのはチビ以来なもんでの」
ダン「チビ?」
森ジジイ「森に住む子供じゃよ、モンスタ−と一緒に暮らしてたのを村長が見つけて連れて来たんじゃが、モンスターとの暮らしが長かったのか、ちょくちょく村を抜け出しては森へ帰っていくんじゃよ」
その時ノック音と共にフランケンシュタインのような大男が現れた
森ジジイ「おお、ビクトルか、どうした?」
ビクトル「村長が呼んでいる、支度が出来たら来てほしいみたいだ」
森ジジイ「おお!いかん!いかん!、客人を連れて行くのを頼まれておったのをすっかり忘れておったわい!はははは」
エミリーがダンの側に着替えを置く
エミリー「あなたの服、汚れてたから、変わりの服を調達してきたわ」
食事を済ませたダンはエミリーから貰った服を着るとビクトルの案内で村長の家へ向かった



誰もが緊張の面持ちで会議を見ていた、謁見の間に在籍する全ての兵士の目に異様な光景に移っていたのだ、自分達が此処に在籍する事が許されているのかさえ疑問に移るのだ、それもそうだろう今この広間に集まっているのは各地で名を轟かせている人物ばかりだからだ、自分達の祖国であり国王でもあるパルメキア帝国の皇帝マティアは肩まで伸びた青い髪とミスリルで作られた甲冑に似合わず女性のように化粧をしているが得体のしれない妖しさを醸し出していた、辺境の地に済む100の戦闘部族をまとめ上げ、難攻不落とも言われた国々の一つファイヤーウッズを一晩で滅ばしたとされる古の巨人族デス=アダー総司
パラメキア大陸の西に位置するロンダルギア地方を制圧している大神官ハーゴンは不気味な笑みを浮かべている、黒魔術の第一人者でもあり悪魔を操ると言われている大司教ガリウス、ハイラル王国でクーデターをおこし、現国王となったゲルド族の王ガノンドロフ
東方の国よりやって来た言われるナマズ太夫は噂では皇帝と同じく魔物を操る事が出来ると言われている、エレシア大陸から来た言われる魔物達の首領ダーム、は不気味な沈黙を守っている皆大陸にその名を轟かせた覇王達である、いったい此処で何が話し合われるのだろうか?
皇帝「さて、今回集まってもらったのは他でもない悪い知らせと良い知らせを諸君に持って来た」
ナマズ太夫「まずは、悪い知らせから聞かせてもらおうじゃねーねか」
せかすようにナマズ太夫が訴えると場の空気がかすかに張り詰める
皇帝「ペルシア公国に侵攻した軍勢が壊滅した」
デス=アダー「ほう・・・」
ガリウス「馬鹿な・・・あの国に軍勢を打ち倒す力などあるはずがない」
ペルシア公国、パルメキアから南東に位置する小さな国で「旧世紀」の遺跡が数多く存在する場所でもある
全公王が病死した後、娘であるプリンセスが王座を引く事となったが現在行方不明となり彼女の叔父、前公王の弟アサンが公王となった、その後ペルシア公国は防衛として軍備増強を注いでいるが周辺区域には『モンスター』はおろか『功性生物』を使役する技術も持たってはおらず帝国やハイラル王国の軍勢を破る程の力は持っているとは思えなかった
ハーゴン「旧世紀の遺跡か・・・」
ガンドロノフ「あの国に遺跡を復興させる技術があるとは思えんが」
デス=アダー「可能性はあるな」
ガリウス「あるいは、連合国家の加盟協力か・・・」
現在彼等の軍勢に対抗している組織は二つ、フィン王国の残党や地下組織から形成されているレジスタンスと帝国の侵攻に異を唱えローレシア、ラダトーム、ドマ、パンドーラ、タスマニカ、ホルストック、ガンディーノ、レイドック、フィガロといった9つの国家群から成る連合国である、しかしいずれの敵対組織も帝国を筆頭とした同盟軍に対しては敗戦の色は見えていない
ハーゴン「もしや、辺境国家群か・・・」
ナマズ太夫「辺境国家群?何だそりゃ?」




名前

内容



 ■ 2010/02/18 (木) PC原人


ダン「待ってくれ!、それを返してくれ!」
ダンのリュックを担いだ3匹マンドリルが木々に飛び移っていく、バイオ手術とサバイバル訓練を受けたとは言え相手は動物、人間の脚力を超えている、マンドリルは木々を巧みに乗り移ってはラグビー競技でもするように仲間達にパスしていく、ふいにダンの足が何かに躓いた木の根っこを輪っか状ににして作った罠だ
バランスを崩し、その場に倒れ込む、その頭に何かが当たり髪の毛に付着した物体を拭てみる
ダン「何だこりゃ?、糞?」
見上げるとマンドリルや他のモンスター達が木の上からダンを見下ろしていた
四方八方かモンスター達が糞を投げ付けられてダンの体は糞まみれとなった、攻撃が鳴止み目を開ける一人の子供が木の上からダンを見下ろしていた、リュックを持ったマンドリルが子供の元へ駆け寄るとリュックを手渡した、映画や漫画に出てくる原始人の格好に頭髪の無い頭は太陽に照らされてキラキラと光っていた
リュックを受け取った子供が荷物とダンを交互に見つめ合う
ダン「その荷物を返してくれないか、大事な物が入っているんだ」
ダンが思わず駆け寄ると、原始人はアカンベーをして去って行った、ダンがその後を追いかけると、広い場所へ出ると、大型の翼竜、火竜レオリウスが佇んでいた、その頭には先程の原始人とマンドリルが乗っていた
ダン「これは・・・」
翼竜が羽を広げると突風と共に飛び去っていった、ダンも意を決して追いかける事にした
             *
村の入り口近くでランドーカーズ族の女性ドリアが食材の仕入れを運んでいる所に大きな影が横切り、一人の子供が、嫌 先程の原始人が降りて来た
ドリア「おや、チビ、今日は遅い到着だね」
チビと呼ばれた原始人が森を指さしたり、リュックを見せたりと何かのジェスチャーを繰り返していた
ドリア「? いったい何をいってんだい?」
どうした〜?とクワを持ったゴブリン族の男が近寄った
ドリア「それが、さっきから森を指指したり、してワケがわかんないんだよ」
ゴブリン族の男が森を見ると糞にまみれた男がふらつきながら立っていた
ダン「カバン・・・を」
ダンはその場に倒れ込んだ


名前

内容



 ■ 2010/02/17 (水) 村


土砂竜ボルボロスの皮膚から遺伝子情報を分析したデータは増殖生物『インクリーザ』と同じものだった
増殖生物インクリーザ、何処から来たか、どのような過程で生まれたのか、全てが謎に満ちた生物だ、生物といえどもこれといった知性も無く行動といえば犬猫位の知能しかない、しかし増殖生物と言うだけあって繁殖能力は極めて高く、しかも、人間を捕食するしか能がない上に戦闘能力も高く一時は彼の故郷「地球」に突如出現し人類を絶滅寸前まで追い込んだ、タイムマシーンでインクリーザが現れる直後の時代ま遡って撃退する事によって全滅には成功したが、彼の脳裏に疑問が残った・・・彼等は何処から来たのか?・・何故来たのか、そんな疑問を追うように彼の武器に使われていた戦闘用コンピュータのデータを元に周辺星域をデータに掛けた、すると予測通りデータは地球外生命体だった、場所は太陽系を離れた未知の星域にある未開の惑星、大きさは土星より一回り大きく環境は地球と良く似ていた、データを元に星の距離を計算して導き出しただけの転送という無謀な試みだったが、そうでもなかった、何体かの生物を調査してみた、中には遺伝子を弄くったのもいたが、結果はまったく同じ
どれもインクリーザーと同じ遺伝子情報を持つ生物だ
増殖ではなく繁殖するという行為を除けば・・・・

      *
茂みの奧から様子を伺う二つの影があった、視線は森への侵入者へと注がれていた、森が騒がしいと思い覗いてみれば見たことも無い奴だ、周囲に警戒を払いつつ彼は暫く観察する事にした

島に4人の人影が集まっていた、ハンターの一人が船をロープで括り付け、それぞれに食料や武器や弾薬を運び出す
ハンターA「こんな所に本当に居るのか?」
髭面のハンターが聞いた
ハンターB「間違いない、依頼主の情報によるとこの島に要るらしい」
眉の無い男が髭面に答えた
ハンターC「本当、依頼主様にゃ感謝するぜ、毎度毎度、稼がしてもらってよ」
小柄の男は自分の背丈より大きい斧を担ぎあげる
ハンターA「しかし、『モンスター』やら『功性生物』なんぞ捕まえてどうすんだ?しかも今度の獲物てのは・・・」
ハンターB「余計な詮索は無しだ、俺達は依頼を済ませりゃ、それで良い」
ハンターC「目的は?」
チビが再び質問を投げかけた
ハンターB「戦争に使うそうだ、噂じゃ名国が『旧世紀』の遺跡を堀当てて兵器として利用してるらしい、その為に『モンスター』や『攻性生物』を兵器として利用するみたいだぜ」
ハンターC「更なる軍備増強に備え、そいつらを捕まえるてわけか・・・ご苦労なこった」
ハンターD「手はずは?」
船をロープに結んでいた男が答えた、4人の中では一番体格が良い
ハンターB「行くぞ!」
     *
青白い顔の少女とツギハギの顔をした大男がニ体のレッサーデーモンの前に近づき積んできた荷物が降ろさした、シーツに包まれたのを剥がすと木製の乳母車が出て来た
ビクトル「シーザさん頼まれてた乳母車だ」
シーザ「いや、こりゃすまんね、祖父さんの代から使ってた家具でね捨てるのは忍びないと思ってたんで助かったよ」
エミリ「クレアさん、パンを焼いてみたのよかったら食べてみて」
クレア「すまないね最近は歳のせいか腰が辛くてね、こいつは美味そうだ、ありがたく頂くよ」
シーザとクレアと呼ばれた二体のレッサーデーモンの老夫婦は二人に笑顔を向けた、その時一体のドラゴンニュートが近づいて来た
エミリ「あら、ドムさん、どうしたの?」
ドム「いや、お宅等の所にチビが来て無いかと思ってね」
ビクトル達は顔を見合わせた
エミリ「いいえ、今日はまだ見てないわ」
ドム「そうか、いや、何だジッちゃんがチビを呼んで来いてうるせーもんでよ、エミリちゃんとこか、シーザさん所にお邪魔してかと思ってよ、すまね、他を当たってみるわ」
ドムと呼ばれた若いドラゴンニュートは走りだした


名前

内容



 ■ 2010/02/16 (火) バイオ戦士DAN


樹の枝からスライム達が顔を覗かせていた、森に居る全ての生物達がその光景を見ていた
白煙を挙げながら青年は立ち上がった
パワードスーツに身を包んだ青年『ダン』は左手に内臓されているコンピュータを見て状況を確認したad
ダン「空気、放射線、重力その他全て以上無し」
ヘルメットを脱いで空気を吸い込んだ
ダン「想像以上だ何て美味しい空気なんだ・・・」
空を見上げると水彩画のように青い空と輝く太陽が見えた、地球では滅多に見れない光景だ・・・
コンピュータが警報を鳴らすとナビゲーション画面が空中に浮き出た、ダンはナビゲーション地図を頭に叩き込むと進みだした
               
           *
森の奥地にある沼地で土砂竜ボルボロスは泥に身体を擦りつけながら泥遊びを楽しんでいた、此処はいつものお気に入りの場所だ、最近は武器を持った人間がやって来て森を荒らすが、幸運にも此処は発見されていない、彼は泥遊びを楽しむと自分の巣へと帰って行った、茂みに隠れながらその光景を見届けていたダンは
ボルボロスが泥遊びをしていた場所から、何かの塊りを発見した、ボルボロスが泥浴びをした時に剥れた古い皮膚であろう、コンピューカメラに写しだしと直に遺伝子情報を引き出した
ダン「間違いない、インクリーザーと同じ遺伝子だ」


名前

内容



 ■ 2010/02/05 (金) 妖怪道中記


賽の河原の番人、安駄婆の前に一人の男が姿を現す、
黒緑の甲冑に刀を持ち、紅い髪は腰まで垂れ下がり顔に塗られた白と黒の化粧は夜叉の如き形相だ、かつて東方の国で「悪七衛」と恐られた平景清である
景清「安駄婆、何故に我を起こした」
安駄婆「フエッフエッ、何故にとは決まっておろう、御主が現世に復活した理由は一つ」
景清「否!、安駄婆よ奴は我が討ち取った筈」
安駄婆「確かに、あやつは主によって葬られた、だが蘇ったのじゃ、シドーと言う者の手によってな」
景清「そやつは、一体」
安駄婆「多くの魔物を操る者の一人と聞いておる、復活した、その後は西に向かったとされておる」
刀をしまい、歩き出すと安駄婆が声を掛ける
安駄婆「待て景清、お主が死んでから現世も変わって来ておる、道案内としてこの者達を着ける、空間が歪むと二つの影が現れた、1つは蒼い半袖シャツに短パンという裸足に靴を履いた子供「タロ助」、もう一つは、いや一匹の犬だ
安駄婆「タロ助とアマテラス大神じゃ」
タロ助「ふー到着っと!、て何この人、顔怖!」
景清の姿を見た一人と一匹は後ずさり警戒した
安駄婆「タロ助は人の身でありながら冥界とこの世を行き来する童、アマテラス大神はかつてのアマテラスの力を宿しておる」
景清「否、安駄婆よ我あやつの首を取るのは我一人で充分」
安駄婆「主とて判っておろう、あやつを倒すには「八咫鏡」「勾玉」「草薙剣」が必要と言う事を、それを探すには時が立ち過ぎ魔物が溢れ出ておる」
タロ助「安駄婆のバアちゃん、この人もこの人で事情があるんだしさ、好きにやらしたらいいじゃん、と
いうわけで俺はここで・・・」
たろ助が立ち去ろうとすると安駄婆が呼び止める
安駄婆「よいのかの、タロ助、今回の件は閻魔大王様からのオッタシじゃ、それに三途の川は冷えるでの」
安駄婆の脅迫とも言える言動にタロ助は固まった


パルメキア帝国に2隻の飛空挺が着陸した、中から兵士と護衛の兵士と黒い肌をした屈強な男が宮殿へと入っていった、その後に続いて、もう一台の飛空挺が着陸する、中から現れたのは恰幅の良い二人の男と彼等のいや、周りにいる全ての人間よりも長身の男だった、男の顔は兜に覆われていて見えないのが不気味だ、係の者が2人の客人を大広間に案内した、紫の絨毯が敷き詰められた部屋には大理石で出来た会議用のテーブルが置かれていた、テーブルには大司教ガリウスと邪神官ハーゴンが席に着いており、その向かい側にはナマズ太夫がふんぞり返っていた
兵士「ハイラル公国ガノンドルフ陛下、デス=アーダ
様御到着去れました」
デス=アダーが大理石で出来た椅子に越し掛け、続いて黒肌の男ガドロノフが椅子に腰掛ける
シドー「随分と遅い到着ではないか、ガドロノフ」
ガドロノフ「貴公等と違い、こちらには政治という仕事もあるので、戦争ばかりが仕事というわけにはいかんさ」
ナマズ太夫「は、言うじゃねーか!全王の毒殺者が」
ガドロノフ「フッ、何度でも言うが良い・・・仕事の方はすませているのだろうな?」
ナマズ太夫「ふん、ゼルダ姫の探索ならば任せておけ、現在ワシの部下が大陸中をくまなく散策しておる見つけるのは時間の問題じゃろうてガハハハハ!」
ガドロノフ(俗物が、しかし妖の術を使う、この者利用する価値はある)
ナマズ太夫(相変わらず、姑息な手を考えおるわ、まあいい、貴様の探しているトライフォースとやらの情報、せいぜい利用させてもらうわ)
ガリウス「ところでダーム殿の姿が見えぬようだが?」
「「私なら此処にいる」」
空間が歪むとそこから黒水晶を身に纏ったダームが現れた
ガリウス(相変わらず、不気味な奴だ)
その時、中央の大広間が開くと親衛隊とダークナイトが現れた、その後ろをパラメキアの皇帝が姿を現した







名前

内容



 ■ 2010/02/03 (水) 鉄男2


覚醒


名前

内容



 ■ 2010/02/02 (火) ワルキューレ


獣戦士・・・まだ天も地も無い世界が混沌だった頃に太古の神によって作られた最初の人類だと言われた、彼等は人の姿と獣の力、神にも勝る精神力で地上の覇権を我が物としたしていた、長い年月を経て彼等は自分達が神に取って変わる者だと驕り高り神々に戦いを挑んだ、その傲慢さに神々は怒り、彼等を迎え撃とうとした、しかし、強靭な肉体と神にも勝る精神力で他の神々は苦戦を強いられた、彼等の軍勢が神々の目前まで来た時、古代の神々は彼等を石像の中に封じ込める事に成功した、こしかし、の戦いにより古代の神々は眠りにつく事になった、それだけ彼等に受けた被害は大きかったのだ
その獣戦士達を蘇らせようというのか・・・主神ゼウスは困惑した、さらに追い打ちを掛けるような事態が主神を驚愕させた、古の巨人族「デス=アダー」が地上で復活し魔界の支配者の一人「キングブレイカー」と名乗る男と手を組みトライフォースを求め地上に侵攻し地上の各地に存在する神々は封じられ各地に封印されていた、魔物や悪魔達が次々に復活していると
事態はもはや深刻だった、地上を制圧するとなれば天界への影響は避けられない、だが彼等に選択を決定付けられた事件が2つ起きていた、一つ黄泉の国に居た死者達が復活した事、もう一つは地上の軍隊が『魔大戦』に起きた『要塞』を復活させようとした事、地上の拠点が敵の手に落ちた今、神々の軍勢を送る事は不可能、もはや一刻の猶予はなかった主神ゼウスは神の子『乙女の騎士ワルキューレ』と『獣戦士』を地上に送り出すことにしたのである

朽ち果てた神殿の奧に彼女は居た、ここは天界でも立ち入りが禁止されている場所だったが今回特例を受け立ち入りが許可されたのである、彼女は奧へと進んだ
奧へ奧へと進むたびにあらゆる姿の彫像達が並んでいた、神々によって石化された獣人達であるである、長い年月により風化が進んでいるが此処は太古の神々が済むかつての神殿だった、中央の玉座にまだ風化が進んでいない彫像があった、それは只一人人間の姿をしている
ワルキューレ「かつて天界を貶めようとした獣戦士、言い伝えが本当なら、これで目覚めるはず」
主神ゼウスによる古の神が施した封印を解くには純血な心を持つ女性の精神が適正とされ、封印の解除には接吻を必要とした、この事を告げられた彼女は困惑したが、彼女の使命感がそれを押さえた
彼女が彫像に口近づく、近くで見ると彫像なのだが、意志を感じた、彫像の頬に手をやり顔を近づける、冷りとした間食が唇を伝わった、唇を離して離れた、暫くするが何も起こらい、背後から声がした
(キキキ・・・伝説の獣戦士、どのような者かと思えば、単なる神話にひか過ぎんか・・・)
ワルキューレ「誰です!出て来なさい!」
背後から空間が歪み、形を留め現れたのはボールのような身体に翼や足に尻尾が生えて目は一つしかなく裂けた口には鮫のような鋭利な歯が生えていた
アーリマン「俺の名はアーリマン、主の名により貴様を殺す!」
アーリマンの目が妖しく光と同時に衝撃波を放った
すかさずファイアーの魔法をとなえるが弾き返された
弾き返された魔法がワルキューレの身体に直撃した
アーリマン「無駄だ!貴様等の魔法など我等に通用せん!死ね」
アーリマンがトドメを刺そうとした時、彫像にヒビがはいった、ヒビは一気に広がっていき隙間から光を放ち、中から人の姿が現れ獣戦士の登場した、あまりの閃光にアーリマンの目は潰れ翼を広げのたうち回っていた、その身体に獣戦士が投げつけた槍が突き刺ささりアーリマンは即死した、傷を負った彼女が復活した
獣戦士を呆然と見上げていた

古代に建てられた建築群、剥き出しになった煉瓦に延々と続く蔦の群れを獣戦士は地上に向かって登っていた、その後をワルキューレが登っていく、地上へと降りるために古代のジャングルを抜け二人は遺跡群を通過中であった、地上と天界を繋ぐゲートである神殿が使えな今、古びた神殿しか地上に降りる手段しかなかった
地上に降りたのはよいが一面ジャングルに覆われた原生地帯、足場の悪い地形に湿気に満ちた気候、過酷な環境下での移動の上に兜や盾、剣といった装備の重量神の子と歌われたワルキューレも疲労の色が目立っていた、それに比べ獣戦士の方はワルキューレより装備がない分身軽とはいえ、必要な食料や水と言った生活物資を担きながらジャングルを移動している、過酷な環境も神に勝る精神力と肉体の前では敵ではないのだ
見上げると獣戦士が蔦を伝いながら黙々と頂上を目指していく
ワルキューレ(なんて人なの・・このような環境下で顔色1つ変えないなんて、やはりこれも獣戦士の持つ強さの証)
その時、ワルキューレの足下が大きく崩れ落ちた、バランスを失った彼女は手を放し落下していく、その手を獣戦士の逞しい腕が掴み、自分の方へ引き寄せる
獣戦士「足手まといになる、捕まっていろ」
彼は片手でワルキューレを担ぎ上げ腰元に捕まらせると再び地上を目指した、恐るべき筋力だった

地上を出ると緑の大地とも呼ぶべき草原が広がっていた、獣戦士が彼女を降ろす
ワルキューレ「あ、ありがとうございます」
振り向きもせず獣戦士は再び歩きだした


名前

内容



 ■ 2010/02/01 (月) 獣王記


生い茂る雑草を男が掻き分ける、闘志に満ちた顔立ちと鍛え抜かれた身体は芸術品といえる、その後ろを女がいた、彼女に施された武具を除けば白い肌と端正な顔立ちに蒼い瞳は正に女神といって良い、木々の間だからは森に住む全ての生き物達が二人を正視していた
いつもならこの森に入ってきた侵入者は大型の肉食獣の餌食になっていた、しかし、それが出来ないのは二人から放たれる異質なオーラを放っているからだろう
現に仲間の誰一人も襲うとしなかった、獣達はその姿をジッと正視していた


主神ゼウスは疑問の念に苛まれていた、果たしてあの選択は正しかったのか、かつて地上の覇権を狙い古の神々と戦った獣人族の戦士、彼の封印を解いた事
話は2ヶ月前にさかのぼった、神々の一人である女神イシターが何者かに連れ去られたのだ、時を同じくして地上に封印した古の巨人族や悪魔が現れだしたのだ、ここ天界においても異変は起きていた謎の魔人が出現し軍勢を率いて天界に侵攻しつつあるという、そればかりか『女神イシター』を人質として、追撃に出た部隊も連絡が途絶えたままだ、このまま神の軍勢を差し向けるか、それとも・・・配下の一人が言った獣戦士を復活させてはどうかと・・・


名前

内容



前の記事 次の記事


ボロクソ駄目日記TOP

タイトル一覧 月別