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人生??? |
■ 2004/12/14 (火) 論文脱稿 |
昨日付けで学校の事務に論文(&論文要旨)を提出。
一部事務手続きでヒヤッとする場面もありましたが、無事にクリア。 結局論文本体だけで原稿用紙換算175枚になりました。予定より結構増えた。 中身は…まあ、自分で言っても仕方ないです。結局読み手の審判に任せるしかないので。 というわけで、書き終わってしまった今、とても暇です。 虚脱感に襲われていると言うか、なんか文章を書いてないと不安になります。 この状態をキープすれば作家になれるのか? (そんな甘くネーだろ) 論文要旨をここに張るぞ! とか前に言いましたが、 原稿用紙で10枚あるものをここに張るのは暴力に近いのではないかとおもうわけで、 といって自分で新たにサイトを作るのもどうかと。 コンテンツは自分の修士論文だけになるので、それ自体もはや却下ですね。だれがそんな地味なサイトみるっちゅーねん。 10枚を2,3枚にさらに縮められたら一挙掲載できるかな…。 それとも大まかに段落ごとに切って連載化すればいいか? うんそうだそうしよう。 なので第一回。千字ちょっとです。多分後三回で連載終了。 (一応書いておくと、この要旨並びにその本論の学術的な正当性と価値は、この日記を執筆した現在、いずれの研究機関や研究者によっても保障されておりません。よって、引用・信用・盗用などして書かれた論文の価値が下がったり、赤っ恥をかく羽目になったとしても当方はそのリスクと結果には関知しません。ぶっちゃけ審査にまだ通ってないってことです。) (誰も名乗りをあげないと思いますが、出版したいという方は一応ご連絡を。ただし大して売れないと思います) --- 意味と時間性の問題を考察すると銘たれた本論は、『存在と時間』のテクストにおける了解と時間性の問題を中心にしている。 意味を考察するといっても、ある物が有する意味は、我々自身がそのものに相対するときに身を置いている文脈に拘束され、その中で形成されている。そうした文脈を一切離れたものとしての意味を見出すことは出来ないし、在る文脈から身を引き離すことはまた別の文脈に身を置くことである。我々を直ちに取り巻いているものから別のものに転ずれば、我々自身もまたそうした文脈の中で、自己を理解している。この文脈の中に身を置くという仕方から自らに関する理解と、自らに伴われて存在する諸事物の意味を等根源的に引き出している。「今自分は文章を書いている」という自己理解は、確かにペンのペンとしての意味を証すが、しかしそれを支える自己理解は、結局今まさにそうして見出されているペンもふくめた多数のものどもに支えられてもいる。いずれにしても、道具の使用は、その主体と客体を同時に形成する。その限りで、世界内存在の機制は、他者との対比的な意味での「私」という主語を含んだ構文によって、道具の使用、つまり行動を記述する基礎をも与える。「私」が日常性の内部の諸可能性を、「私」を焦点として束ねることが現に成立していることは、しかし単なる有用性によっては理解されない。我々の生活を改めて見直せば、我々の生活が有用性を軸にして意味形成されていることが理解できる。その意味では、我々は有用性によって定義されたものどもに満たされた世界に身を置くことで自らの意味を理解しているといえないことはない。眼前のものの意味が我々の意味を形成しており、そして眼前のものの意味は我々の自己理解から形成されている。なおかつ、そのようにして有意味である個々の事物や事柄は相互に指示しあい、その相互連関によって世界は閉じた意味の連関を形成する。生活はそうした意味の体系が既に成り立っている限りで成立している。その連関の中で意味の基礎付けを求めようとしても、最終的には閉じた世界の内部での彷徨にならざるを得ない。世界が有用性によって基礎付けられているとしても、その有用性という指標を最初に与えたものは何であるのかということは、有用性を基準にしては語られえない。現存在の存在が全体としてなんであるかという全体性は、有用性を基準としては語られえない。有用性は世界内部のものどもの相互連関の規定でしかなく、現存在そのものの存在は我々にとっての有用性そのものとは何ら関係が無いことだからである。 --- こんな感じです。原文からそのまま転載したせいもありますが、画面では我ながら読みにくいことこの上ないです。こんなのを読まされる教官の先生方の苦労を思うととても足を向けて寝られません。 |
名前 内容
ぺけぽむ ご声援、ありがとうございます。もうしばらくこんな感じで要旨を連載するつもりですが、今日になって画面を自分で見直してがっくり。やっぱり読みにくいですねぇ…。 (04/12/15 10:56)
幸運を祈る 論文お疲れ様でした。自分には絶対書けませんですよ。 (04/12/14 20:38) 4と5 論文脱稿おめでとうございます!お疲れさまでした。 (04/12/14 19:59) |
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