アナーキー・イン・ザ・ジャパン

僕は僕のものになって好きな夢を見てる

知り合いからおもしろいメールがきたので
抜粋してここへ載せる。

件名は「２０９５」。
（あとから読み返してわかったがこれはどうやら年号のようだ）
そのうち世の中はデジタル化し職はなく貧富の差が激しくなり、
結婚や子供がもてなくなります。
デジタル→職ない→収入ない→結婚できない→子供作れない→少子化進む→滅びる
そして…結婚できない人は バーチャル妻や恋人を育てるのです。
自分のタイプが作れ、画面上でなく立体で感触まである感触立体です。
うまく育てコミュニケーションなど常に使って育てないとその人との行動範囲が狭まります。
気に入らなくなって抹消したりしたら半年は立体恋人は持てないのです。
もちろんＳＥＸは"セックスキット"でできます。もちろん子供はできません。
立体妻の同意が得られ、というか子供が欲しがる妻に育てれば"子供キット"が手に入ります。
どうですか？ こんな世界…

件名は「続２０９５」。
一方、アナログな関係つまり人間どうしは契約結婚なる世界になるのです。
付き合って1年未満は結婚できず、結婚後は2年毎に更新になるのです。
結婚後、初回更新の同意が得られなければ子供は作ってはいけません。
つまり付き合い始めから結婚して3年は作ってはいけないのです。
そして子供を作るには「育てる為の充分な道徳があるか」などの
厳しい"国家大人試験"に合格した者のみ産めるのです。もちろん実技試験もあります。
その大人試験に合格しなければ車の免許や酒・結婚などはできません。
また世の中の買い物はその大人パスがなければ全て青年となり
料金は全てにおいて割高になるのです。
もちろん大人取消＝ "大取"になることもあります。これは厳しいですよ。

件名は「続々２０９５」。
3年未満に子供ができちゃた、なんてことなら"大取"です。
またそれでも育てるというなら特別早期子供税、通称"特子税"（とっこぜい）が
加算され "大取"は免除されます。
また 大人試験に合格しておらず、青年層でできちゃた場合
"強制大人養成所"に行き厳しい訓練のもと3週間以内に試験に合格しなければなりません。
合格しなければ 子供は認められません。
つまり子供が子供を産むという事になるのです…
こんな世界になるのでは……

件名は「２０９５成人の日」。
ちなみに成人の日は 大人試験に合格した人のみとなります。
大人試験は20歳から任意で受けることができるのです。








前回の詞：河村隆一