自分を動かすために

長いです。

いつものごとくハロワへ行こうと電車に乗ったが、自転車預かり所へ置いてきた原付のキーを抜き忘れていることに気づく。
乗る前なら取りに戻れるが乗ってしまった後だったので戻るわけにもいかずそのままハロワへと向かう。
建物の中なのでなんとか盗まれないようにと祈りつつ管理人が気づいてくれることを期待して。

ハロワへ行く前に借りた本を返しにバスで図書館へ行った。
本を返した後、ハロワへ行くつもりだったが大変なことに気づいた。
財布がない。

なに？なに？どこへいった？
頭がぐるぐるまわり、冷静さを失いながらもあちこち探し回る。とはいっても図書館のカウンターとリュックの中ぐらいしか探すところはない。

ない・・・・・・・・・。

どうやらバスの中に置き忘れたらしい。
なぜ？、なぜこんなことになったんだ。
意味がないことかもしれないが私はよくその原因を考える。

１．バスの中で最初は小銭を手で持っていたが、運賃を少しでも安く上げようとひとつ手前のバス停に降りるべくリュックの中から財布を取り出した。200円→170円になる。

２．乗車したときは立っていたが途中で乗客が降りて席が空いたので座ってしまった。立ったままなら”置き忘れる”ことはなかったはず。

３．”バスで”図書館へ行ったから。歩けば財布を出すこともない。30分ぐらい。

４．図書館で本を借りたから。

５．考え事をしていてボケっとしていたから。


こんなことを5分くらい考えてうろうろしていた。たぶん顔面蒼白でそばを通る人がいたら色眼鏡で見られていたにちがいない。
冷や汗、脂汗でびっしょり。財布の中が現金だけならここまであわてることもないが、銀行、郵便貯金のキャッシュカード、レンタルビデオの会員カード、その他もろもろがいっしょくたに入っていたのでかなりヤバイ状態。

すぐにバスターミナルにバスで戻って（ちなみに現金はいつも1000円単位で分散している）案内所の人にこのことを告げた。
何時のどこ行きのバスか聞かれることは分かっていたのでそこのところはきっちりと用意しておいた。
案内所の人いわく「あと30分ほどで戻りますので運転手に確認します、電話を差し上げましょうか」と、慣れた様子。
私のようなマヌケがたくさんいるんだろう。

30分の間にハロワへ行った。
検索機で印刷しようとしたらエラーが出た。はじめてだ。
用紙切れか紙詰まりでもおこしたか。
職員にいったほうがよかったがそれどころではなく、たまたまその会社のURLがあったのでそれだけメモしてハロワを出る。

時間もちょうどよく案内所へいく途中、その案内所から電話がかかった。
「財布ありましたので帰りにでも寄ってください」と淡々とした調子。

「神よ！わが魂のすべてをささげて感謝を！」（かなりオーバー）

中身が心配だったが抜かれている様子もなく事なきを得た。
座った席が一番前だったので運転手がみつけたのかもしれない。
そのまま帰宅。午前中３時間ほどの出来事。
原付のキーは挿しっぱなしだった。

これがもし面接に行く途中、あるいは資格試験を受けに行く途中だったらどうしていたか。考えるとこわくなる。

今後こんなことがないように（落とさないようにではなく落としてもうろたえないようにである）現金とカード類は分けたほうがいいかもしれない。
明日かあさって、100円ショップか雑貨屋にカードいれでも探しに行くか。
さすがに今日の午後は出る気になれず、この日記をしたためている。

ﾌｳｰ、ﾁｶﾚﾀﾖ ライセンス料いくらかなー。
ここまで読んでくれた人に感謝どす。