駄目日記

1年ほど前に母親がノートパソコンを買った。
最初のうちはあれこれ教えようとしたのだが、
本人にやる気が有るのか無いのか解らないような感じなので、教える気をなくした。


まず初心者向けの入門本、しかも絵を多く使った薄っぺらいものを買ってあげたのだが、
これを全く、本当に、全く読まない！！
還暦が近いので、俺が前の日に教えた事も次の日にはもう忘れている。
こちらもその度に教えるのもやってられないからと、何度も自分で読み返せるように本を買ったのに。
一年経った今でもフォルダが何か解らないようだ。
本の最初の数ページに書いてあるだろうがぁー（泣


彼女は最初、ネットで通販やら何やらしたいようだったが、会員登録などを打つのが面倒臭いらしく、断念してしまったようだ。
まあ、それはしょうがない。
タッチタイピングが出来るかどうかでPCライフが大きく変わってくるという実感は、自分もかつて経験したからだ。
タッチタイピングが自在に出来ると、検索サイトや掲示板をフル活用できる。
飛躍的にPCスキルが上昇していくにはタッチタイピングは絶対に必要なのだ。
だから、彼女にタッチタイピングの必要性を懸命に説き、楽しんで覚えられるようにとタイピングソフトを買わせた。
しかし、やらない。買ってしばらくはやっていたが、今は全くやっていない。

何でやらないの？と聞くと

「辛気臭いから」

・・・・・・駄目だこりゃ

と言う訳で、ほぼ見放した。やってられっか。
覚える気が無い人間にはどうやっても教えられないという事が解った。






もう一つ解った事がある。

かつて転々としてきたそれぞれの職場で俺に指導していた人達の気持ちだ。
物覚えが悪く、やる気が見えない人間を指導する辛さが良く解った。
見放したくもなる。