仕事が1年続かない男の心情手記

仕事のことで憂鬱になり、眠れなくなるまで眠りきった。たぶん14時間ぐらい寝た気がする。やる気が起きない、生きる気力が湧いてこない。

部屋にあるプレステやビデオデッキも今はほこりをかぶっている。それをやっても何の達成も楽しみも昔のように感じられなくなったのだ。

最近はテレビをつけるようになったが、主にネットだけの生活をしていた。ミクシィと株価動向しか見ていない。

しかし、そのミクシィもある日思い立って辞めた。とても虚しくなったからだ。また、その日記をあまりに虚像だと身近な人に批判されたことも大きく自分のこの決断に寄与している。

今日は豊島区から練馬区に住民票を写した。その手続きをした。そして免許の住所を変えようと17時20分に練馬警察署にいったが、受付にてその手続きは17時15分までだといわれ、明日来てくれと言われた。

自分は一言、「あ、そうですか。」といって警察署をあとにした。

別に、心の中に怒りはなかった。むしろ、昼過ぎまで寝ていた自分が悪かったのだと、自分の堕落を恥じた。

今日は、21時から池袋の西口の自由空間にナイトパックで漫画でも読みに行こうかと考えている。さきほど、全国漫画喫茶検索のサイトで料金が安く近場を検索したところ自由空間にしようと決めた。

料金情報の少なさにやや不満を持っている。

明日も休みである。自分には22歳に上京してから30歳までに達成するよう定めた目標がいくつかある。

・1000万円を貯める。
・小中高の学校の勉強のやり直しをする。
・パソコン資格、簿記、危険物、英検など資格を取る。
・恋人を見つける。
・ギターの修行と絵の修行をする。
・高校野球で培った体力を維持し30以降農業ができるよう体力と健康を維持する

の６つだ。

1000万円をためるに関しては、今、資産総額で190万円まで貯めることができたが、２２から3年でそれだけしか貯められていないことが今後にのしかかる。あと5年で800万貯められるかはかなりシビアだ。

この3年強の間に、千葉我孫子、東京葛飾、埼玉与野、神奈川茅ヶ崎、東京西荻窪、そして、東京池袋、東京練馬と7回も引越しをしている。それ以前は仙台に住んでいた。その前は実家、その前は群馬の嬬恋、その前は長野の南牧村、その前は埼玉の日進、俺はとんでもなく引越しを繰り返してきた。その出費もあるが、一番は仕事が続かないことだ。せっかく生活を切り詰めても仕事が変るごとにやはりお金が出て行く気がする。

練馬に来る前の西荻窪では最後の給料28万円を、払ってもらうことができなかった。俺にも理由がないわけではないが、一生懸命やった結果がこれだと世を儚みたくなる。

また、葛飾時代は職場で知り合った友達とルームシェアしていたが33万円ほどの貸し金を未だに踏み倒されたまま返してもらっていない。取り立てるのにも疲れて、そちらも放棄泣き寝入りした。そいつの辛さもわからないわけではない。そいつは借金に苦しんでいるのでないものはないのだからどうしようもないのかもしれない。

貸した自分の甘さが悪いのだろう。結局、金の縁が人間の切れ目なのだろうか？

その友達とは借金をきっかけにうまくいかなくなり、音信不通だ。古い住所は知っているが果たして今もそこに住んでいるだろうか？

俺には生活していくだけの余裕がまだ幾分あるので、彼のことを考えれば何もかもが嫌味だと思う。

今は、お金はまた稼げばいいと思っている。そんな悠長なことも言ってられないが、自分は甘く、お金にまつわるといろいろな痛い目を見がちだ。お金を貸して信用を失っているなんて、本末転倒だ。俺の人間のレベルの低さが露呈した形だ。

勉強のやり直しに関しては、まだまだ果てしない。いろいろやり方を変えたので、スタートラインから横に走ったようなもので、ゴールへの道のりの積み重ねがまだまだ成されていない。

今は小学校の理科を参考書を1回終わらせた。今、私立中学の受験問題集をやっている。小学４教科、中学5教科、そして高校と果てしない。これを毎日少しでも進めるのが今の自分の最重要課題だが、机になかなかむかえないでいる。

資格については、つい最近、念願の2輪免許を取った。それは一つの進歩だと思っている。しかし、去年来続けている、マイクロソフトオフィススペシャリスト資格のワード、エクセルのエキスパート資格の勉強はまだまだ試験を受ける段階までに至っていない。ワードに関してはテキストを1順させて、今はCD-ROMについている模擬問題を解いている途中でそれが進んでいない。やる気が起きずにストップしてしまっている。

エクセルは教科書の8割がたを終えた段階でストップしている。今年中に、MOSのワード、エクセルのエキスパートの２つを取ることが目標だ。

その他、簿記、英検準2級、危険物など過去に受けようとして挫折あるいは途中でやめているものをなんとか資格として取得したいと考えている。

その上は、放送大学で学士資格を取りたいとも願うが、道のりは遠い。１つ１つ仕上げていくことだと思う。

恋人をみつけるという目標はなされた。彼女と真剣に結婚を考えている。しかし、自分のフリーターという低落ではとても家庭を築けるような経済力もなく、また、甲斐性もなく結婚や同棲は拒まれ続けている。理由は自分の転職や転居などふがいなさにある。それでも見限らずに付き合い続けてくれる彼女に対して、安心した生活ができるように３０までになんとしても事業を始めるための素養を確立して、貯蓄もしていかねばと思う。

このままでは結婚など夢の又夢だ。

ギターや絵に関しては打ち込んだ時期も相当にあったが形にならず、やはり中途半端で止まっている。今は優先課題があるので手をつけることができないが、10代に描いた表現という夢は未だに捨てきれない。いつか自分の作品を作ることを思い、形にしたいと念じ続けるばかりだ。

大検を取り、短大にいったが1年でやめて、そして、東京で新聞屋を始めて、家庭教師のバイトや塾講師のバイトに出会い、また、高校中退からの学業に対しての自分の敗北を覆したいとそのことにもつけて、

30以降、田舎で農業をしながら自習環境を充実させた、家庭教師をやりたいと考えてその準備のための20代ということでやってはきた。それももう半分を過ぎてこの低落だ。

こんなペースでは絶対達成できない。根本的に自分が変革しなくてはならないのだと思う。小手先の頑張りや、手前本位のこれまでのちっちゃなことの自画自賛をしていたのでは劇的な進化はない。

自分はひどく恵まれた環境にいると思う。しかし、自分のできることをせず堕落した生活を続けてきたように思う。夢を実現させたいと本気で生きたいと１８の高３の１２月高校を辞めてから、どれだけ本気で生きてきただろうか？結果を見れば明らかに、自分の弱さに甘えてきたと思う。

どうすればいいか単純明快な答えはないが、安易な自暴自棄に浸るようなことはしたくない。今、できることを、今、できることを、その問を投げ続けていかねばと考えている。