リアル無職ドキュメント

次は2年後、北京オリンピック。
そのときには、ゆっくりと観戦してる暇など無くなってるように頑張れ俺。

-今回の思い出-
　・メロラップ
　・原田失格
　・カーリング女子
　・荒川金メダル

てか閉会式長すぎ。そろそろ就寝。

懐かしいな。井上陽水のＣＭだったか。
職業訓練（まだ選考も済んでないが）が始まるまではそんな生活もいいよね、と開き直り。
しかし、増える体脂肪と減り行く貯金は如何ともしがたい。

俺、いつ以来笑ってないんだろう。

一応、感情を表現できる生き物なんだからさ。
取り戻そうよ。

駆け引き・戦略を考えながら見れるのが、いい。
日本選手が可愛らしい子が多いのも、いい。
俺にも出来そう、と思わせるところがまた、いい。

ただ。
ただなあ。


スポーツ、のカテゴリにあることに微妙な違和感を覚える・・・。

完全無職、なのは2回目になる。

前回は2年前。
そして、そう、実はこのサイトには出戻りとなる。

29のときに5年半勤めた会社を辞め、キャリアアップだ！と意気込んで転職活動。
スキルも何も無いくせに、何を意気込んでたんだろう、俺のバカ。
貯金もある程度あったし、余裕を持ってだらだらと活動してたら、長引くこと1年。
さすがに金も尽きて、焦りにあせって入った会社は使い捨て営業職。
1年持たず、転職した会社は使い捨てサービス業。またしても1年持たず・・・。

こりゃ我ながら酷い経歴だな。
自分がまともな会社の人事の立場だとしたら、こんなやつ絶対雇わないだろう。
一度レールから外れたら、道は逸れていくばかりなり。

夢に見た「普通の幸せ」はもう諦めた。
でも、それならそれなりの楽しみってあるんじゃないのかな。
そう思わないとやっていけません。

アラエボで30万勝っちゃった。うは。
でもこれ、これまでの負け分が戻ってきただけなんだよな。。。

たった2週間で体重が・・・体重がぁぁぁぁっ！！
喰っちゃ寝生活の破壊力って凄いんだな。

前とは別のところ。
こっちは県内でも僻地にあるので、説明会参加者はだいぶと少なかった。

反省を活かして、工場系のブルーカラー職を希望してみた。
授業の様子をみると同年代くらいの男が多く、浮くことはなさそうだったが
その後受けた授業内容の説明を聞くに、違う意味で浮く、いや沈んでしまいそうだったので断念。
未経験向きに教えるとはいっても、コテコテの文型人間には抵抗が強すぎる。
フランス文学科卒、って10年経ったいまじゃウィとノンくらいしかわかんねーよ。

致し方ないので、パソコン関連の科に絞ることにした。
これに関しては、一応必要最低限の知識はあるわけだし。

「就職に関してですが、正社員の職はほとんどありません。派遣が大多数だと思ってください」

ああ、まあそうだろうね。派遣でもバイトでも結構。
飯を喰う本業とは別で考えている。

が、ぜんぜん盛り上がってないような・・・。
日本陣でこれは！って競技は女子フィギュアくらいだしね。しょうがないか。
一時栄華を誇ったジャンプとかどうなっちゃったんだろう。
不幸中の幸いとでもいうべきか、見る時間はたっぷりあるので、まったりと各競技を応援していこう。
注目はカーリング（嘘

と、ニュースを見ながら書き込んでいたら、ホリエモンの話題が出ていた。
そういえば俺この人とタメ歳だったわ。
ちょっと前までは、同じ歳の人間でえらい違いがあるもんやなーと羨望の眼差しを送っていた対象だったのに。
こっち側にようこそ、ってなもんだ。まあ、とは言っても腐るほど貯金があるんだろうけどね。

転落する人生もあるんだから、上昇することも可能なはずだ。

自分に言い聞かせてみる。

麻雀格闘倶楽部に熱中しすぎて集合時間に遅れる32歳。
会場に入ると、すでに満席だ。
思った以上の人出で、20歳そこそこから上は50代くらいまでと年代は幅広い。
全体説明の後、コース毎に分かれて説明を受けられるらしい。
えーとどこにする。特に考えてなかったぞ。
ざっとパンフを見て、ＤＴＰ関係のコースを見てみることにした。
理由は単純で、そのコースだけ過程が1年と長かったからだ。
つまりその間ずっと失業給付が受けられるというわけで。うは。
授業内容には興味も期待も持っておりません。

だが、甘い野望はすぐに萎えた。
実際の授業を見せてもらうと、いるのは20代前半くらいの若い人ばかり。
いやこれはおっさんが入ったら完全に浮くな、と。
ファミレスに一人で入るのは全く平気だが、これは1年続くしなぁ。

残念だが、ほかの6ヶ月コースを受けることにした。
ブルーカラー系なら違和感無いだろう。

ちょびっとだけ動く。
ポリテクに電話し、見学の予約を取った。

以上。

番長でボロ負けしたんでブルーです。
無職のくせにパチスロなんざ打つもんじゃありません。。。
隣ばっか１Ｇ連しやがって！！バカーーー！！！！


・・・気を取り直して。
ポリテクは実にオイシイ施設なのである。
失業手当を受けながら、タダで、勉強でき資格を取らせてくれる。
しかも、訓練中は給付期間も延長される。（これが大きい）
ここで学んでもたいして就職率も良くなく、行き先も派遣や請負ばかりとの話も
聞くが、まともな就職を諦めた俺には無問題。
なんとか受かって、うまいこと利用させていただこう。
次の野望のための準備期間として。

休日、勤務時間が不規則な仕事をしていたが、だいぶと規則正しい生活サイクルを
取り戻しつつある。

朝起きて夜寝る。

当たり前の毎日が新鮮に感じる。


もっとも、だらだらごろごろ過ごしてしまってるので
とても健康的、とは言えないが。

週明けくらいから、ぼちぼち次の行動に移そうと思っている。

最終到達地点は「独立・自営」と考えている。

金ナシ・能力ナシ・人脈ナシ・女ナシ（それ関係無い。。。）じゃ無理だろ！
と、お叱りの声も聞こえてこようってもんだが、いまさらまともな就職・終身雇用を
目指すよりは実は現実的ではないだろうか。

成功する確率は低い。それはよく分かってる。
でも、このまま井戸の底を這いつくばって泥水をすすって生きていくよか
か細くても、くもの糸を登ろうとしてみてもいいんじゃない。
途中で落ちたって元の場所に戻るだけだもの。これより下は無いから。

つげ義春が言ってたような覚えがある。ダメ人間こそ自営すべきだ、って。
でもさすがに、河原で石を売る仕事だけは簡便な。

午後6時半。玄関をノックする音。

不意に、悪寒が走ったので2階の窓から様子を伺ってみると、
二度と見たくないあの顔、聞きたくないあの声。直属の上司である。
そうか、ここまで来たか。
よくそんな暇ありやがったな、人をさんざんコキ使っておいて。

息を潜めること30分、ちらちらと外を伺うが動く気配は無い。
いい加減息苦しくなってきたので、裏口から自宅を脱出しふらふらと歩いた。
夜の風は冷たかったが、不思議と心は熱かった。
明らかに”修羅場”的場面なのに、それを楽しんでる自分がいる。
世間的には圧倒的に負け組なのに、勝ち誇ってる自分がいる。

しばらく歩いて漫画喫茶に腰を落ち着け、この時間になって帰ってきた。
星明子ばりに電柱の影から玄関先を覗き込み、安全を確認して家の中へ。
部屋に戻ると、
「上司が来ててなんか必死だった。急に辞めた理由を知りたいとのこと」
と妹のメモ書きが。あいつ、妹の帰ってくる9時過ぎまで粘ってたのか。
ここで話し合いに応じるようなら、こんな辞め方はしない。
ヤツのことは、人間的に好き嫌いの感情ではなく、生理的にもう受け付けないんだ。
絶対に逃げ切ってやる、と決意を新たにした。

昨日で辞めてきた。

と言っても、一方的な辞め方なので、まだ正式に退職には至ってない。
俗に言う「バックレ」。

ロッカーに保険証やらユニフォームやらまとめて置いてきて、
ＦＡＸで「辞めます」旨を送り、退職届を郵送。
それ以前に、上司に退職に関する話は一切していないし、それらしいそぶりすら
見せていなかった。ヤツにとっちゃ寝耳に水のお話。

迷惑？
いいの。いいんだよ。それくらいされてもおかしくない会社。
社員使い捨て。
バックレの前例だって、いくらでもあるはず。

「こんな辞め方したら次の就職に差し支えますよ！」

もっともだ。もっとも過ぎて俺には当てはまらない。
会社を変えること6社、30過ぎのスキル無しオヤジには辞め方関係無く
まともな仕事なんてありつけやしないんだから。

じゃあこれからどうすんのよ？

そう、どうするのか。どうやって生きていくのか。
その過程をここに書き綴っていこうじゃないか。
一応、人生設計のアウトラインは脳内にあるのだが、
それはまたおいおい述べていこうと思う。

リアル無職ドキュメント、ここに始まる。