新・ぢゃんく屋日記

ネット右翼は、二つの潮流から発生したものと考えられます。

・バブル崩壊による経済的アイデンティティ喪失
・上記によりいわゆる「リベラル」的言説が説得力を喪失した

今までは「先生のいうことを大人しく聞いて」「それなりに進学、就職すれば」概ねその後の人生は安定していたのが、バブル崩壊後の経済不況でそうはいかなくなってしまった。
その不安感、閉塞感のはけ口として、90年代末からインターネットの普及と共にネット右翼（的な言説）が増加した、というのが僕の大雑把な認識。
合言葉は「ネットで真実に目覚めた」(笑)。
なお、この言葉で何かをわかったつもりになっている人は、思想の右左を問わず、残念なことになっている率が非常に高い傾向がございます :-)。

彼らは、従来の保守や右翼とは違い、伝統や皇室を重んじません。
確かに戦前の日本には美徳や良い所があったと賛美してはいますが、あれは「戦前の日本は全て悪」とした日教組教育への単純な反動でしかなく、ましてや戦前日本のように国家や民族のために命を投げ出す覚悟はまずないでしょう。
また、保守の伝統に則り皇室を重んじるなら、今上天皇が最近、護憲的な発言をされていることについてもっと謙虚に耳を傾けるべきでしょうけど、僕の見識ではそのような動きは全く見られない。
そしてなぜか、秘密保護法や憲法改正に見られるように、庶民国民の権力統制には精力を傾ける自民党や田母神のような連中の「ポーズだけ愛国」なプロパガンダには、あっさりと騙される(笑)。
ついでに、中国や韓国の反日にはとても敏感ですが、アメリカの「在日特権」（米軍基地の存在等）にはなぜか寛大だったりします。
民族系の保守だったら同等に許せないものだと思うんですけどねえ。

つまるところ彼らは愛国主義者でも保守思想の持ち主でもない「ネトウヨ」と揶揄される程度の存在だし、そう揶揄されてもあたり前田のクラッカー（古い）というのが僕の見解。
ただ単に日本人であること、日本国籍を持っていること以外にプライドと誇りを持てなくなった可哀想な人達が、在日コリアンや社会的弱者、自分達とは意見を異にする人達やメディアを「反日」「日本のお荷物」「ブサヨ」と罵って、フラストレーションを解消しているだけの「肉屋を支持する豚」に過ぎません。
時代が時代ならゲバ棒持って大学に立て籠もっていたんだろうなあ(^^;。

そのネット右翼の最先端である「行動する保守」こと在特会が公の場でどのような発言をしているか、下記URLのYoutubeをご覧いただくことで、ネトウヨの言動の程度がわかるというものです。
（閲覧注意(^^;;）

https://www.youtube.com/watch?v=GoTBRpcaZS0

https://www.youtube.com/watch?v=PZxTUhxedIs

https://www.youtube.com/watch?v=oGN2CE6Bb4c