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新・ぢゃんく屋日記

Author:th1969 ( Profile )

 ■ 2016/04/01 (金) お昼のニュース風エイプリルフールネタ


新年度初日の今日、多くの企業で新入社員の入社式がとり行われました。
ここ武燭商事でも入社式が行われ、就職戦争を勝ち抜いた新社会人の晴れ姿を前に高木社長が挨拶で「めでたく社会人としてのスタートを切ることのできた諸君たちの影には多くの敗北者がいることを忘れてはならない」と厳しい面持ちで話し、新社会人の気持ちを引き締めました。
入社式の最後には、社会人として巣立てなかった同窓生を偲んで一分間の黙祷が捧げられました。
新入社員として式に臨んだ鈴木さんは「私の学校でも新卒という社会参加への唯一のチャンスを活かせず、コンビニのアルバイトにしか就けなかったクラスメートがいるので、彼女の為に黙祷を捧げました」と黙祷に深い思いを寄せていたことを語り、新生活への期待と就職活動に勝ち残った安堵感を表情に見せていました。
また、波呂和電機では近所の僧侶を呼んで、就職活動で亡くなったり不採用となった人達を供養するお祈り会が入社式と同時に開かれ、ここでも入社したての新入社員達が両手を合せ冥福と活躍を祈っていました。

このような黙祷やお祈りは近年の厳しい就職戦線に生き残れずに非正規雇用や無職引きこもり、留年に甘んじ、果ては自殺にまで至る多くの新卒者の無念を慰めると同時に、正規雇用で入社した新入社員のやる気と精神統一を引き出す効果の高い方法として、企業の入社式に取り入れられるケースが多くなっているとのことです。
武燭商事の採用担当者は「黙祷を捧げることで新入社員の気持ちを引き締め、より高い生産性を短期間で出せるようになった。今後も就職戦線で負けて散った人達の分まで活躍するという意識を持ってもらうために続けていきたい」とその効果の高さを語りました。



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