MDMA?実は抗うつ剤 警視庁が男性誤認逮捕
7月24日20時46分配信 産経新聞
抗うつ剤を所持していた自称、音楽ライターの男性(24)を、警視庁が麻薬取締法違反の現行犯で誤認逮捕していたことが24日、分かった。抗うつ剤を合成麻薬「MDMA」と誤って判定したことが原因で、男性は約13時間後に釈放された。
警視庁組織犯罪対策部によると、23日午前0時45分ごろ、東京都中央区銀座の路上で、男性が無灯火で自転車に乗っているのを警ら中の築地署員が発見。自転車の名義が男性と違っていたため事情聴取した際、男性の財布の中から黄色い錠剤98錠が見つかった。
同署員による試薬による検査では、MDMAの際とよく似た色の薬物反応を示したことから、錠剤をMDMAを判定。男性を現行犯逮捕した。ところが、警視庁科学捜査研究所で鑑定した結果、錠剤は抗うつ剤だったことが判明。男性を同日午後3時45分ごろに釈放した。
試薬を使って検査をした捜査員は、MDMAの鑑定をしたことがなく、試薬の色の変化を正しく理解していなかったという。
投稿者 : クレージードクター江畑 謙介 日時 : 07/07/25 00:05