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新・ぢゃんく屋日記

Author:th1969 ( Profile )

 ■ 2006/08/02 (水) この国において、非正社員の命は鴻毛より軽し


派遣社員のFさんがOさんより先(先月末)に辞めた。
この忙しい時期に辞めることができるなんて、派遣社員は「軽い」んだなぁ。
かつて病院請負で働いていた経験と、今の職場にて横で見ているのとを重ね合わせると、つくづく派遣や請負というのは「使い捨て」労働の極みだな、と感じる。
僕が今の職場に来てから、もう何人派遣社員が交代で辞めていったのだろうか。
(そして今回は交代さえなし。 また近日中に来るのだろうが定着するのか?)
もっとも今の自分も直接会社に雇用されている以外は、契約社員として安く扱き使われている点において「Working Poor」の同志なのだが。

ただでさえ人の足らない我が部署では、契約社員のOKさんをFさんの穴埋めに廻して、どうにかしのいでいますが、本来もっと動くべき別センターからの転勤者Iさんがまぁマイペースで彼女がいなくなると、どうやったら彼女がきちんと動くかの議論が往々にしてデスクを駆け回ります(笑)。
彼女はよく喋るのでムードメーカーとしては上手くやっていってるようだが、肝心の仕事が今の調子ではそのうち破綻するのは明らかだね。

話が逸れたが、だからといって正社員がいいか、というと必ずしもそうとは言い切れないんじゃないかと思う僕がいる。
確かに日本では正社員信仰というのが(無職者、フリーターを含め)根強くあり、それ以外の雇用を無視、軽視する傾向があることは事実だが、正社員になったところでそれが「肩書き」だけでは意味がない。
(昔、ハロワで時給制の正社員の求人を見たときには、目が点になった‥‥それ、バイトとどう違うのか)
結局のところ、正社員と非正社員の格差を是正すると共に、欧米に比べて劣悪な労働環境をも良くしていかない限り、正社員であろうがあるまいが労働者に加えられる圧力はそう変わらない。
(それだったら正社員の方がマシじゃないか、と思う人は現状においては正しい。 僕自身もそう思うから正社員で転職活動していたのだし。 しかし今のような労働環境と格差社会が続くことを望まないから、あえて提言してみた)

そう思いつつ、昼休みに入る。




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