少し訂正しておきます。
投資金額がマイナスになるのは「先物」だからと言うよりは、「信用売買」(手元資金がないのに買ってしまう)の方が原因です。
間違った説明をしてしまいました。
訂正してお詫びいたします。m(_ _)m
>5さん、6さん
さて、金融派生商品=デリバティブズ ですが、これは、主に売り手側の不確定な将来によって発生する様々なリスクを抑制するために成立した金融商品であることが多いです。
一方で、買い手側は、将来の気候・経済状態などの状況に応じて一攫千金をねらえるため、極めて入りすくな金融商品として売買されている現状もあるのです。
そうした金融商品には、先物、オプション、スワップの代表的な3類型が存在します。
それぞれについて、私の知っている限りで説明すると以下の通りです。
もし、間違っている点がありましたら、誰か訂正してくださいね(^^;)
○先物
通常の売買(現物売買)では、今そこに存在する商品・有価証券等について売買が行われますので、その売買価格はあくまで今現在の相場で決まります。
これに対し先物売買では、売買対象となるのは、例えば数ヶ月先の商品・有価証券などになります。
例えば、秋の収穫に備えて、鋭意農作業中の小麦農家真弓農場(豊作値崩れが心配)と、小麦価格の上昇が心配なパンメーカー掛布製パン店があったとします。
今後の気象状況(豊作・不作)や、国際情勢(輸入で買い占める国があるかないか)などの情勢により、この秋の小麦価格が100gいくらになるかは分からないのです。
そこで、掛布側が、とりあえず100gあたり100円として、まずは代金を支払い、収穫後真弓農場の小麦を受け取る契約をします。
これが、先物売買です。今、そこにない小麦について、売買が成立したのです。
仮に、その秋の小麦の価格が、中国の買い占めにより値上がりし、100g120円になっていたとすると、真弓農場は20円の損失を被ります。一方で掛布製パンは20円の収益をあげたことになるのです。
逆に世界中で大豊作になり、小麦価格が値下がりすれば、真弓農場は差益を得、掛布製パンは損失を被ります。
○オプション
まだ売買対象の商品がそこにないにも関わらず、先物売買が、物品・有価証券そのものを売買するのに対し、オプションは、その「売買の権利」のみを売買するものです。
真弓農場と掛布製パンの例でいうならば、掛布製パンは、この秋、真弓農場から100g100円で小麦を1トン購入する「権利だけ」を1万円で購入するのです。
いざ秋がきて、100gあたり120円になっていれば、掛布製パンは世の中で120円で売買されている商品を100円で購入できるということで大変「お得」なので、このオプション(=権利)を行使し、真弓に100円で売らせるのです。
一方、100g50円に値下がりしていた場合には、掛布は、真弓から買うより、どこかその辺の業者から市場価格で小麦を買った方が安いので、このオプションを放棄し真弓からは買う必要がありません。
どちらにしても、1万円分の費用負担が掛かるわけですが、掛布にとってこの支出はいわば保険料ですね(^^;)
真弓は辛い立場ですが、大きな値動きがなく、100g100円ですんなりと小麦が売却できるのだとすれば、1万円分多くもらえるという点で、メリットがないわけではありません。
最近話題の、ストップオプションは、このオプションの株バージョンですね。
○スワップ
スワップは、要するに「交換」という意味です。
「固定金利」と「変動金利」の交換(金利スワップ)。「円」と「ドル」の交換(通貨スワップ)などがあり、それぞれ、金利上昇や為替相場変動のリスクに備える意味から存在します。
こうした、金融派生商品は、現在では実に多様な商品・有価証券の売買の場に導入されており、本来リスク軽減の為に生まれた商品ですが、逆に投機資金が莫大な利益ををあげるために参入している現状もあるのです。
no.11 韮山 (04/05/29 14:56)
商品先物、悪いぞ。おれんちにも電話かかってきたが。
例えば、1千万を2千万にしてみせます。って会話。
法的に、上記契約は成立しないので、1千万が0円になっても、責任を問えない。
先物業者はそれを知ってて、金預かるんだよ。ノルマに従って。
絶対やめときな。
no.16 記入なし (04/05/30 15:37)