こんにちは。私はショップの販売員ではありませんが、以前繊維関係の問屋で働いていました。
内容は生地の企画や色決め、アパレルのお客様への生地プレゼンや最終的にはお客様に製品デザインの企画提案や、洋服という完成した製品での納品や今年の傾向などをアドバイスするなど、かなりやりがいのある仕事でした。
ただ人数も少なく、営業でありながら縫製工場のラインからのトラブル解決や製品用資材(生地、ボタンなどの付属ALLの手配と中国への船積み手配や輸出用資材の書類作成など・・)、一人でやる仕事の内容はかなり多岐にわたっていました。会社では若手のトップ営業マンという評価もありましたが、その才を買われて嫌な上司(人格的に問題あり、社内での管理職としての評価はとても低いが、いち営業としてはしっかりした顧客を持っているので営業成績は良い)の所に配属されました。そして反りが合わず対立を繰り返し結果、「うつ病」になりました。当初の休職期間は過ぎ、名目上は退職した形になってます。ただ病気がきちんと治り、元の残業もバリバリある状態での勤務が可能になったら再雇用というするという事を、会社からある時期までなら認めるという期限付きで了解もらっています。
しかし「うつ病」に関しては薬を始めとしてカウンリングも受け。週に一度はうつ病の方々と復職に向けてのグループディスカッションに参加したりしています。今はまだ体調が不安定で寝ている事も多いですが、たまに出掛けたりして洋服を見たりはしてます。
最低限のトレンドチェックはしているつもりです。
まぁ正直言って前の会社に復職するより、他のアパレル関係の会社に就職も考えたりしますが、
現実は病気の体調不が安定なので、完全な就職は難しい状況です。
アパレル関係は他の方がおっしゃる通り、華やかに見えても実は地味な仕事も多いし、給料は安いですし、労働状況も過酷です。そして繊維製品というのは産業形態として古い方なので、様々にPCを活用はしてますが、まだまだアナログな世界で感性やセンスを重視される点が多いのです。
基本的に洋服が好きでなければやり続けられない世界です。
仕事に対する情熱や洋服への思い入れとセンスを磨く努力がないと仕事で結果が出せません。
そして時間給で換算するとかなり時給は安いのが現実です。
そして好きな事を仕事にした上での妥協や葛藤や苦しみもあります。
上手くいけばかなり楽しいですが、苦しみも生む。単純に趣味として楽しんでいる方が「仕事は別分野にして、あくまでお金を稼ぐ手段」と割り切って考えられるし、気分にストレスが掛かったりしないかもしれません。洋服が趣味というか仕事のターゲットになってしまうのは確かです。
ただ、好きな事を仕事に出来る幸せというのはありますね。
辛くても耐えられるからです。
まぁ私の場合は人間関係から病気になったので、業界や仕事自体が嫌いになった訳ではありません。ただ今までは会社の中にいたので見えなかった事が、退職によって自分の会社の良くない所が明確にわかってしまいました。
例えば販売員になられるならノルマはありますし、どの業界でも一緒だと思いますが、何より自分がその会社の商品に惚れ込まなければなりません。そして何より接客や人と話すのが好きでなければなりません。基本はお客様に満足して頂き笑顔になって商品を買って頂く事ですし、それが自分の喜びですから・・。
パニック症状は確かにキツイですね。私もたまに何かのストレスで動悸が酷くなったり、手足が震えたりします。これは自分の意思では体の動きや反応を止められません。冷静な判断が出来なかったり、それから妙にイライラしてしまったり、不安感が出たりします。でもそういう状態でも仕事はしなければなりません。まぁ結局は周囲に解らない様にする事が出来れば良いのです。
話をまとめますが、ニートではないと思います。
親にも自分の症状を理解してもらう必要があります。
怠けているのではないし、やりたい事や夢もきちんとあるけど出来ないのです。
本当にやる気がないのではなく、病気からの症状に苦しんでられる訳ですから・・・。
ただ社会の「躁鬱病」に対しての認識はまだ低く、会社としてきちんとケアは出来てる所は少ないのが現実です。結局彼らの結論は病気だろうが、何だろうが仕事出来て、結果が出れば良いという考えも多いです。
「カラーコーディネイター」というのは色々な方が興味を持つ資格です。例えばPC関連の事務の仕事をしている普通のOLの人が、取ろうと専門講座にお金を払って通っていたりします。
しかし「色の仕事という事自体」はなく、色は様々な分野で常に関わりがありますが、いざ仕事に生かすとなると難しいとおっしゃる方も多いです。転職したいが、資格をどの業界で生かしていいのか解らないという方も多いですね。
ただ、ファッション業界では何とか武器になりますので、頑張ってトライしてみるのも良いと思います。パニックにならない自分のペースで講座には通える方法もあるはずです。
長文で誠に失礼致しました。すいませんm(_)m。
でも明けない夜もないし、止まない雨もありません。
人生は平坦な道ではありません、山と谷が必ずあります。
谷からは必ず、脱出出来ます。頑張って下さい。応援してます。
no.12 M (06/04/14 17:23)