Transparent lie

・・・とか書くわけないじゃないですか？
日曜の晴れやかな朝に。

てかそうでなくても。書きませんよ。
ほら、僕、紳士ですし。
クリーンなイメージ大切にしてるし。

あ、クリーンで思い出したんですけど、今日部屋の掃除をしたんですよ。
いや、普段からそんなには汚くしてないですけど。

春だし、晴れやかな気分で過ごしたいじゃないですか？。心機一転。
でアパートの窓をすっきりあけて、春の気配をかんじつつ、
ひたすら整理整頓していると

・・・とても懐かしいものがでてきました。
僕の書いた『絵本』でした。

中学校時代の夏休みの自由課題です。

僕の通っていた中学は、夏休みの宿題のなかに『自由課題』というものがあって、
統計でも絵画でも観察でも作文でもなんでもいいから
『自分の好きなことを一つだけやってきなさい。』
っていうちょっと面白い課題があって、

「絵を描くこと」と「文を書くこと」
この両方が好きな僕は『絵本』を書くことにしたんです。
（この趣味は十年以上たった今でもかわってないんですけどねw）

古びたページを捲っていくと
・・・・・・拙いけれど一生懸命なあの頃の僕の分身がいました。


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主人公は、
ドジでノロマで自分に自信のないゾウガメの『ｶﾒﾖｼ』

ｶﾒﾖｼは、そんな自分に嫌気がさして
長年すんでいた大草原を後にし、
大切な何かを探す旅にでかけるんです。

途中出会う様々な苦労や困難。
その苦難をのりこえ、ｶﾒﾖｼはある洞窟に辿り着きます。
狭くて暗い洞窟を進んでいくと、不思議な沸き水を湛えた泉が。

ｶﾒﾖｼがその泉に近付き、覗き込んでみると、
そこには一回り大人になったｶﾒﾖｼ自身の姿が映りました・・・。

『なんだ。探してた大切なものはここにあったんだ』
とｶﾒﾖｼは気付く・・・。

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というところで物語は終わってるんですが・・・・・


・・・コレ。明らかに狙ってるだろ。
なんていうかこう、くわしく説明できない方向性で。(大人の事情的)

・・・てか自分に自信がないわりには
『ゾウガメ』とか『大草原』とか。・・・どうなんだ。オイ。


こうなってくると定型文とも言える『ドジでノロマの亀』っていう
「ノロマ」すら狙いじゃねぇかと疑わしく思えてきますね。


…………思春期って重篤な病だよ。マジで。


や、いい！意味わかんない人は。そのままで。
むしろそのままのキミが好きだな。俺は。

あ、つい『俺』って打っちゃった。
爽やかさを強調にするため折角『僕』で統一してたのに。　ﾁｯ（舌打ち）

てかコレ削除対象？
いやアウトかセーフかでいったらｷﾞﾘｷﾞﾘセーフだろ？
心の綺麗な人には見えないから裸の王様的セーフ！
と横目でｽｽﾞｷｻﾄﾙさんに訴えつつ。

あ、ちなみにその次の年から自由課題で何故か絵本は禁止になりました。

理由は今だわかりません。
多分、僕みたいに『純粋』に絵と作文を楽しむ子ばかりでなく、
ただ単に『楽だから』という理由で絵本をえらぶ子がいたからだと思います。
悲しいことです。

というわけで断じて僕のせいで
廃止になったのではないと主張しつつ日記を終わりたいと思います。


・・・・結局、ﾀｲﾄﾙどおりじゃねぇかと。