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不信のときAuthor:伊藤 博文 ( Profile ) 心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。 〜聖パウロの言葉より〜 |
■ 2016/07/10 (日) スローガン |
@ 疾如風・・・はやきことかぜのごとく
徐如林・・・しずかなることはやしのごとく 侵掠如火・・・しんりゃくすることひのごとく 不動如山・・・うごかざることやまのごとし 戦国時代最強軍団と言われた、甲州武田軍団の総帥、信玄が自軍の旗印として好んで用いた孫子の兵法「軍争篇」に掲げられる妙言である。 孫子の兵法は軍略だけでなく人生全般に及ぶ教訓をも記述していたことから、武田信玄は研究・応用していたとされる。 「戦わずして勝つ」、「弱をもって強に勝つ」、「呉越同舟」、「始めは処女のごとく終わりは脱兎のごとし」、「急がば回れ」、などなど名言は数知れず。 この軍旗の意味するところは、動くべき機会と見たら荒野を吹き抜ける疾風のように行動し、静粛を必要とするときは林のように静まりかえる。そして攻めるときは烈火の勢いで襲い、自重を必要とする時は泰山のように微動だにしない落ち着きを示す。 一つの状態に固執することなく、静と動、正と奇の動きを状況に応じて変化自在に使い分けよということを示し、人生また然りと教えている。 まさに現代にも通じることですね。 A 敵を知り、己を知れば百戦危うからず これも中国古典の孫子の言葉から来ています。 そのまんまで乱暴な言い方をすると、 「ピカチューの弱点は地面タイプだ。 ならば、地面タイプの手持ちのポケモンを出そう」 ということ。 相手の弱点を知ればそこを攻め、 自分の特徴を知ればそこを生かすことで 負けることなどない、ということ。 これには続きがあります。 一緒に理解して覚えておかれるとよいです。 原文の書き下しを示します。 彼れを知り己れを知れば、百戦殆(あや)うからず。 彼れを知らずして己れを知れば、一勝一負す。 彼れを知らず己れを知らざれば、戦う毎に必ず殆(あや)うし。 意味は次のとおりです。 敵の事情を知り、わが力を的確に把握している者は、戦えば必ず勝つ。 敵情を知らず、ただ自軍の実情だけを把握して戦うときは、勝ったり負けたりである。 敵情を知らず、自軍の実力すら把握できないで戦いに臨む者は、戦うたびに、必ず滅亡の危機にさらされる。 |
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