さよなら

それは一匹の黒猫から始まった・・・

面接に向かう為に自宅を出て駅に向かう途中、黒猫が横切った・・・
「むむむ嫌な予感」
まさか!と思い、会社に向かい面接を受けた・・

案内されたのは小さな部屋だったが、お茶は出されなかった・・・これは歓迎されていない証拠である。

さてさて、人事の方と調理長との面接が始まり、終盤まで順調だった・・・「私はこれができます」とアピールした。しかし、料理長が私の経歴を見抜き意見を述べられ、折角のいい感じが台無しである。
「うちはすごいぞ!」「びっくりするぞ」「貴方では通用しない」と言われ私は縮まった・・・

ここが、人事と職人の面接の難しさである・・・人事の場合、自分を出さないといい印象を持たれないが、職人の場合は、黙って真面目で自分を出さないタイプがいい印象を持たれる。

ここがやり難い・・・

結局、その後二人で判断してから役員面談に入るのだ・・・

恐らく駄目かもしれない・・・